森川智之/塩沢兼人プライベート・コレクション

「三國志」(光栄シリーズ)ドラマレヴュー

担当:神無海


神無海が書いてくれたレヴューです。
塩沢兼人プライベート・コレクションのコレクションリストにあります。


[概要]「三国志」とは…

「三国志」とは…

三国志とは、元々は中国の三国時代の歴史の一部で、 実際に起こった事やあった事件が元となって構成されている物語「三国志演義」が、 今一般的に知られている三国志のお話である。
一応「三国志」の時代背景などお話ししておくと、三国志の時代は、 日本で言うと「魏志倭人伝」の前になる、つまり卑弥呼の時代とリンクするあたり…、 と考えればいいかもしれない。 この時代にはもう統一国家があり、分裂し、また再統一される途中に、 この三国志の時代があるのだ、中国は時代の最先端を突っ走っていた、 と言うのもうなずける。
しかしそうやって考えてみると遥か昔の物語、と言う感じだが、 この物語は今に語り継がれるだけの個性的なキャラクターが沢山出て来る。 ただ、アダナと本名が混ぜこぜなので聴き難いかもしれないが、 大抵は後ろに付いているのがアダナで、偉い人が親しい下の人を呼ぶ時はアダナ、 名前を呼ぶのは家族、など、それぞれの立場で使い分けられているはず。 そんなところでも人間関係をかいま見られるだろう。
また、このアダナは自分で勝手につけちゃうらしい。 日本で言う所の武家社会での元服後の名前、と言う感覚が近いかも……。 ただ日本では名付け親がいるもんなんだけどねぇ。

但し、このアダナ(字、あざなとも言う)と名であるが、 本来なら「劉備玄徳」や「諸葛亮孔明」のように、両方表記するような呼び方はしない。 「劉備」もしくは「劉玄徳」、「諸葛亮」もしくは「諸葛孔明」のように、 名前もしくはアダナのどちらかで呼ぶものなのである。
だが、光栄のシリーズは、終始、「劉備玄徳」「諸葛亮孔明」といった併記をしている。 これはたぶん、正確さよりもわかりやすさを優先してこうしているのだろう、 と信じている。

さて、光栄「三國志シリーズ」については、主人公は諸葛亮孔明、 と言い切っていいかもしれないと思えるほど、孔明の活躍が中心に据えられている。 「三国志演義」の方の主人公は間違いなく劉備玄徳なのだが、 物語的には孔明が主人公の方が描き易く、またメリハリも利いているので、 聞き易くもある、と言うのが印象だ。 第一部に関しては、登場主要人物それぞれの巻でその人物の紹介と、 その人物が背負っている過去などを書き込んで、 物語とリンクさせるのに苦労している部分が見えるが、 おおまかこんな人物がこんな考えで動いて来たから、こんな風になったのだな…、 と解る所が嬉しい。
どの人物をご贔屓にするか、なんて楽しみ方もあるかもしれない。 (私は勿論孔明がご贔屓だから、偏ってもご容赦を。)

ともあれ歴史大好きの方は、塩沢さん大好き、でなくても、 聞いてみると楽しいシリーズだと思う。


三國志一、諸葛亮孔明之巻 〜臥龍、天命を識る〜

[あらすじ]
後漢の時代、黄巾の乱以後国は乱れ、戦乱の世に突入する。 漢の皇帝の流れを汲む劉備玄徳は敗戦につぐ敗戦により、 逃げ込んだ国で客将の扱いで城を一つ任され、志はあるものの、 それを実現する為にはどうしたら良いのか思い悩みつつ暮していた。
その頃、有力武将の間に、臥龍(諸葛亮孔明)ありと噂された青年が居た。 彼は隆中の庵で配下に加えようと尋ねて来た曹操の誘いを断り、 畑を耕し、野に薬草を摘みながら暮していたが、 そこへ劉備玄徳が軍師になって欲しいと尋ねて来た事から、 孔明の人生が変っていく…。世に言う「三顧の礼」である。
劉備玄徳の想いに答えた天才軍師・諸葛亮孔明の初陣までをえがいている。

[レビュー]
ここからは塩沢さんオンリーの内容でお送りいたしまーす。
先ずは雰囲気、優しくて上品、 でも切れ者でちょっと冷めた飄々とした雰囲気をかもし出していますねぇ。 声の作りは青年らしく、でも冷静な感じ、でしょうか??
孔明様と言うと私は「三国志演義」の拾い読みから、 何処か呪術師的なイメージがあったのですが、この孔明様は一天才軍師、 一人間的な感じを受けました。(意外と情に熱かったり、決心が固かったりしてね) 人間ぽくって好きですねぇ、こういう孔明様!! 相変わらずの兼人節を聞かせてくださってます。 (ぼそぼそ喋るやつの事みたいですー)
で、何処ら辺が一番の聞き所か、と言いますと、全部ー!! 今回はたっぷり喋って下さってますー。 光栄さん感謝!!の一枚!!
ただ、歴史が好きでないと、あんまり面白くはないかもしれません。 そんな時は塩沢孔明様の活躍だけを聞いてみて下さい。 活躍してますよー。火攻め水攻め緻密な計算、 人間の心理も巻き込んだふっかーい洞察、 やっぱり軍師or参謀やらせたら右に出る者なし!!の雰囲気作りは天下一品!! (私が軍師or参謀好きだからかもしれないけど…)
まだ憂いを知らない、元気一杯、やる気満々の孔明様がこの中にいらっしゃいます。

孔明活躍度: ★★★★★

[おまけCD]
おまけCD満漢全席でーす。
冒頭に諸葛亮孔明の生涯が塩沢さんのナレーションで入っている。 (ナレーションも上手いんだなーこれが…)
今回は劉備玄徳役の古谷徹さんと、諸葛亮孔明役の塩沢兼人さん、 趙雲子龍役の草尾毅さんでしたが、草尾さんはほとんど聞き役、 古谷さんが塩沢さんに質問して、塩沢さんが答えながら、たまに草尾さんにら振る、 と言う感じでした。
教育論からあちこち飛んで役作りまで多彩な会話が飛び交ってましたよー。 「兼人節」と言ったのは古谷さん。ガンダムの話から、最近やったお仕事まで、 例えば三国志であれば誰の役をやりたかった??なんて質問も…。 皆さん仲がいいなーって感じの一枚でした。

三國志二、趙雲子龍之巻 〜孤虎、傾月に吼ゆ〜

[あらすじ]
シリーズ第一巻の続き、攻め込んだ敵(曹操軍)を孔明と子龍の活躍により、 火攻め水攻めの計略にはめつつも、城を失った劉備とその一団は、南に落ち延びる。 途中、劉備を慕う農民達を吸収しつつ落ち延びた為、 数に物を言わせて追いすがる曹操軍に隊列の後ろへと食いつかれてしまった。
逃げ惑い、パニックに陥る農民達の中に劉備の家族も居た。 援軍を請う為に劉備の元から孔明が離れる中、 孔明は残る子龍に劉備の家族の護衛を頼む。 後を託された子龍は劉備の家族を救う為、ただ一騎敵の中に切り込んで行く…。
子龍の性格、生い立ち、劉備に仕えた経緯などまでを含め描いている。

[レビュー]
毎度おなじみ、塩沢さんオンリー内容で…と言いたい所ですが、 あまり活躍していらっしゃいませーん…シクシク…。 援軍を要請しに行っちゃったきり帰って来てくれないの。かっ…悲しい。 レビューなんだから、何か書かなくちゃいけないのでしょうが、 書くほど喋ってくださってはいないので…。孔明様レビューはここまで。
代わりに子龍レビュー。
性格が真面目なのがあまり好きではないのですが、 旦那にするなら、結構いい線行ってるキャラクタターです。 家族も大事、仕事も大事、家庭を持ったら絶対におざなりにはしない、 という感じでしょうか。
子龍のイメージと言うと、私は、ベビーシッター、と思っちゃうんですねー。 何しろ劉備の子供を二度も助けていますし、子供好きみたいですし(暗い過去のせい??)、 正々堂々、曲がった事は大嫌い、と思いきや山賊なんかしてたりした過去もあったり、 で、ちょっと面白い人です。(おやぶーんって呼ばれていたりした過去が…)
仕える大将を次々と変えた理由も性格から考えて、なるほどなー、 ととっても解り易い人。 動きが読めるので意外性はないのですが、次の動きが読める分使い易い人なのかも。 (たまーにキレちゃう事もあるみたいですけど…) 年齢不詳な人ですが、孔明とは何か通じる所があるらしく、 いざと言う時は孔明が好んで助力に求める人材です。 3武将の中では一番年齢が近い、と言うのが多用される理由なのかしら? それともなければ単純行動派なので使い易かった?? でも劉備への忠誠心、なんかを考えるとそれもあるのかな?? ちょっと孔明様に聞いてみたいですねぇ。

孔明活躍度: ★

[おまけCD]
おまけCD満漢全席第2巻でーす。
冒頭は趙雲子龍の生涯が草尾さんのナレーションで入っています。 今回も前回に引き続きのお三方ですが、 趙雲子龍役の草尾さんに突っ込み半分で先輩方が色々と聞いている、といった内容。 どういった役者になりたいか、などから、 当時オンエアー中の「ドラゴンボール」の現場の話を含めた草尾さんの仕事場での顔、 など色々と覗けます。後ろの方では好みのタイプなども出て来ますよ。 先輩に突っ込まれてしどろもどろの所もまた聞き所、かも。
年下の仲間に対する、可愛いけどいじめちゃえー、と言う感じが微笑ましい一枚。

三國志三、曹操孟徳之巻 〜鳳舞、闇世を貫く〜

[あらすじ]
第2巻より少し話が飛び、曹操がまだ都に居た頃の話から始まる。
世が乱れ始めた頃、 幼い帝を担ぎ思うがままに実権を振う逆臣・董卓を征伐しようと企んだ曹操は、 董卓暗殺を仕損じ都を逃げ出した。 曹操の反逆に怒った董卓の命令で各関所に触書が回り、 曹操は陳宮公台の管轄の関所で身柄を拘束されるにいたった。
が、しかし、県令であった公台の質問に、 国を思うが為、帝を思うが為だと答える曹操を、公台は逃がす決意をする。 二人での逃避行の途中立ち寄った曹操の父の義兄弟の所で、 曹操は誤解をして家人を殺してしまう。 再び逃げ出す二人の前に父の義兄弟が戻って来るが、 曹操はこの老人おも手にかけた事から、公台はとても曹操にはついて行けない、 と曹操の元を去り、曹操は自分の故郷に戻り、董卓討伐の為の準備に入った。
曹操が董卓を破り丞相の地位を確保し劉備と対峙するまでを描いている。

[レビュー]
ここからは毎度おなじみ塩沢さんオンリーで…と言いたい所ですが、 今回は出番なし。全くお声すら聞けません。
仕方がないので、曹操のレビューです。
曹操は猪突猛進の一方でとっても用心深く、人を殺すのも自分の大儀の為、 と割り切っちゃった、ある意味自分の欲望に忠実な人、と言うイメージがあります。 ドロドロとしているはずの計略戦などでは勝手にお間抜けな事をしてピンチに陥ったり、 色々やってくれるので楽しいですよ。
また、人を信じない所があるので、裏切りにはとっても敏感な反面、 裏切りをしたように見せかけられると、 それが計略のなせる技と思わずにさっさと計略に乗ってくれちゃったりします。
ここ、結構ポイントかもしれません。 曹操を倒すには、時間はかかるけど重要人物を一人一人計略により裏切った、 と思わせれば、勝手に自滅してくれるタイプなのかもしれません。 簡単でいいですよねぇ、自分で自分の部下を殺して行ってくれるんですからね。 その内だーれもいなくなっちゃったりして…。
曹操は中国では有名な悪役の一人だとか。確かにそんな所もありますが、 私そんなに嫌いじゃありません。(凄い好きではないですけどねぇ) 人を信じない彼の性格が何処から来たのか、ちょっと興味もありますが、 ここら辺りは描かれてはおりません。 嫌いな方は彼のお間抜けぶりを楽しんでみて下さい。

孔明活躍度: ゼロ〜

[おまけCD]
おまけCD満漢全席でーす。
冒頭に曹操猛徳の生涯が銀河さんのナレーションで入っている。 年齢的に苦労していらっしゃったみたいなお話や、声の質のお話など、 声優さん同士楽しそうです。 曹操の人間性や、権力を持ち変わっていった曹操の内面の話などもしていたり、 結構今回のお話に即した会話がとんでいました。 ちょこっとお酒の話なども…塩沢さんはあかちょうちんが似合うとか…。 今回から「勝負シリーズ」がはじまりましたー。突然しりとりされてます。 銀河さんの最近のお仕事は洋画が多い、とかのお話も少ししていらっしゃいました。 (但し当時のお話ですので、お間違えなくー)
最期に塩沢さんのナレーションで第四巻の予告が入ってまーす。

三國志四、諸葛亮孔明之巻II 〜飛龍、翠風を呼ぶ〜

[あらすじ]
いよいよ名高き「赤壁の戦い」に突入。
曹操軍に追われ長江流域まで撤退した劉備軍、 強力な水軍を持ち地理にも詳しい孫権軍との同盟を結び、 共に曹操軍と戦うように、との説得のため、孔明は一人孫権の待つ江東の地へ赴く。 曹操の大軍勢に恐れをなした文官は降伏を唱え、曹操恐るるに足らず、 と唱える武官との間に板挟みとなった孫権は、 孔明の説得に開戦に傾いたが、未だ決心が固まらない。
兄が、困った時は周瑜に聞けとつねづね言っていた事を思い出した孫権は、 急ぎ周瑜を呼び、考えを聞こうとする。開戦決定後、孔明を危険と判断した周瑜が、 孔明を落とし入れようと難問を繰り出す中、 一人同盟国とはいえ命の危険を抱えた場所での、孔明の活躍が始まる。

[レビュー]
毎度おなじみ、ここからは塩沢さんオンリー内容でお送りいたしまーす。
大活躍の孔明様、嬉しいです!! ただ、最初の方に気になる部分があったと言えばあったんですよねぇ。 文官との間での論争部分、言い争いにしか聞こえませんでした〜。 言い争いが似合うお声ではないものでー、も少し考えてほしかったかも、残念。 その他の部分では孔明様大活躍、なのは間違いないですねぇー、 三巻で登場が無かった分、凄い勢いで喋りまくってました。
この巻では孔明様ちょっと呪術的色合いが濃くなってしまっています。 まるでマジシャンかシャーマンか??って感じですね。 また、この巻では劉備がちょっと可愛いです。 孔明が側にいないので少し心細げで、 孔明様に会えば「危ないから一緒にかえろーよー」的な事を言ったりしちゃって…、 あっさり孔明様に「私は大丈夫」と断られたりしています。 やっぱり孔明様が居ないとダメなのね、って感じ。
周瑜と孔明様の駆け引きも見所の…いえ聞き所の一つ、 あっさり逃げられてきっと地団駄踏んだ事でしょう。
「三国志」の中でも特に有名な聞き所、見事な孔明様の活躍をお聞きくださーい。

孔明活躍度: ★★★★★

[おまけCD]
おまけCD満漢全席第4巻でーす。
冒頭は塩沢さんが孔明を演じる上で苦労した所や、 塩沢さんなりの孔明の人物評が入っています。 はじめ、孔明で喋る!!と言っていたのに3分と持ちません、 やっぱり役になりきってのフリートークには無理があるみたいですね。
今回のお相手はお馴染み劉備の古谷さん、曹操の銀河さん、と孔明の塩沢さんです。 孔明が嫌な奴にならないように苦労したお話や、 りきみの無い台詞回しの妙などを誉められつつ、楽しい会話に華がさいています。
今回の勝負はなんと「野球拳」さーて負けたのは誰でしょう??

三國志五、関羽雲長之巻 〜武神・千里を翔ける〜

[あらすじ]
第4巻から時間は戻り、西暦199年春、曹操の暗殺事件が発覚、 一味に加わっていた劉備玄徳も曹操の猛攻撃に遭い、 見方の生死のほども判らなくなるほどの大打撃を与えられる。 劉備の二人の妻を預けられた関羽は、劉備生死不明の報告に愕然としながらも、 二人の夫人を守るべく奮闘するが、曹操の計略にはまり窮地に陥る。 曹操の降伏勧告を、関羽は一度は拒否するものの、 劉備の二人の夫人を守る事が使命であるとの説得に、 条件を付けた上で曹操に膝を屈する事になった。
関羽を配下に加えたいと願っていた曹操は、関羽に対し破格の扱いをするが、 関羽は金銀・美女などには目もくれず、ただ一つだけ曹操に贈られた馬を喜んだ。 理由を尋ねる曹操に関羽は、名馬であると言うこの馬は、 きっと玄徳が居る場所へ駆けつける時に役に立ってくれるだろうからだ、 と答えた。
戦場で離れ離れになった関羽と玄徳が再びともにある為に、 関羽が様々な困難を切り抜け、 玄徳の元に戻るまで〜赤壁の戦いの終盤に続く流れを描く。

[レビュー]
毎度おなじみ、ここからは塩沢さんオンリー内容で…と言いたい所が、 またまたあんまり出番がないんですー。最後の方にちょろちょろっと御出演、 関羽の性格を見抜いた上で、関羽に義理を返すチャンスを与えています。 でも、この回の孔明様、ちょびっと意地悪で優しい所を見せています。
と、こんな所で後は関羽レビューに移りまーす。
私的にはあまり関羽雲長と言う人物、好きなタイプではないんですねー。 破格の扱いをしたにも関わらず振られちゃった曹操は、 きっと青筋立ててぐっと我慢していたと思いますよー。(可愛そうに…) 忠誠を誓ったら一直線、まるで中世の騎士の様、と言うとかっこいいのですが、 ちょっと私的には暑苦しい、苦手なタイプ。 でも中国では神様にまでなっちゃっている忠義の士、 それはそれで凄いのかもしれません、 もしくは、不幸な結末を迎えた方は、日本に限らず中国でも祭っちゃうのかな? (祟られたら怖そうですしね…)
豪快な関羽の活躍を楽しめる一枚になっています。

孔明活躍度: ★

[おまけCD]
おまけCD満漢全席第5巻でーす。
冒頭は関羽雲長の生涯が、堀さんのナレーションで入っています。
今回は塩沢さんがインタビュアー的な事をちょこちょことなさりつつ、 古谷さん、塩沢さん、堀さんが同学年である事が判明!! 堀さんが礼儀正しいとか、パソコンを始めたとか、凝り性であるとか、 楽しい同窓会の雰囲気。
対決は「自慢」対決、堀さんが車で事故った話をすれば、塩沢さんが水泳の話を…。 役者としてのお話などもあり、 役者さんっていいなぁーと思っちゃったり出来るかも。
最後に第6巻の予告入り(速水さんのナレーションです、 ちょっとナルちゃん入り気味…)

三國志六、周瑜公瑾之巻 〜稀玉、壁水に耀く〜

[あらすじ]
時は少し遡り、孫権の兄孫策が呉を建国する前の話から始まる。 孫策旗揚げに際し、合流した周瑜は、 己が知略を駆使し義兄弟である孫策を助け次々と戦に勝ち、呉の国を手に入れる。 しかし周瑜が国を離れ国境の警備に付いていた時、 孫策は逆恨みに合い、あえなく毒矢で命を奪われてしまう。
後に残された孫策の弟、孫権を頼むと言われた周瑜は、 兄の遺言を守り孫権を盛り立てて行く。 赤壁で曹操に大勝した後、劉備の妻の死に際し、 後妻に孫権の妹仁姫との縁組に周瑜は策を立て、 それを退ける為に孔明もまた策を立て、劉備を守り切った。
周瑜公瑾の短い生涯を描く。

[レビュー]
毎度おなじみ、ここからは塩沢さんオンリー内容でお送りいたしまーす。
またもや火花バチバチの、周瑜と孔明様の作戦練りっこが見られます。 出演的にはあまり沢山は喋ってはいらっしゃらないのですが、 後半は孔明様の影が幽霊の様にまとわり付く、不思議な一枚です。 縁組によって周瑜・孔明の双方が立てた策というのは、 大まかに言っちゃえば周瑜のは美人局計画、孔明様はその策に対し、 まるで未来を見通す様に作戦を練りやっつけちゃいます。 美人局作戦の打破に渡した3つの袋には、何が書かれた紙が入っていたのでしょう?? ちょっと興味ありますよね。(読み上げてくれればよかったのにー)
ついでに言うと、この回で周瑜は亡くなってしまうのですが、 そのタイミングの良さったら、まさか孔明様呪い殺してやいないでしょうねー??、 と疑いたくなるほど。(ちゃんと最後にはその疑惑??解決してますけどね)
だんだんと人間離れして行く様な???孔明様がお楽しみの一枚です。

孔明活躍度: ★★

[おまけCD]
おまけCD満漢全席第6巻でーす。
冒頭は周瑜公瑾の生涯が、速水さんのナレーションで入っています。
周瑜公瑾と孔明様がある意味似ているとか、わりと人物評が多いのは、 どうも速水さんが三国志を読み込んでいらっしゃるからの様です。 ストイックな役柄をやる時にはベルトをちょっとだけきつく締めるんだ、 と速水さんが言うと、古谷さんがマゾ扱いしちゃったりして、 結構笑えたりします。
普通に話しているのに周瑜公瑾に聞こえちゃう声にちょっとびっくり、 塩沢さんも古谷さんも役作りしての声と普通のお話の時の声は違うのに、 いつもあの声なんだー。
恒例の対決はしりとり、色々出てきてこれも笑えます。 和気藹々と飲みに行く約束をして終了となりました。

三國志七、呂布奉先之巻 〜狼将、暁に彷徨う〜

[あらすじ]
後漢末期、国は乱れ戦乱へ突入して行く中、 はじめにその頭角を現したのは西涼の董卓だった。 洛陽の都で宮中の宦官と武将達の間で争いが起こる中、 董卓はその期に乗じて都を手に入れ、 己が望むままに皇帝すらもその座から引きずり降ろそうとしていた。
そんな中、董卓の横暴許すまじと立ち上がって声を上げたのは、 丁原健陽とその養子である呂布奉先の親子であった。 董卓は呂布奉先の立派な武者ぶりに、ぜひ呂布を配下に加えたいと策を練る。 董卓の名馬を与えると言う策にまんまと乗った呂布は、 義父を手にかけ董卓の元にはせ参じた。
呂布を手に入れた董卓はさらに力を付け、皇帝を排し権力を一手にし、 都で暴虐の限りを尽くした。その様を嘆いた王允子師は養女の貂蝉を使い、 呂布と董卓との硬い主従関係を壊す策を練った。
呂布奉先の野望を孕んだ生涯を書く。

[レビュー]
毎度おなじみ、ここからは塩沢さんオンリーの内容でお送りいたしまーす。 と言いたい所が、孔明様一言もしゃべっていらっしゃいません。
と言う事で呂布奉先のレビュー。
三国志には珍しく恋愛物っぽい作りをしている一枚です。 人間関係的には多少入り組んでいるものの、恋愛物として聞いてみれば中々の出来。 なんたって一人の女性を主従で奪い合った挙句、主人を殺して手に入れた彼女を、 最後の最後まで守り抜いた事に関しては呂布奉先、良い男にも見えなくもないのです。 戦乱の中でなければ、決して結び付かなかった二人でしょう、 策略でしか結び付く事は無かったでしょうが、 最後はきっと心が通じ合っていたのだと信じたい感じなのです。
中国では呂布奉先は主人を2度も裏切る悪役です(殺しちゃったのね)。 でも、呂布奉先はどうやら遊牧の民、つまりモンゴル辺りの騎馬民族の様なので、 中国の人には考え方や行動原理が判り難かったのかもしれません。 日本人だって元が日本に攻めて来た時、 こちらが「やぁやぁわれこそは〜」なんて名乗りを上げているのに、 いきなり攻撃して来るもんで、「なんて礼儀知らずな!」!って怒ったわけですものね。 文化が違えば戦い方も考え方もちがうもんなんですよね。
だから私はこの人あまり嫌いなタイプではないんですよ。 単純で、惚れっぽくて、大きな図体してすぐに人に絡め取られて、 朱に交われば真っ赤になっちゃう人、 惚れた女性には喉掻き切られてもいいと考える様な人。 彼はきっと枠に嵌らない自由奔放な人間的な人だった、 と思わせてくれる出来になっています。

孔明活躍度: ゼロ〜

[おまけCD]
おまけCD満漢全席第7巻でーす。
冒頭は橋本さんのナレーションで、呂布奉先の生涯が入っています。
始めの方は橋本さんのお髭の話で盛り上がりつつ、 年の話や演じる役によって声を変えるか変えないかなどの話が中心。 またまた、ここでもお三方は同学年なんだそうで、 この年齢の方が三国志には多く出ていらっしゃるのかな??と言う感じです。
恒例の対決はまたまた連想ゲーム、 ちょっと塩沢孔明様はやりたくなさそ〜な感じに聞こえました。
後半は三国志にからめて今後やりたい役のお話、 橋本さんは三枚目が演じてみたいそうで、いかにそんな面もあるんだよー、 とマネージャーさんに知らせるか、と言う話題で盛り上がっていました。

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