森川智之プライベート・コレクション

「バサラ祭2007〜冬の陣〜」


「バサラ祭2007〜冬の陣〜」
日時: 2007/10/28(日) 15:05〜18:25
場所: 東京ビッグサイト東3ホール(東京・台場)
出演: 森川智之、森田成一、石野竜三、中原茂、大川透、能登麻美子、藤原啓治、小林裕幸
司会: 高橋伸也

会場
東京ビッグサイトのホール。 いつもは大きな展示会などが開催されるだだっ広いホールに、高めに組んだステージ、 巨大なスクリーン。客席はパイプ椅子で、約4500席、ほぼ満席でほとんどが女性だが、 男性の姿もちらほら。
横に120席だったが、パイプ椅子のため、あまり客席の幅は広く感じなかった。 というか、ホール全体があまりに大きすぎて、普通の感覚では測れない。 4500人が入ってもいっぱいに感じないほど大きなホールって、すごい。 最前列でも舞台とはかなり距離があり、ずいぶん離れた感じだったが、 スクリーンが大きくて見やすく、後ろのほうからでもよく見えただろうと思う。
入場時にお土産として、「戦国BASARA2英雄外伝」の文字の入った座布団が配られた。 パイプ椅子で3時間半とあって、みんなに重宝されたに違いない。
隣のホールでは、物販とともに、 1か月後に発売される「戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)」の試遊会を開催、 これも女性ユーザに大人気の様子だった。

森川さんの衣装
黒の蛇皮模様のシャツブルゾン、黒のタンクトップ、 ブリーチしたブラック(なのでグレー)のブーツカットジーンズ。 鋲でデコレーションされた黒い靴、ブーツかも。 ベルトは黒に鋲模様、右腰にはシルバーの1連のウォレットチェーン。 シルバーペンダント、トップはWOLFMAN B.R.Sのオオカミ。 右手首には黒革の上にシルバーの飾りの乗ったブレスレット。
髪はかなり茶色っぽくちょっと長め、 ヘアメイクさんの好みか(前回のパンフレットやコメントビデオでもそうだった)、 ちょっと乱れたようにセットしてあって、最近の若いイケメンの子みたい。 憂い顔がよく似合う。

[発表会パート]

オープニング
和太鼓と「祭」をイメージしたダンスで始まる。パフォーマンスを終えると、 客席後ろから歓声が。御輿(というか山車? 車が付いていたような)に乗った、 甲冑を着た小十郎(森川さん)と慶次(森田くん)が登場。 役の声で決め台詞や観客に声をかけながら、ステージに上がる。
森川「バサラ祭2007。」
森田「冬の陣へ、よく来たな!」
これで、3時間半の長丁場の幕が切って落とされる。 前回は、森田くんが虚無僧に扮して登場したようなので、 今回も何かあるだろうと思っていたけれど、甲冑姿には驚いた。 森川さんは微動だにせず。森田くんはけっこう動いていたのに。
それにしても、金髪に兜は似合わない…。顔はどちらかというと、 あっさりめの日本人形風しょうゆ顔だと思うのに(間違っても特濃ソースではない)、 兜をかぶせると、 お目々ぱっちりの檜山さんのほうが似合いそうな気がするのは何故!?

プレゼンテーション
小林プロデューサーが、新作のムービー等を含め、ゲームの紹介をする。 ゲームファンが多いので、歓声の渦。

バサラトーク
役でひと言言いながら、ゲストの声優たちが登場。 登場順は、森川、能登、藤原、石野、中原、大川、森田。 スツールが8つ並べられ、それぞれが席につく。 位置は下手から、中原、石野、森田、森川、能登、藤原、大川、小林。

ステージのセッティング等を担当する黒子たちは、みんな足軽装束。 戦国ものの雰囲気も出るし、微笑ましくてナイス。

下手から順に、テーマにそってひとりずつ話を訊く。まずは、「役について」。 森川さんが小十郎について語ったことは、
森川「本当に、『バサラ祭』、出たかった。 カプコンさんには、お世話になりっぱなしです。」
小林「前回、ビデオで出たとき、みなさんの笑いがすごかったですよ。 カプコンのマークの下から上がってきて。」
森川「小十郎はみなさんご存じのとおり、正宗の右目と呼ばれていて、 なくてはならない人物です。必ず隣にいます。」
小林「『1』にいなかったのが信じられないくらいですね。」

続いて、「『英雄外伝(HEROES)』について」。
森川「藤原啓治にいじめられてます。」
小林「藤原さんじゃないですよ。」
森川「あ、そうなんですか。松永啓治に。」
小林「久秀。」
森川「ふたりがとんでもない目に遭わされて、そこからスタートする、っていう。 みなさん、楽しみにしてもらえるとうれしいかな、と思います。」

フォトセッション
続いて、プレス対象のフォトセッション。 こういうところを観客が観ていられるのも、なかなか興味深い。 みんなで揃えてポーズを取ったり、さすがに慣れた感じ。
カメラマンが立ち位置やポーズなどをリクエストするのに声をかけたとき、
森川「声、大きいですね。」
確かに、カメラマンの声も、森川さんと同じぐらいの大きさで会場に響いていた。 もちろんふたりとも、マイクなしの生声。 反響させようにも壁にまでも声が到達しないような、だだっぴろいホールで、 思ったより生声は通らないので、 あそこで響き渡るのは、かなり大きな声なんだろう。

エンディング
小林プロデューサーの挨拶で、発表会パート終わり。

[祭パート]

オープニング
ダンサーが赤い布を持ってきて、和太鼓のパフォーマンスに色を添えるが、 その赤い布が最後には、その後ろに声優が並んでいる、という演出に一役買う。

生アフレココーナーその1
「バサラ祭」名物、生アフレコ(というか、映像はないので、ミニドラマ)。 その場にいない人も、録音した台詞で登場する。
スタンドマイクが7本、スツールはなし。 立ち位置は下手から、中原、石野、森川、森田、能登、藤原、大川。
ふだんは見ることのない、「演じている姿」を目の当たりにできるのはうれしい。 特に森川さんは、台詞を言うときに身体はあまり動かないが、そのぶん、 表情が変わるので、声の色が表情に出るのが興味深い。小十郎は終始渋く、 眼光鋭く見据えた表情で、トークのときのぽわぽわした表情とのギャップが素敵。

トークステージその1
最初のトークコーナーに登場したのは、森田、能登、藤原、森川。 森田くんが進行、森川さんがサポートする形。 能登さんと藤原さんがゲスト、という位置付け。
呼び出されて出てきたのは3人だけ。森川さんがいない。あれ、森川さんは、 と森田くんが言うと、大きなサイコロを抱えて、チョコチョコとへっぴり腰で登場。 そして、頭のてっぺんから出るような声で、
森川「ねえねえ、青森くん。サイコロが落っこってた。落っこってたっていうか、 そこの暗がりで、足軽さんがサイコロ持ってて、どうぞ、って。」
……この人があの小十郎か?(笑)

ステージ上には低いテーブルとソファ。両側のひとり掛けの椅子、 下手側に森田くんと、上手側に森川さん。正面の二人掛けに能登さんと藤原さん。 ソファに落ち着くと、森川さんが持ってきたサイコロでお題を選ぶ、 サイコロトークの始まり。某お昼の番組のパクリ(笑)。
サイコロの目に書かれていたのは、
・最近ハマっているもの、お勧めのもの
・最近バサラったこと(大声を出したこと)
・お祭りの話
・バサラ開発チームにお願い
・○○について言いたいこと
・質問

能登さんは「お祭りの話」で、女子校の文化祭の話。
藤原さんは「最近ハマっているもの」だったが、 本人の希望で「開発チームにお願い」に変更。 大川さんに刺激を受け、15歳ぐらいの久秀をやりたいらしい。
森田「全員15歳っていうのはどうです?」
森川「小十郎が15歳だったら、畑仕事してますね。お父さんお母さんのお手伝いで。 野菜大好きですから。」

森田くんの目は「質問」ということで、Webから寄せられた質問から選び、 「慶次のいいところはどこか」という話に。
藤原「ケイジはいいやつだよ。」(←最初から「ケイジ」に反応してた藤原さん)
森川「うちの親父もケイジなんだよ。」
藤原「いいやつでしょ?」
森田「ケイジに悪い人はいないんです。」
そして何故か、オープニングで甲冑を着た話に。
森川「今朝、家からあれでタクシー乗ってきたんで、たいへんでしたよ。」
森田「タクシーの運ちゃん、びっくりしてましたよ。刀が乗らなくて。 森川さんのタクシーの運ちゃん、困ってませんでした?」
森川「いや。今日は仕事ですか、たいへんですね、って。」
森田「……すいません、ピンピロリン鳴らしてください。」
話が落ちなくなって困った森田くん、タイムアップのベルを催促。 森川さんにボケ返しを振っても、ツッコミは戻ってきませんよ、森田くん。

最後に、Webで募集した質問から、みんなに質問する。 森田くんが質問を目で確認しながら、「あ、あ、あ」と声を出しているのに反応して、 「にゅーん」(時報の要領)と素っ頓狂な声を上げたのに、 相手にしてもらえない森川さん(笑)。
森田くんが選んだ質問は、「本田忠勝役、アドリブでしゃべってください」。 本田忠勝は、大きなロボットみたいなキャラで、ゲームでもしゃべらない。 まず能登さんに振る。最後は嫌だから、と頑張る能登さん。次は藤原さんだが。
藤原「俺、 口下手で機転が利かないんだよ。アドリブできないんだ。」
救いを求めるように森川さんを見るも、「俺も困ってる」と、本気で困り顔。 そうこうするうちに時間切れ。質問の選び方がまずかったね、と、無理矢理、 能登さんひとりで終わらせようとするのに、会場からはブーイング。
森田「それじゃ、責任を取って森川さんが。」
責任取って自分が、って言うと思ったのに。森田くんったら。ありがとう。
森川「うーん、大きいんですよね? ……えーと。 『ピー、ピー、バックします、バックします』。」

生アフレココーナーその2
立ち位置や要領は同じ。
あまりアドリブとかはない、しごく真面目なドラマなのだが、 それでも森田くんがトークを受けたアドリブを入れたり、 大川さんが相手の台詞のミスをアドリブでフォローしたり、など、 その場にいる人どうしだと、ライヴならではの魅力がある。
小十郎と松永の掛け合いはさすがに迫力があった。 やっぱり、政宗にこの場にいてほしかったなあ。

トークステージその1
トークコーナー第2弾。登場したのは、森田、大川、中原、石野、森川。 要領は同じで、今度はふたり掛けのソファに、 大川さん、中原さん、石野さんの3人がぎっちりと座る。
森川さんを除く4人が登場したところで、ソファとテーブルを見つけ、
中原「何か足りないんじゃない? コーヒーとかケーキとか。」
ロイヤルミルクティーとかブレンドコーヒーとか、好き勝手ばかり注文する3人。
森田「(袖に向かって)すいません、お茶ください。」
そこに、森川さんがサイコロを抱えて登場。相変わらずの素っ頓狂ボイスで、
森川「ちょっと待ってよ。今、お店忙しいんだから。」
中原「あ、ママ。お茶じゃなくて、別のもの持ってる。」
森川「うちはお茶は出しませんよ。うちはサイコロ。」

まずは中原さんが「バサラったこと」。中原さんは深夜、 NFL(アメリカのアメフトリーグ)を観ながら大声を出しているらしい。
大川さんは「バサラ開発チームにひと言」で、「カッコいいキャラやってみたい」。
石野さんも「バサラったこと」。家で大きな声を出して稽古をしていると、 いつ警察に通報されるか、とひやひやものらしい。
森川「布団をかぶって練習したりしてました。」
石野「布団をかぶると窒息するから、布団に口を付けて叫ぶんだよ。 布団が多少声を吸ってくれるから。口が動かないから、滑舌悪くなるけどね。」

森川さんが出した目は、「バサラ開発チームにお願い」。
森川「僕、PS2を、最近になって買いました。『戦国BASARA』をやるために。」
森田「でも、何をやったんでしたっけ?」
森川「えーと。『Devil May Cry』。でも、『戦国BASARA』も2回。面白いですね。 今まで、ゲームの声はやってたんですけど、実際にはやったことなくて。」
森田「結局、お願いは何なんですか?」
森川「たまにはかわいいキャラやってみたい。英語もいいな。空飛んだり。」
森田「それから、『みんな小十郎のせい?』とかっていうのも。」
森川「何でもあり。相手によって変わる。何の武器が出てくるかわからない。」
中原「そのうち、何をやってるかわからなくなるよ。」
森川「自分で自分を叩いちゃったりね。」

最後に、Webで募集した質問からは、「自分のヒーローは誰ですか」。 森田くんは坂本竜馬、大川さんはブルース・リー、中原さんは仮面ライダー。 奇しくも、大川・中原・石野トリオはほぼ同年代で、昔話に花が咲き、そこで時間切れ。 この3人は、後でも、「三丁目の夕日」チームと称されることに。

生アフレココーナースペシャル
今度はスツールが出てきている。立ち位置(座り位置だけど)は同じ。 今回は、映像があり、自分の持ち役でなく、シャッフルして演じる。

まずは、小十郎のオープニング。配役は、小十郎:大川、政宗:藤原、兵士1:石野。
真面目にその人なりの役を演じるのかと思っていたら、みんなやりたい放題で、 ああ、そういうお楽しみコーナーなんだ、と気付く観客たち。

続いて、お市のオープニング。いちばんのネタだろうな、と思ったら、予想どおり。 ネタは今回の進行役に振られるお約束なのか。でも、お市:森田、長政:森川。
森田くん曰く、「バッカじゃねえの?」「三日三晩うなされますよ」。 主催者側的には、やっぱり、オチは気心知れた森田くんなんでしょう。 森川さんでもよかったんだろうけど、まだ小十郎のイメージを壊したくないのかな。 高い裏声で市を熱演する森田くんに、長政(笑)が「キモっ!」と吐き捨てる場面も。

そして、慶次のオープニング。配役は、利家:藤原、まつ:能登、慶次:石野、 秀吉:中原。中原さんの秀吉が、えらく子供っぽくて大受け。
石野「あれやられちゃうと、何やっても敵わん。」
森田「すごい、近所の子が遊びに来たっぽい。」
中原「『お友だち』っていうから。」

シャッフルのお遊びは、会場も大喜びだし、出演者たちも面白かったようだ。
森川「ずっとやっていたかったね。試される感じがして。」
森田「カプコンさん、癖になると思いますよ。」

ゲームコーナーその1:バサラ対戦
チーム対抗で、「戦国BASARA2英雄外伝(HEROES)」の対戦モードで対戦する。 自分のキャラを使うが、藤原さんだけはプレイヤーキャラではないので、正宗で。
チーム分けは、石野チーム:石野・中原・大川、森川チーム:森川・藤原、 森田チーム:森田・能登。優勝チームには、ソフトとWii本体をプレゼント。 ゲーム大好きでWiiが欲しかった大川さんはマジになっている。あとはゲームの 経験がありそうなのは森田くんぐらいで、他はあまりゲーム慣れしていなさそう。
1回戦:大川vs藤原 大川さんの勝ち
2回戦:石野vs能登 石野さんの勝ち
3回戦:森川vs森田 森田くんの勝ち
最近やっとPS2オーナーになった森川さんは、まだ全然慣れていない。 森田くんは、ラジオでも、かなりやり込んでいるのがわかっている。 森田くんの慶次が、体力回復のおにぎりを回収に走り回るのを見てか、 小十郎も相手のいない方向に走り回っているが、その先におにぎりはない。 何が起こっているのかわからない、と言いながら、逃げ回る小十郎。大笑い。

ゲームコーナーその2:応援合戦
同じチーム分けで、チーム対抗応援合戦。言葉を決め、会場の応援を、 大声測定マイクで測り、声の大きさで対決する。選んだ言葉は、石野チーム:「兄貴」、 森川チーム:「パーリー」、森田チーム:「これもみんな、市のせい」。
結果は、1位:石野チーム、2位:森川チーム、3位:森田チーム。 1位と2位は、それぞれのキャラでカッコいい台詞、3位は恥ずかしい台詞だったのだが、 能登さんはおみそ。森田くんがひとりで、恥ずかしい台詞を読んで回る。

抽選会
席番号で抽選する。プレゼントは、抽選した人のサイン色紙だが、 正宗と幸村も用意されている。正宗のぶんは小十郎が、幸村のぶんは慶次が引く。

エンディング
和太鼓に続き、ゲスト声優が登場する。立ち位置はまた微妙に違う。 下手から、中原、石野、森川、森田、大川、藤原、能登。
キャラでひと言ずつ、順番は、森川、能登、藤原、石野、中原、大川、森田。 その後、みんなに手を振ってハケ。ゲームファンも大満足のイベントは、 心地よい(ちょっと長くて疲れたかな?)疲れを残して終了した。

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