塩沢兼人プライベート・コレクション

アニメーションレヴュー(ら行)

担当:マオ

(2001/1/28現在)


■「らんま1/2 中国寝崑崙(ネコンロン)大決戦!掟破りの激闘編」

「らんま1/2 中国寝崑崙(ネコンロン)大決戦!掟破りの激闘編」(1991年作品)
高橋留美子原作の人気シリーズの劇場版。
この間のうる星やつら同様、ゲスト出演って下手なメインより出演多いかな? ストーリー的にも(そんなに見てないけど)らんまは好きだし、と思い、GET。再生…

水をかぶると女になり、お湯をかぶると男にもどる乱馬。 なにが見ててややこしいって、登場するキャラの多くが同様に変身すること。 乱馬の父玄馬はパンダ、 乱馬のライバルであかねに思いを寄せる良牙(りょうが)は黒ブタ、 乱馬に思いを寄せ付きまとうシャンプーは猫。 など、らんまなんかどちらも一応人間なだけましなくらいの大騒ぎの上、 劇場版ということもあってか、冒頭は意味不明なほどキャラクターが出演する。
とりあえず細かいキャラはほっといて(知らないのも多いため)、 塩沢さんは完全無欠格闘技、七福道人流家元、キリン役。 右手に箸、左手にたくわんが載った山盛りのどんぶりめしを持って登場。 乱馬の拳を箸でつかむとは…武器だったのね。
クール系の声の中国美形、寂しげな表情も素敵です。 ギャグキャラだーと思ったのもつかの間、結構まとも(らんまにしては!?)だし。 でも食生活が漬物とご飯だけってのは…確かに切ない。
しかし自分の花嫁にと、女を力ずくで奪おうとする役って多いよね。 また似合うから、うーん…かっこいい。

声の出演
乱馬(男): 山口勝平
らんま(女): 林原めぐみ
あかね: 日高のり子
キリン: 塩沢兼人
ライチ: 玉川紗巳子
原作: 高橋留美子
監督: 井内秀治
脚本・原案: 柳川茂
作画監督: 中島敦子
製作: キティフィルム/ポニーキャニオン(1991)(75分)
ストーリー
呪泉郷の呪いにより、 水をかぶると女にお湯をかぶると男になってしまう乱馬(父はパンダ)は、 あかねの許婚として、天道家で暮らしていた。
素直になれない乱馬とあかねの恋はちっとも進展しないのに、 ある日あかねの祖父・八宝斉に「だまされた」と言う象使いの少女ライチが現れて、 投げつけた巻物をあかねが拾ってしまい、 そのために七福道人流家元キリンに花嫁と間違われ、乱馬もキリンにやぶれ、 あっさりあかねをさらわれてしまう。 シャンプーたちとともに中国・寝崑崙へとあかねの救出にむかうが…。

■「ルパン三世〜風魔一族の陰謀〜」

「ルパン三世〜風魔一族の陰謀〜」(1987年作品)
モンキーパンチ原作。おなじみのルパン三世シリーズ。
でもこんなのあったの?と思うほどメインキャストが全員違います。
ルパン三世 = 山田康雄(又は栗田寛一) → 古川登志夫
次元大介 = 小林清志 → 銀河万丈
峰不二子 = 増山江威子 → 小山茉美
石川五右エ門 = 井上真樹夫 → 塩沢兼人
なんと、塩沢さんは五右エ門役。メインでは有るが、また無口役か…でも見てみたい! ルパン三世ならストーリー的に大ハズレの可能性も少ないし、 といろいろな思いを巡らしながら結局入手。再生…。

ところが裏切られた。塩沢=五右エ門がほとんど主人公。 しかも冒頭は、五右エ門の結婚式(!!)から始まります。 お相手はからくり細工一族の末裔、むらさき殿。 うっそ〜ん。と思ったら、あ、さらわれた。
うーんカリオストロの城、五右エ門ヴァージョンって感じかな? でも二番煎じにならないところがGood! 画も同じイメージだし。(但し私個人としては不二子はこっちの作品のほうが好み)
ただ、長年の人気作だからか、やはり皆さんそれぞれに、 キャラのイメージがあまりかけ離れていないように工夫されているようだけど、 うっかり目を離すと「あ、今誰しゃべったの」と思ったりするのも事実(笑)。 賛否両論あるでしょうね。 ルパンの活躍が少ないことも、恋する五右エ門に対しても。(爆)
塩沢=五右エ門の出番はとにかく多い。 渋い系の声が斬鉄剣の切れ味に似てかっこいい〜。 むらさき殿もクラリスとは正反対のタイプで可憐というより元気! ふたりのかけ合いは最高です。

声の出演
ルパン三世: 古川登志夫
次元大介: 銀河万丈
峰不二子: 小山茉美
石川五右エ門: 塩沢兼人
銭形警部: 加藤精三
原作: モンキーパンチ
監督: 大関雅幸
脚本: 内藤誠
作画監督: 友永和秀
販売: 東宝ビデオ(1987年73分)
ストーリー
五右エ門の結婚式に呼ばれたルパン達。 だが婚礼の最中に乱入した族に、花嫁方に家宝として代々伝わる壷を奪われそうになる。 ルパン達の機転により取り返したものの、その隙に花嫁をさらわれてしまう。 引き換えに壷を渡せと迫る風魔一族。 だが義祖父は「壷は渡せん。孫は諦めてくれ」と五右エ門に告げるのであった。
花嫁奪還と謎の財宝をめぐってルパンの頭脳が冴える!

■「LEGEND OF BASARA」

「LEGEND OF BASARA」(1998年)
田村由美原作の少年コミックのTVシリーズ(全13話)。 コミックの序章5冊分をアニメ化。
パッケージを見た時から揚羽に心奪われていたんだけど、 全13巻(しかも1本30分)はちと財布が…と思っていたのにある日、 つい3巻まで手に入れてしまったら、次の日には全巻抱えていた。 さらにあんまりにも面白かったので原作も全部読んでしまったくらい。 (原作は外伝をあわせて、27巻までみたい)
ストーリー自体は、兄の代わりに革命家の運命を背負わされた少女の愛と友情の物語、 って一見王道っぽいんだけど、 結構こういう革命ものにありがちな「絶対悪」が存在しないので(赤の王、朱理だしね)、 憎しみも愛も「強く思う」ということでは同じなんだなとか、 理想や正義のその過程の「ズレ」についても考えさせられることも多く、面白い。
塩沢さんは砂漠の青い貴族、揚羽役。 顔の広い情報屋でまたの名を帰蝶(きちょう)といい、 マダム・バタフライ一座の女形(オカマではありません。あくまで女形)。 そして更紗が12の時に赤の王に殺されかけていた時、その左目を代償に救い出した男。 剣で目を潰されても、うめき声ひとつ上げず毅然と立つお姿は見事で素敵です。
見どころ自体は結構多い(登場人物も多い)けど、なんと言っても一番は、 互いに宿敵と知らずに惹かれあう更紗と赤の王、朱理の恋! 原作もおすすめです(つーか、更紗と朱理の恋の行方は原作を読まないと分からない)。 「歴史に選ばれて歴史に捨てられてゆく、塵芥のようで、 そんな見事な生き方」をする揚羽をもっと見たかったけど、 単純計算で(13話÷5巻)×27巻=約70話。…無理よね。いろんな意味で。

声の出演
更紗: 木村亜希子
朱理: 井上和彦
揚羽: 塩沢兼人
ナギ: 速水奨
角じい: 玄田哲章
更紗の父(白虎の村の長): 立木文彦
四道: 小杉十郎太
ハヤト: 結城比呂
原作: 田村由美(小学館/別冊少女コミック)
アニメーションキャラクターデザイン: 清水恵蔵
監督: 高本宣弘
製作: ケイエスエス(各30分/全13話)
ストーリー
タタラは生まれた時に予言者ナギに「長じてのち人民を率いて革命を起こし、 王を倒して理想郷を作る、運命の少年」といわれ、 白虎の村の人から期待を寄せられて育った。 双子の妹「更紗」は自分を顔だけ同じのおまけの存在と思いながらも、 自分の出来ることで村を愛しながら暮らしていた。
しかしある日、予言を忌まわしく思った赤の王が白虎の村に攻め入り、 タタラと父を殺し、村を焼き放った。更紗は自らの髪を切りタタラと名乗って、 兄の代わりに赤の王を打つ為に革命の渦の中へ身を投じるのであった。

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