森川智之プライベート・コレクション

「アニメーションフィルムフェスティバル'98」


Animation Film Festival '98 (東京会場)
日時: 1998年4月29日(水・祝) 12:45〜19:20
場所: 東京・杉並公会堂
主催: アニメイト
総合司会: 森川智之・檜山修之、アシスタントに高梨みわ
ゲスト: 伊東岳彦(「OUTLAW STAR」原作者)・川澄綾子

全国5か所で開催するイベントの初日。 この後は、5/3(日)名古屋、5/4(月・祝)大阪、5/9(土)福岡、5/17(日)札幌。
それらの司会を、森川・檜山コンビに依頼するアニメイトも偉い(爆笑)。 ゲストは、各地によって違う模様。

タイムテーブルは記録していたわけではないので、「だいたい」です。 休憩時間が、1回目と2回目は20分、3回目が15分だったことと、 檜山さんが登場してからトークの時間が長くなったことだけは確か。(笑)
プレゼントのアイテムと人数は、これまた記憶だけなので、間違っていたらごめん。 上映作品の話数は、覚えているものだけです。

第1部 12:45〜14:00

12:45きっかりに、ステージ上に森川智之登場。あれ、ひとり?
森川さんの本日の衣装は、黒の光沢のあるパンツ(いつものかな)、黒い靴、 クリーム色に茶色のグラデーション柄(説明が難しい)の幅広な縦ストライプの、 シャツというかジャケットというか。前はとめている。 その下はたぶん黒のタンクトップ。髪はまだ切ってない(うれしい)。 それに、眼鏡。

「相方のお侍さん、檜山修之は、現在都内某所でアフレコの最中です。 終わったら駆けつけます、とのことです」
「昨夜、檜山に電話して何かメッセージがあるか、と聞いたら、 『帰らずに待っとれ』と言っていました」
今回のイベントの説明(各社が持ち寄ったアニメを上映、それを元にしたクイズ、 など)をするけれど、なんとなく間持ちが悪い(笑)。 たぶん、「進めなければいけない」という責任感と、 「暴走しても誰も軌道修正してくれない」という不安感から、 言葉のすべりが悪いのではないか、と。(爆)

○「少女革命ウテナ」(第37話)の説明と上映。

最後に「TRIGUN」のオープニングが出てしまう、というアクシデントがあった後、 森川さん登場。やっぱりトークの間持ちが悪い。がんばれー。

○「TRIGUN」の説明と上映。

抽選会の机とともに、森川さん登場。 「ひとりではぐだぐだになってしまうので」と前置きして、高梨みわを呼ぶ。 高梨みわは、アニメイトのテレビCMに出ている子で、 Weissのチョイ役で声優の仕事も始めたらしい。
「Weiss」と聞いて、 「こないだ子安に『Weissに入れてよ、俺と檜山』と言ったけど相手にされなかった」。 さらに「緑川光に『E.M.U.に入れてよ、俺と檜山』と言ったら鼻で笑われた」と言うが、 みわちゃんはどう答えたらいいのかとまどっている様子。(苦笑)
彼女に手伝ってもらって、第1回の抽選会開始。 景品は、「ウテナ」のポスター(5名)、「吸血姫美夕」のポスター(5名)、 「ウテナ」のCDアルバム(2名)。
抽選会終了後、あっさり休憩に突入。

第2部 14:20〜15:40

高梨みわは抽選会だけのアシスタントらしく、他のコーナーは森川さんひとり。
「さきほど檜山に連絡したら、現在新宿を通過中だそうです」
もう少しがんばってね、森川さん。(笑)

○「万能文化猫娘」(第9話)の説明と上映。

ヌクヌク役の林原めぐみのことを、「とても世話になっている」と紹介。
檜山さん、まだ着かないのかな。

○「網魎遊撃隊GEOBREEDERS」の説明と上映。

森川さんとみわちゃん登場。 ちょっとトークの後、スタッフが、抽選会用の机を持って来る。 スタッフのひとりが…あの髪とその上のサングラスは?
というわけで、机とともに、檜山修之登場。 黒のスボン、黒い靴、黒いコート(にしか見えなかった。ジャケットというには丈が長い)。 深い青のシャツ、裾は外に出している。シルバーに見える、細かい柄の幅広のネクタイ。 髪形は相変わらず、その上にサングラスが乗っている。

高梨みわと檜山修之の初対面の挨拶(舞台の上でやるなよ)の後、抽選会。 檜山さんの登場で、場持ちが全然違う(笑)。 段取りがわかっていないながらも、うまく場をまとめながら進行させる檜山さん。 森川さんも、ようやくいつもの調子が出て来たらしく、 ぼちぼちと爆笑トークが聞けるようになる。
抽選会の景品は、「万猫」のポスター(3名)、「ジオブリ」のポスター(5名)、 「万猫」のCDアルバム(2名)。

抽選会終了後、「せっかく檜山が来たんだから、ちょっと3人でトークしよう」。
檜山さんの本日のアフレコは、「頭文字(イニシャル)D」。
檜山「そういえば、今日、Weissのメンバーと一緒だったよ。子安だろ、三木だろ、関。 これで結城比呂がいればWeissだな、と思った」
森川「じゃ、お前が半ズボン履けばよかったのに」
檜山「履かねーよ」
変なテンションでボケまくる森川さんに、律儀につっこむ檜山さん。 檜山さんは、今日も元気(笑)。いつもの熱血絶叫系のツッコミに、みわちゃん、 「檜山さん、こわい」。思わずたじろぐ檜山さん。(爆笑)
森川「俺たち、声優の中じゃいちばん怖いよ」
檜山「ホントかよ」
森川「うん。スタジオじゃみんな、普通に接してるけどね。外に出るとね」
森川「こんなのが外にいたら、怖いよな。こいつなんか、車とけんかしてるし」
檜山「お前の前ではやったことないぞ」
森川「やっぱりやってるのか」

みわちゃん、タジタジで会話に入れないのかと思ったら、あにはからんや。 いきなり会場に「すみません」と謝る。絶句する森川・檜山のふたり。
檜山「なんだそれ。謝られちゃったよ」
みわ「台本にちゃんと書いてあるんです」
森川「どれ? どこに?」(台本を見る)
みわ「ほら、ここに」
檜山「よく行間を読む、っていうけど、これはすごいね」
みわ「私の台本には書いてありました」
檜山「なんだか、森川がふたりいるみたいだ」

引っ込むときの檜山さんのひと言、「さーて、台本読むかな」。

第3部 16:00〜17:25

森川・檜山コンビ登場。これが本来の姿なのね。

○「時空転抄ナスカ」(第1話)の説明と上映。

森川「これには、俺も出てるんだ。古代の、いちばん悪いやつで」
檜山「これから上映する第1話には、俺、出てるんだよ」
森川「これからそれをやるのか?」(ちゃんと台本読めよ)
檜山「そう」
檜山さんの役は、子安武人演じる館某が剣道の先生で、試合に出るんだけど、 その決勝戦の相手の役。最初優勢だけど、子安が戦士ヤワルになって抜き胴を決め、 胴がまっぷたつに割れて、肋骨を4本折る大怪我をする。
という話だったのだけれど、この「西脇五段」は叫び声のみ。実際には、 競技場の場内アナウンスのほうが、ずっと台詞も多いし檜山さんだとよくわかる。 エンディングクレジットには、「アナウンス 檜山修之」。やっぱり。

上映後、「ナスカ」が古代と現代がオーバーラップした話なので「前世」の話題に。
森川「俺、前は王子だったんだ」
檜山「前って?」
森川「昔。生まれる前」
檜山「それって、前世ってことか?」
森川「うん。中世の王子でね、白馬に乗ってた」
檜山「…」(すっすっすっと3歩後ずさる)
森川「白馬に乗ってね、花畑にいるんだ」
檜山「森川、大丈夫か?」
森川「この時間、俺、駄目なんだよ」

森川「昨夜、帰ったの、3時だったんだ。タクシーつかまらなくてさ、歩いて帰った」
檜山「それまで何やってたんだよ」
森川「飲んでた」
檜山「お前、昨日電話で話したとき、 『今日は飲みに行かない、帰って明日のビデオ見る』って言ってたじゃないか」
森川「だから、朝、見たんだよ。『おはスタ』なんかも見ちゃって」

○「星方武侠アウトロースター」(第1話)の説明と上映。

上映前、ゲストに原作者の伊東岳彦とメルティナ役の川澄綾子登場。 伊東岳彦は、見事な金髪。(笑)
森川「ところで先生、どうして僕と同じ頭の色しているんですか?」
伊東「いやぁ、ファンなんですよ」
檜山「ちゃんと返してくれましたね」(笑)
作品の見どころを原作者に説明してもらう。メルティナ役の川澄綾子は、CDで、 自分で作詞・作曲、ピアノも弾いたメルティナの曲を歌っている、とのこと。
トークを終えて、挨拶をするとき、伊東岳彦の持つマイクに、 お辞儀した川澄綾子が額をぶつける、というハプニング。動揺する森川・檜山(笑)。 「どうフォローしたらいいか、困っちゃったよ」とは、後での弁。

抽選会の前に、森川・檜山・高梨みわの3人でトーク。 「本当はここでトークのはずだったんだ。さっきは段取りを間違えた。ごめんよ」
テーマは「声優というのはこんな仕事」(だったっけかな?)。 「でも、みんな知ってるよね」と会場に問う森川さん。 みわちゃんが、Weissで声優も始めた、ということで、彼女に、 「声優ってこう思ってたけど、実は違った、と思ったことって何?」と質問する。
みわ「声優さんって、普通の格好でもビシッと決めてるんですね」
檜山「それは、三木だからだろ?」
森川「みんながみんな、Weissだと思ったら大間違いだよ」
檜山「でも、結城比呂は半ズボン履いて来ないよな」
みわ「いつか見てみたいです、結城さんの足。スネ毛がないんですってね」
なんだか、みわちゃんトバしてる。(笑)

檜山「最近の声優雑誌はすごいよな。男性声優が表紙を飾ったりするんだもん」
森川「ああ、子安とかね」
檜山「今声優になろうという人たちは、これが当たり前だと思ってなるんだよな。 俺たちが声優になろうと思った頃は、表紙に出ているのは女性ばっかりだったのに」
森川「しかし、俺たちには話ないね」
檜山「話って、何の?」
森川「表紙を飾る話だよ」
檜山「それは、ほら、声が出ないから。俺たちは、トークがないと駄目なんだよ」
森川「ということは、表紙は絶対駄目ってことか? 表紙が駄目なら、 裏表紙狙ってみようか」(それって、松本梨香・白鳥由里のラジオネタ…)
森川「裏表紙より、背表紙のほうがいいかな」
檜山「背表紙に、顔をいっぱい並べるのか? なんかすごいな。 けど、本棚に並べると、見えるのは背表紙だよな」
すまん、このあたり、森川・檜山が入れ替わっているかもしれない。

アニメイトのテレビCMに高梨みわが出ている、という話で、森川さんが、 「『アニメイト〜』とか言ってるんだよ」と、ポーズを作る。それを見て、 舞台の端まで後ずさりする檜山さん。
みわちゃんが「『ここが噂のアニメイト〜』って言うんです」とフォローするが、 檜山さん、「彼女がやるのはいいよ。どうしてお前がやるんだよ」。

抽選会の景品は、 「ナスカ」のポスター(5名)、「アウトロースター」のセル画(5名)。

第4部 17:40〜19:20

○「バトルアスリーテス大運動会」(OVA Mission5)の説明と上映。

檜山さん登場以来、進行のほとんどを檜山さんが担当している気がする。 檜山さんが紹介して、それに森川さんがちょこっと質問すると、 さらにそれに応えて檜山さんが説明する、というパターンになっている。
テンポもいいし、場持ちもよくて、安心して見ていられる。(笑)

○「深海伝説マーメノイド」(総集編)の説明と上映。

担当者から、「総集編なので、初めて見る人にはわかりにくいかもしれないから」と、 背景や世界の説明などが届いている、とのことで、説明がある。
でも、やっぱり、あれはわからないと思う。(苦笑)

最後の抽選会。景品も豪華で、「大運動会」のポスター(5名)、 「マーメノイド」のポスター(5名)、「マーメノイド」のカレンダー(5名)、 「マーメノイド」のテレフォンカード(10名)、グッズセット(10名)、 「アウトロースター」原作者・伊東岳彦の直筆色紙(1名)。
そういえば、抽選会で、当たった人が手を上げているのを見つけるのも、 ほとんど檜山さん。ぱっぱっと見つけて、テンポよく進行させる。 ま、それはしかたないか。 森川さんは眼鏡をかけていても、ほとんど見えないらしいし。

森川「子安って、本当によく仕事してる、って思うよね。 俺なんか、今日上映したのに、1本もエンディングに名前なかったよ」
檜山「俺は2本あったな」
このイベントがどうだったか、という問いかけに、会場からの声は、 「またやって」と「長い」。たぶん、「またやって」はアニメファンの声で、 「長い」は森川・檜山ファンの声だと思うよ(笑)。 けど、そういう人たちも、いくら長くても、ずーっとふたりのトークなら、 長いとは思わないかもしれない。

すべて終了したのは、予定を20分過ぎた、19:20。お疲れさま。


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