森川智之プライベート・コレクション

「ネオロマンス・ライヴ2003 Autumn」大阪


「ネオロマンス・ライヴ2003 Autumn」大阪
日時: 2003年10月25日(土) 昼の部:14:00〜16:05/夜の部:17:30〜19:45
場所:グランキューブ大阪(大阪国際会議場)
出演: 堀内賢雄、岩田光央、神奈延年、立木文彦、私市淳、森川智之、高橋直純、宮田幸季

概要
歌を中心にしたライヴ仕立て。演奏は今回初めて、生バンドが入る。 バンド名は「Bloody Ruby」、ギタリストの飯塚昌明がリーダーの5名編成。 Drums、Keyboards、Bass、Guitar×2。
出演者をいくつかのグループに分けたショートコントと、4名ずつのトークもあり。 構成自体がノリノリに作ってあるため、 歌ったり叫んだり踊り回ったりしているときが多く、 舞台上でおとなしく全員が並んでいる時間はとても少ないが (オープニングにちょっとと、アンコールのときぐらい)、基本的な立ち位置は、 舞台下手から、堀内、宮田、私市、岩田、神奈、高橋、森川、立木。
会場のアナウンスは、ルヴァ(関俊彦)とオリヴィエ(子安武人)。

大きな流れは、昼・夜とも以下のとおり。
アンコール
緞帳はなし。暗転とハケのみ。
夜の部では、この後もう1回、カーテンコールあり。 バンドメンバーも含めた全員で出て来て、お辞儀をして終了。 バンドがいないので、音楽もなし。

森川さんの衣装
昼の部:
黒に、ファスナーのシルバーをあちこちにあしらった、 ウエストをしぼったラインのジャケット、前は開けている。 インナーは浅いVネックの黒のTシャツ。グレーのカーゴパンツ、黒い靴。 シルバーのチェーンと炎をモチーフにした感じのシルバーのペンダントトップ、 サングラス。 愛のメッセージのときだけ、なぜかペンダントはなし。(後ではまたしていた)
夜の部:
黒のハイネックの半袖Tシャツに、お気に入りの飾りチェーンのネックレス。 黒のレザーパンツに、黒の靴、サングラス。
オープニングではそれに、なんと黒のシースルーの、 金色に光るラメだかスパンコールだかのついたジャケット。縁取りは黒。 たぶんゴースかなんかだと思うが、ほとんど何もないかのように透けて見えて、 インナーの半袖Tシャツが、必要以上に身体にぴったりなようにラインが浮き立ち、 すごくなまめかしい。後でじっくり見ようと思ったら、次に出てきたときからは、 襟にスエードをあしらった、薄手の黒レザーのコートジャケットに着替えていて、 最後までそのままだったので、細かいことはわからなかった。残念。
「QUESTION」でのパフォーマンス時に、 サングラスを落としたらしく(気が付いたらかけてなかった)、 歌い終わった後に拾ってポケットへ。そのまま、トークコーナーでもサングラスなし。 歌のときには、またかけていた。


基本的に昼と夜の曲目は同じ、順番が変わっただけ。
森川さんが歌った曲は、立木さんとのデュエットの「夢のありか」の他に、 「QUESTION」とそのアンサーソングの「ANSWER」。 「ANSWER」のほうがバラッドなので、盛り上がりを考えたか、 まずはアコースティックギターを響かせたアレンジの「ANSWER」から。 2コーラス目から徐々に盛り上げて、視覚的にも、 逆光のシルエットがエンディングを飾り、そのままパワフルな「QUESTION」に突入。 歌い慣れた歌だけに危なげない。
「夢のありか」は、相変わらず素晴らしい。 これも、1コーラス目は、アコースティックアレンジ。 絶妙なハーモニーも、サビでのハイトーンシャウトももちろん健在で、 ますます「Two Myself」(2HEARTSのアルバム)が楽しみになる。 手をバシッと握り合うガッツポーズに、やっぱりこれだよなあ、と満足しつつ、 ラジオのオープニングでもある「H.P.D.」も聴きたかったところだが、 それは「2HEARTSの」ライヴに期待、ということなんだろうか。

歌われた曲は、
昼の部:
「蒼い魂の龍巻」高橋直純
「嵐になれ光になれ」高橋直純
「ESPERANTO〜晴れた日の海には希望が立ち昇る〜」私市淳
「あした、羽ばたく」神奈延年
「君のためにここにいる」神奈延年

「夢のありか」立木文彦・森川智之
「lovesick」岩田光央
「Da Da Da DYNAMIC DIAMOND」岩田 光央
「白夜のひまわり」宮田幸季

「ANSWER」森川智之
「QUESTION」森川智之
「未来に舵をとれ」立木文彦
「All night? All right!〜夜を始めよう〜」堀内賢雄

夜の部:
「あした、羽ばたく」神奈延年
「君のためにここにいる」神奈延年
「All night? All right!〜夜を始めよう〜」堀内賢雄
「lovesick」岩田光央
「Da Da Da DYNAMIC DIAMOND」岩田 光央

「ANSWER」森川智之
「QUESTION」森川智之
「蒼い魂の龍巻」高橋直純
「嵐になれ光になれ」高橋直純

「白夜のひまわり」宮田幸季
「ESPERANTO〜晴れた日の海には希望が立ち昇る〜」私市淳
「未来に舵をとれ」立木文彦
「夢のありか」立木文彦・森川智之

昼の部は、なんとなく調子が悪かったのかな、という感じ。「夢のありか」の後、 岩田さんを紹介するときにも、いまひとつ立木さんのノリとズレていたし。 声も出きっていなかったのでは、という感じがした。もしかして、 当日の朝に大阪入りで、また新幹線酔いをひきずっているのか、とも思ったのだが、 後でのトークによれば、当日入りは宮田くんだけだったみたいだし。 立木さんが前日の最終だったようなので、 細かいリハと打ち合わせが足りなかったのかな。
夜の部は、全然そんな様子は見せず、元気にバッチリ決まっていたので、安心した。

「僕たちのAnniversary」は、曲を途中で止めて、 会場と一緒に同じフレーズを何回も繰り返したり、 バンドメンバーの紹介が入ったりする。そのためなのか、なんだか歌詞がボロボロ(笑)。 それぞれ違う歌詞を歌ってたり、フレーズの頭と終わりで違って、 日本語として意味をなしていなかったり。
出演者はそれぞれ、ソロパートが割り当てられている。 オリジナルでパートを持っている人はそのまま、それ以外の人は、 今回出演のない人のパート。
みんなが後ろのセットの上に引っ込んでから、森川さんのパートがあるので、 ひとりだけ前に出て歌う形になるのだが、昼の部は、 スピーカーに足をかけてポーズを付けて歌いながら隣を見て、「え?」という顔になる。 前回に直純くんがコーラスを付けたのがうれしいらしく、今回も隣に彼がいて、 コーラスをしてくれるのを期待したらしい。 でも直純くんは、みんなと一緒に、後ろのセットの上に引っ込んでいる。 それでも、ちゃんとマイクを持ってスタンバイしていて、 コーラスは付けてくれたのだが。森川さんはちょっと淋しそうだった。
夜の部はわざわざ、ソロパートに入る前から、 後ろのセットに引っ込みかけた直純くんを、後ろを振り向いて手招きして隣に呼び、 とってもうれしそうに、ふたりでポーズを取ってコーラスを付けてもらっていた。

トーク
出演者の半分ずつでのトーク。1回しか観られない人は、 自分の御贔屓の回に当たればいいが、そうでなかったらちょっと残念かもしれない。 でも、「ライヴ」なのだから、全体のバランスとしては、ちょうどいい感じ。

テーマを出して、それぞれが3つの選択肢から1つを選んで、トークをする。
(1)黄色、(2)緑、(3)ピンクのゴムボールが4つずつ (全員がひとつの選択肢に偏ってもいいように(笑))入った透明ケースを出してきて、 それぞれがボールをひとつ選んだところから、トーク開始。

昼の部: 「芸術の秋、彼女としたい芸術活動」
(1)絵画 (2)音楽 (3)演劇
出演者: 舞台下手から、宮田幸季、私市淳、岩田光央、神奈延年
宮田:「絵画」絵を描かないけれど、あえて。
私市:「音楽」楽器は弾けないけど、チャレンジ。
岩田:「絵画」共同作業で、アクションペインティング。
神奈:最初は「演劇」を選んでいたが、「絵画」に変更。お互いを描き合う。

夜の部: 「食欲の秋、こんな料理が作りたいor食べたい」
(1)秋の味覚満載の料理 (2)鍋料理 (3)オリジナル料理
出演者: 舞台下手から、高橋直純、森川智之、立木文彦、堀内賢雄
高橋:「秋の味覚」季節感がなくなったと言われるから、新陳代謝をよくする。
直純くんは秋刀魚が好き。水ではなくて炭を引いて焼くレンジをもらったので、 焼いて食べるのが楽しみ、とのこと。
高橋「昔はよく自分で焼いてました。部屋中、煙だらけになっちゃって。」
森川「秋刀魚って、なんであんなになっちゃうんだろうね。 玄関開けたとたん、『秋刀魚焼いたでしょ』。」
堀内「脂がのってるからじゃない?」
森川:「オリジナル」
「涼しくなってきて、冬眠の時期だから、蓄えなくちゃいけない。 だから、肉を食べたいな、と思って。 オリジナルっていうか、生の肉を食べたいんです。スタミナを付けるために。」
立木「もっとスタミナ付けるの?」
堀内「あんまり肉を食べると、攻撃的な人間になるよ。肉食の動物は凶暴でしょ? 草食の動物は、みんなやさしくておとなしい。」
森川「全然説得力ないですね。」
「今まで食べたことのない肉を、食べてみたいんですよ。 アニメとかだと、出てくるじゃないですか。マンモスとかね。かぶりつきたいんです。 だから僕の場合、料理っていうより、狩ですね。ハンターなんですね。」
司会「肉以外では?」
森川「魚ですね。やっぱり生で。かぶりつきたいです。」
立木:「鍋料理」フライフィッシングで樺太マスを釣って、それで鍋にする。
自分で釣った魚を食べたことがない、という立木さん。 知床あたりで、おいしいという評判の樺太マスを釣って鍋に入れて食べたい、 というのを聞いた森川さん、「行きましょうよ、川に」と、 川の魚を手ですくい取る仕草をしてみせ、 みんなに一斉に「それじゃ、熊だよ」とツッコまれる。
立木「釣ったばかりの魚をさばいてね。 でも、浜だと、漁師に間違われるんだよね。山だと、熊に間違われるんです。」
堀内:「秋の味覚」日本には四季があるから。
賢雄さんは、今、オリーブオイルとマヨネーズに凝っているらしい。 なので、生でカルパッチョを作りたい、とのこと。
堀内「俺、なんでこんな真面目な話、してるんだろう。」

挨拶
オープニング・エンディングいずれも、舞台上手から下手へ。
オープニングでは、本当にひと言叫ぶだけ。森川さんはシャウトのみ。 アンコールでの挨拶も、「楽しかったですか? 楽しかったです」を、 会場と一緒のシャウトとともに。それと、2HEARTSのアルバム告知。

アンコールで、それぞれが自分の曲のワンフレーズを歌いながら登場するのだが、 ある意味ここは、最後の「カッコよく」の見せどころなはず。
ところが、夜の部、森川さんが、「QUESTION」のワンフレーズを歌うときに、 なんだかえらくかわいらしくニコニコしてるな、と思ったら、 「QUESTION」という歌詞のときに、右手を頭上に上げて、 イヤミの「シェー」の右手だけのポーズ。 と言って、すぐに思い浮かばない若い方もいらっしゃると思うけど、 自力でたどりついてください(笑)。要するに、「?」の上の丸い円弧の部分を、 右手で表現した感じ。で、身体全体で「?」になる、と(たぶん)。 昼の部は普通にカッコよかったのに、夜はお笑いにするつもりなのか、と、 真面目に思ってしまった。
おもむろに右手を上げ、腕を丸く曲げて、指を全部そろえ手のひらは内側にして頭上へ、 「QUESTION」の「ク」に合わせて、ぐっと指先を左側にプッシュして、 すぐに戻すのが、リズミカルな「?」のコツ(笑)。
楽屋で、「コウキと直くんにやれって言われた」そうで、ニコニコしていたのは、 どちらかというと照れ隠しだった様子。すごく恥ずかしそうに、 でも楽しそうにやっていた。こういうふうに遊んでもらえる先輩って、いいよね。
後で宮田くんが挨拶のときに、 「森川さんが『QUESTION』ってやってくれてミラクルでした。 ちょっと恥ずかしそうにしてたのがかわいかったです」と。 「だって、やれって言うから」と口をとがらせて反論する森川さんを、 宮田くんが再度、じれっ隊にスカウトしようとするが、 またもや森川さん、「資料を送っておいて」で逃げ切るのに成功(したのか!?)。

夜の部で2HEARTSのアルバム告知をしたとき、 ちょうど隣の立木さんとの間にバンマスの飯塚さんがいた立ち位置だったからか、 急に飯塚さんに、「ね」と振る。「プロデューサーですから」。 飯塚さんは、「夢のありか」の作曲者でもある。
飯塚さんも、ノリよく、両手と足まで(!!)ついた「?」をやってくれた(笑)。

しかし、横浜で、カッコよく歌ってるときに、会場がみんなで「?」をやったら、 笑えばいいのか、無視すればいいのか。あ、一緒にやればいいのか。(笑)

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