森川智之プライベート・コレクション

「ネオロマンス・ライヴ2006 Autumn」


「ネオロマンス・ライヴ2006 Autumn」
日時: 2006年9月23日(土) 昼の部:13:35〜16:10/夜の部:17:45〜20:30
2006年9月24日(日) 昼の部:13:35〜16:10/夜の部:17:45〜20:30
場所:パシフィコ横浜国立大ホール
出演: 堀内賢雄、森川智之、岩永哲哉、高橋直純、保志総一朗、鳥海浩輔、森田成一、伊藤健太郎
23日のみ: 岸尾大輔、平川大輔
24日のみ: 谷山紀章、小野坂昌也

概要
歌を中心にしたライヴ仕立て。 告知の他に、バラエティコーナーと愛のメッセージ。
舞台上で全員が並んでいるのは、オープニング、エンディングとアンコールのみ。 立ち位置は、舞台下手から、 鳥海、保志、高橋、森田、伊藤、岸尾/谷山、平川/小野坂、森川、岩永、堀内。
アナウンスは、レイン(高橋広樹)とニクス(大川透)。

大きな流れは、4公演とも以下のとおり。
アンコール
緞帳はなし。暗転とハケのみ。
24日夜の部では、この後もう1回、カーテンコール。 バンドメンバーも含めた全員で出て来て、並んでお辞儀をして終了。

森川さんの衣装
23日昼の部:
胸にシルバーの模様の入った黒のタンクトップ、黒のレザーパンツ。 白のスタンドカラーのショートジャケット、前は開けている。 狼(だと思う)のペンダント(たぶんパンフレットと同じもの)。 靴は4回とも黒の厚底ハイカットスニーカー。 髪はいつものアッシュブロンド。歌のときだけ(2曲とも)、真っ黒なサングラス。
23日夜の部:
胸にゴールドのプリントの入った赤のタンクトップ、黒のエナメルパンツ。 白のノースリーブジップアップブルゾン、前は開けているが、 バラエティコーナーでだけは、下をちょっとだけ留めていた。 黒革にシルバーの鋲を打ったブレスレットを両手首に。黒のネックレスに、 黒い縦長の角デザインのトップ。真っ黒なサングラスは、歌のときだけ。
24日昼の部:
胸に白でプリントの入った黒のタンクトップ、黒のエナメルパンツ。 黒のノースリーブジップアップブルゾン、前は開けている。 両手首には黒革に銀鋲のブレスレット、大きめのクロスのペンダントトップ。 髪がシルバーグレイに。両腕を出したヘビメタなファッションといい、 遠藤(正明)くんみたいだなあ、と。「QUESTION」のときにもサングラスはなし。
アンコールで真っ黒なサングラスをして出てきたので、えっ、と思ったら、 アンコールソング担当だった。2回も2曲歌うと思わなかったので、驚いた。
24日夜の部:
黒のラメ入りタンクトップ、黒のパンツ。黒の長袖のレザージャケット、 ペンダントは昼の部と同じ大きめのクロス。この回はサングラスなし。 歌のときだけ、黒のノースリーブジップアップブルゾンとブーツカットジーンズ、 両手首には黒革にシルバーの鋲のブレスレットが見える。

今回の衣装は、やっぱり「むき出しの腕」ばっかりが印象に残りそうだ。 ヘビメタなロッカーぽくって、よかったのはよかったんだけど。


森川さんが歌った曲は、「QUESTION」と「忘却へのオマージュ」。
いつものオープニングだと、テーマ曲に乗って全員が登場してから曲にいくので、 今回もそうかと思っていたら、スモークの中から森川さんがひとりで登場、 いきなり「QUESTION」が始まって仰天。あれよあれよという間に会場を巻き込み、 終わってから、あれ、すごかったなあ、と反芻する始末。
ステージが進み、森川さんの今回の出番はこれで終わりか、 と半ばあきらめていたところに、今度は「忘却へのオマージュ」。うひゃー。
2日目の昼の部では、まさかと思ったアンコール。 今回は、デュエットを歌えるパートナーもいなかったため、 構成上2曲歌わせてもらえるのは1回だけ、と思っていたので、 これもうれしい驚きだった。

どちらの曲も初めてではないので、安心して聴いていられる。特に「QUESTION」は、 何度も歌い込んだ歌らしく、原曲のイメージをとどめないほどのアレンジで、 めちゃくちゃヘビメタなサウンドになっていた。テクノじゃなかったっけ(笑)。 キーも変え、ハイトーンシャウトがバリバリの、ハードアレンジ。
「忘却へのオマージュ」も最新曲とはいえ、前回のライヴに続いての選曲だし、 「H2O」と同じで歌いやすいのか、ほどよく崩した歌い方やカッコいい間奏など、 生バンドのライヴならではの、CDでは聴けない歌になっていたのがうれしい。
歌詞がおぼつかなくなるのはご愛嬌。曲が止まらずにガンガンにいけるのなら、 作詞だろうが何だろうが、何でもこいだ。(爆)

歌われた曲は、
23日昼の部:
オープニング:「QUESTION」森川智之

「黒き氷塊の楼閣」鳥海浩輔
「太陽の粒子」伊藤健太郎
「illusion〜幻の蝶〜」岩永哲哉

「Glamorous Venus」堀内賢雄
「SWEET SECRET」岸尾大輔
「Share」森田成一

「あたたかき追想の湖に」保志総一朗
「HAPPY DATE」平川大輔
「忘却へのオマージュ」森川智之
「蒼い秘密の夢を見た」高橋直純

アンコール:「瞑目の白き残像」鳥海浩輔

23日夜の部:
オープニング:「Glamorous Venus」堀内賢雄

「W-BREEZE」伊藤健太郎・森田成一
「SWEET SECRET」岸尾大輔
「そしてお前に出逢えただけで…」高橋直純

「夕虹の淡き秘めごと」保志総一朗
「忘却へのオマージュ」森川智之
「HAPPY DATE」平川大輔

「瞑目の白き残像」鳥海浩輔
「Share」森田成一
「illusion〜幻の蝶〜」岩永哲哉
「プロローグは永遠に」堀内賢雄

アンコール:「太陽の粒子」伊藤健太郎

24日昼の部:
オープニング:「Share」森田成一

「夕虹の淡き秘めごと」保志総一朗
「蒼い秘密の夢を見た」高橋直純
「QUESTION」森川智之

「白日夢〜Secret Dream〜」岩永哲哉
「Sweetsの魔法」小野坂昌也
「瞑目の白き残像」鳥海浩輔

「月の破片」谷山紀章
「プロローグは永遠に」堀内賢雄
「太陽の粒子」伊藤健太郎
「W-BREEZE」伊藤健太郎・森田成一

アンコール:「忘却へのオマージュ」森川智之

24日夜の部:
オープニング:「月の破片」谷山紀章

「Share」森田成一
「白日夢〜Secret Dream〜」岩永哲哉
「Glamorous Venus」堀内賢雄

「太陽の粒子」伊藤健太郎
「そしてお前に出逢えただけで…」高橋直純
「蒼い秘密の夢を見た」高橋直純

「黒き氷塊の楼閣」鳥海浩輔
「あたたかき追想の湖に」保志総一朗
「Sweetsの魔法」小野坂昌也
「QUESTION」森川智之

アンコール:「プロローグは永遠に」堀内賢雄

23日昼の部は、トークはまったくなかったが、23日夜の部以降は、歌い終わった後、 ひとりでちょっとだけトークの時間があった。今歌った曲についての短いコメント。

バラエティコーナー
「歌詞キング決定戦」
ネオロマンスソングの1節から、伏せてある部分の歌詞を当てるゲーム。

23日昼の部:
出演: 森田・平川・保志・高橋・森川
お題は、火原和樹の「WISH」。「○○○に見えるゼッタイ」の部分だが、 森田くんがジェスチャーでヒントを出すと、反っくり返ってみせたのに、 平川くんが「力士」、直純くんが「すもう」、森川さんが「関取り」。 「森川さんはボケにくる」と言われて「違う」と否定していたのに。
森川さんは「スリーペア」と言いながら出したけど、スリーカードです(笑)。 後で「ストレートフラッシュ」と言い直して、唯一「社長さん」と書いた保志くんに、 「もう少しでロイヤルストレートフラッシュだったのに」。
ちなみに正解は、「王様」。
23日夜の部:
出演: 鳥海・伊藤・岸尾・岩永・堀内
お題は、藤原泰衡の「黒き氷塊の楼閣」から。正解は「心の扉」。
24日昼の部:
出演: 伊藤・森田・鳥海・保志・堀内
お題は、土浦梁太郎の「THANKS」から。正解は「笑顔」。
24日夜の部:
出演: 小野坂・谷山・高橋・岩永・森川
お題は、セイラン「きみの愛がきこえる」の、「それはきっと○○○」。 本来なら、出題、質問、ヒント、解答、という流れのはずなのに、 小野坂さんが飛ばす飛ばす。いきなりどんどん答えをアピールしてくる。 もちろん、ウケ狙いなのだが、岩永さんが、 何か出るたびに「正解です」と言うものだから、しまいには森川さんから、 「今、何ポイントですか?」という質問まで飛び出す始末。 いつからポイント制になったんだ。
森川さんも頑張って答えようとしていたのだが、なかなか割り込めないほどだったので、 谷山くんや直純くんは、ほとんど座って呆然と眺めているだけ。 谷山くんなど、小野坂さんに、「答えないと終わっちゃうよ」とまで。
正解は、「テレパシー」。

「マッチボイスゲーム」
スクリーン上に12枚のパネルが出て、同じキャラクターの声が割り当てられたパネルを、 神経衰弱の要領で開けていくゲーム。残りの出演者5人のボイスの他に、 レインとニクスによるジョーカーボイス(開いたら権利喪失)が各ひとつ。

23日昼の部:
出演: 鳥海・伊藤・岸尾・岩永・堀内
23日夜の部:
出演: 平川・森田・保志・高橋・森川
久遠さんに「師弟対決」と言われたジャンケンで、順番を決める。 平川くんは、「負けるべきですか?」と訊いていたのに勝ってしまって、
森川「これはヤバいですよ。次に平川が出てきたら、ボコボコになってます。」
でも、「これって、最後のほうが有利なんだよね?」と、ボコボコにしなくて いい理由を見つけた森川さん、うれしそうに、「ほっとしました」。
いちばんたくさんのペアを開いた人が勝ち、のはずだったのが、いつの間にか、 チームでハワイ旅行獲得、になっている。 久遠さんもそれに乗っかって、「森川チームの優勝」と(笑)。
24日昼の部:
出演: 小野坂・谷山・高橋・岩永・森川
昼の部の小野坂さんは様子見なのか、最初はほとんど素を見せなかった。 同年代で親しい(はずの)森川さんからすれば、珍しかったんだろう。 物静かに話す小野坂さんに、「誰?」とツッコむ森川さん。 小野坂さんはにっこり笑って、「ジェイドだよ、いつもと変わらないじゃないか」。 終始そんな調子の小野坂さんを、どんどん煽る森川さん。それを、 「森川くん、どうしてそんなに焦れてるの?」とかわしながら、 ときどきジェイドに戻りつつ、どんどん調子を出していく小野坂さんがナイス。
そんな小野坂さんと、順番を決めるためにジャンケンを始める森川さん。 ふたりで前に出て、本編そこのけのパフォーマンスを繰り広げる。 ふたりともライヴトークは百戦錬磨だから、相手がどう出ようが怖いものなし。 あまりの念入りさに、ここぞというときに残り組からツッコミが入り、 またまた最初からやり直す羽目になったり。
小野坂さんのツッコミやひとりボケは最後まで冴えて、 いつものネオロマンスイベントとはちょっと雰囲気が違うが、 テンポのいいコーナーになった。 先攻を勝ち取った森川さんも、いきなりジョーカーボイスを引いたり、 2巡目でもわざと選んで同じジョーカーボイスを引いたり、と、ボケて、 おいしいところを(意図的ではなく?)ちゃんと持っていってくれた。
24日夜の部:
出演: 伊藤・森田・鳥海・保志・堀内

トーク
特にトークコーナーというのはなく、歌い終わった後に少しだけ。 それも、23日昼の部にはなく、23日夜の部以降のみ。

23日夜の部: 「忘却へのオマージュ」を歌い終わった後
「(サイリウムを)いつ見ても綺麗ですね。たぶん今日、夢に出てきます。 まぶたを閉じたら、チラチラと。寝られないじゃん、って感じですけど。 森川智之は今年、声優20年です。こんな場所を提供してもらって、 みなさんと出会えて、幸せです。ありがとうございます。 頑張って賢雄さんを追いかけたいと思います。 それでは次は、僕の可愛い教え子で後輩です。」
24日昼の部: 「QUESTION」を歌い終わった後
「昨日とは、頭の色、変えてみました。昨日、自分で染めてきました。 こういったお楽しみもあると、楽しめるかなと思って。 『QUESTION』も今回は、キーも変えたりして。 いつも歌ってる曲だから、ちょっと変えたほうが楽しいかな、と思って。」
24日夜の部: 「QUESTION」を歌い終わった後
「ありがとう。最高だぜ。」
エンディング直前のラストソングのため、ほとんどコメントなしで先へ。

オープニング
オープニングソングの間の紹介時に、それぞれひと言だけ。
23日昼の部: オープニングソング担当だったため、なし
23日夜の部: Vサインを額に横向き(掌が外側)に当てて「ビバビバビーム」 (今回のテーマ「Viva! Viva! Beat!!」にかけて)
24日昼の部: Vサインというより2本そろえた指で「ビバビバビーム」
24日夜の部: 手を頭の後ろに回して「転んじゃった」
出演者はスポットの当たる前、壇上から出てきて階段を数段下り、並ぶのだが、 そのときに森川さんが、足をどこかに引っかけたか段差を予測していなかったか、で、 バランスを崩し、そのまま尻餅をつくかたちで転んでしまった。 動作がゆっくりだったのと、大きく体勢を崩す前に座り込んだのが、 結果的にはよかったのかも。挨拶ではおどけてみせていたが、直後は、 すぐ後ろの小野坂さんの心配そうな顔にも笑顔を返すことができないくらい、 固い表情だった。1日目のリハーサルでも階段で転んだ、ってトークで言ってたから、 段の高さか幅かが、自分の感覚に合わなかったのだろう。 でも、大事にならなくてよかった。

アンコール登場時
森川さんは、それぞれ2回とも、23日は「忘却へのオマージュ」、 24日は「QUESTION」だったので、それがメインで歌った曲ということなんだろう。
歌い終わったときの言葉は、
23日昼の部: ありがとう
23日夜の部: 君に会えて本当によかった
24日昼の部: みんな大好き
24日夜の部: みんな大好き

挨拶
最後の挨拶は、舞台下手から上手へ。
23日昼の部:
隣には、挨拶を終えたばかりの平川くんがいる。
「平川大輔をよろしくお願いします(笑)。まさか、同じステージに一緒にいるなんて。 平川は、(親指と人差し指で数センチの幅を作って) こんなちっちゃいときから知ってるんです。本当に。」
平川「いや、もうちょっと大きかったです。」
「それだけ歴史のあるイベントをやっている、ということで、不思議ですよね。 歳を取ったわけです。(会場からの「えー」に)みんなも一緒ですよ。 AXに5月にやって以来、すぐ呼んでいただいて、 まさか1曲目を歌わせていただくとは思っていませんでした。 目が悪いので、転ぶんじゃないかと思ったんですけど、無事にすみました。 リハーサルでは、後ろの階段で転びました。でも無事です。 みなさん、どうもありがとうございました。」
23日夜の部:
「夜の部は1曲歌わせていただきました。今回のサブタイトルは、 『ビバビバビート』。どういう意味かよくわかりませんが、 みんなと一緒にビートを感じて、ひとつになったライヴで、はじけていけたらいいな、 と。初日、大成功ですね。今日しか参加できない方。」
隣で手を挙げている岸尾くんと平川くんに、「「明日、遅刻しないでね」。
「(客席に)明日もまた一緒に、ビバビバビームを。」
次の挨拶は岩永さんだったのだが、
岩永「生バンドで歌うのって、十数年前にモリモリとやって以来。」
森川「ゲドーズね。現地集合現地解散の。」
24日昼の部:
「森川です。みなさん、楽しんでもらえましたか。よかったです。 ライヴはみんなで作っていくものなので、今回、朝の部は、あ、昼の部。 気持ち的には早いっていう感じがするんですけれども、いきなりヒートアップして、 まさにサブタイトルどおり、『ビバビバビート』。 みんなと作っていくライヴっていうのが定着している感じがして、 みなさんのあたかかい気持ちで乗り越えられたな、と思っています。 どうもありがとうございました。」
24日夜の部:
「モリモリです。みなさん、楽しかったですか。僕も楽しかったです。 ライブはみんなの力でしかできないものだと思うので、今の空気は、 一緒に吸ってるし吐いてるし、共有できる空間があるのはすごく素敵だなと。 今回、新しい愉快な仲間たちが加わって。小野坂のことは、 よく知ってるんですけど、彼は軽く、聖地の魔法にかかってます(笑)。」
直前に挨拶した小野坂さんは、最後までジェイドで物静かにやっていた。
「とっても素敵な空間でみんなと出会えて、同じ空気を吸えるのはよかったな、 と思います。またどこかでお会いしましょう。」

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