森川智之プライベート・コレクション

「「サイン付BLEACHパック」お渡し会


ジャンプフェスタ2005「サイン付BLEACHパック」お渡し会
日時: 2004年12月18日(土) 10:00〜11:15 (トークは10:00〜10:40)
場所: 幕張メッセ ホール3北 ショウワノートブース裏特設ステージ
出演: 森田成一・折笠富美子・森川智之

概要
ショウワノートブースの裏に、小さなステージが設えてある。奥行きはひとりぶん、 幅は5人立ったらいっぱいな感じだが、高さは高く、 80cmぐらいはあったのではないだろうか。 階段がないと、気楽に飛び降りるのもためらわれる感じ。 ブースの裏側には作ってあるが、特に両脇に目隠しがあるわけではないので、 横から入り込めば、脇からステージを観ることも可能だった。
ステージが高かったので、後ろのほうからでもそれなりに見えたのではないだろうか。 ただ、出窓のように、壁をへこませたような作りだったので、奥のほうに立たれると、 脇からは観にくかったらしい。それに気付いて、前のほうに出てきてくれていた。

ステージのすぐ下に、テーブルが用意されている。ここで、実際の手渡しが行なわれる。 その前に、ブースの幅でジグザグに列を作り、 参加者はそこからステージ上の前振りトークを観た後、 順にサイン入りポストカードを渡されることになる。 購入した品物は、列の先頭で、あらかじめスタッフから渡される。 ポストカードは、黒崎一心オンリーの特製ものらしく、それにサインと日付。
列に並んでいるのは、森田列・森川列は女性ばかり、折笠列は男女半々、という感じ。 なので、圧倒的に女性比率高し。ところどころに男の子の頭が突き出ているので、 もし目の前に背の高い男の子がいたら、ステージを観るのにちょっと苦労したかも。

客席になる列は、適当に配置されたポールにチェーンを渡していって作られる。 こんな感じのレイアウト。
ステージ
  先頭
| | | +-----------------------+
| | +-----------------------+ |
| +-----------------------+ | |
+-----------------------+ | | |
| +-----------------------+ | |
| | +-----------------------+ |
| | | +-----------------------+
| | +---------------------------入
| +------------------------------口
+---------------------------------
設営の様子を見ていたのだが、特に床にガイドが書いてあるわけでもないのに、 3列を交差することなく、ちゃんとつながるように作っていく様は、まさに職人技。 スタッフは手慣れているんだろうなあ。
さすがに上からは観ていられなかったので、最初どうなっているのかわからず、 ぐるぐる回っていって、先頭はど真ん中か?、などと馬鹿なことを考えてしまった。

時間は10:00〜11:00の予定、100人×3のお渡し会、ということなので、トークがある、 と聞いたときも、5分か10分ぐらいの短い前振りなのかと思ったら、なんと、 40分もトークをしてくれた。本編のほうが短かったくらい。(笑)

トーク
スタッフの紹介で、まず黒崎一護役の森田成一が、 ステージ下手側の出入り口から登場。 スタッフはすぐに引っ込んで、この後は、森田くんがトークをすべて仕切る。 さすが、もともと舞台をやっていた人だけあって、なかなか臨機応変に、 客席のすみずみまで反応を確認しつつ、見事に進行をこなしてくれた。彼のステージは、 ネオロマンス・イベントしか観たことがなかったので、ちょっと見直したかも。
森田くんの呼びかけに影マイクで答え、キャラの台詞を言ったりして、 他の出演者が登場。まずは、朽木ルキア役の折笠富美子。 続いて、黒崎一心役の、我らが森川智之。 影マイクから、一心の声で、「おはよう」と会場に呼びかけ、会場の返事を煽る。 何度もやり直すのは、返事の声が小さいからなのか、と思っていたら、 かなり大きな声で反応しているにもかかわらず、いつまで経っても繰り返している。 そこに、 「いつまでやってんだよ、いいかげんに出て来いよ、親父」と森田くんが割って入り、 森川さん登場。立ち位置は、登場順で、上手から、森田・折笠・森川。

森川さんの衣装は、黒の光沢のある素材(ビニールやゴムみたいな色艶だけど薄手、 裏は光っていない)の長袖シャツ、前は開けている。黒のTシャツ、 ストレートのブラックジーンズ、黒革のスニーカー。サングラスとシルバーペンダント、 トップは縦長で少しカーブの入ったフォルムで、 ちょっと遠かったから後できちんと見ようと思ったのだけれど、 舞い上がってすっかり忘れてしまった(爆)。

森田くんの仕切りは、手慣れていて上手いのだが、 キャリアの問題なのか彼の個性なのか、 森川さんのボケにツッコむのは無理があったようだ。 森川さんのボケは、ことごとく流されるか、 驚きに目を見張ったふたりに見つめられたまま一瞬の沈黙を生む、 という結果に終わってしまった。 ところどころ、なかなかナイスなヒットがあったんだけどなあ。残念だ。

こんなに長いと思っていなかったので、頭の中の記憶領域を準備するのに手一杯で、 きちんと覚えていられてないと思う。適当にはしょりつつ、記憶に残ったトークを。 順番も、もしかしたら発言した人も、めちゃくちゃかも。(爆)

森田「森川さん、食事しましたか。」
森川「今朝? 今朝は全然。昨夜は、夜1時半頃、やっとホテルで食事にありつけました。 何を食べたと思う?」
折笠「ホテルだから、さぞかし…。」
森川「赤いきつね。」

森田「『BLEACH』も、始まって2か月になるんですが。」
森川「危ないね。」
森田「えっ?」
森川「父ちゃん。親父。」
森田「あ、そうですね。」
森川「このジャンフェスの話は、ずいぶん前にもらってたんだけど、大丈夫かな、って。 間に合ってよかったです。」
要するに、アニメでの一心の出番が終わる前に出られてよかった、 ということらしい。

森田「で、『BLEACH』のテーマは、『出していく』だったじゃないですか。」
森川「え、そうなの?」
森田「森川さんがそう言ったじゃないですか。収録のとき、森川さんが後ろから、 『森田、出していけよ、出していけよ』って言うんですよ。」
森川「そうだよ。森田は出さなきゃ。」
折笠「森川さんは、出してるんですか?」
森川「もう、10年ぐらい前にね。」
折笠「『出していく』って、そういうものだったんですか。私はてっきり、 出演してるみんなが出すものだと思って、私もそれを目標にしてたんですけど。」

何の話の流れからだったか忘れたが、アドリブの話になり、
森田「森川さんは、アドリブすごいんですよ。 リハーサルのときに、すごいアドリブやるんですけど、やるとすぐに振り向いて。 振り向いて、っていうのは、調整室が後ろにあるからなんですけど。 後ろを振り向いて、どう?、って感じで見るんですよ。」
と、自分が後ろを向いて立ち、 振り返って不安そうに見ている様子まで再現してくれる。
森田「そうすると、前では、テープがきゅるきゅるきゅる、って戻ってね。」
折笠「やり直しってことですよね。」
森川「ああ、駄目だったんだな、って。」

森田「自分の役以外に、どんな役をやりたいですか。」
森川「全部やってみたいね。全部だけど、でも、中でも、織姫とか、ルキアとか。」
森田「女の子キャラがやりたいんですか。」
森川「やったことないからね。」
森田「これからもやりませんよ。むしろ、やらないでください。」
このツッコミは、なかなか快挙といったところか。
折笠さんは、コンをやってみたいらしい。森川さんは、「コン、いいね」と言いながら、 いつの間にか声が高くなっている。真殿さんのやっているコンを真似てみせて、 ふたりに「似てます」と誉められたのに気をよくして、「真殿の真似、できる?」と、 ひときわ高い声を張り上げた後に、むせて咳き込むキュートさ。 あれをボケでやったとしたら、かなり高度なテクニックだけど。 きっと素なんだろうな。
森田くんは、死神隊の誰か(覚えてなくてごめんなさい)の後、水色の名前を挙げていた。 ああいうセンの細い声は、自分のタイプと違うので、やってみたいそうだ。

これから出てくる死神隊のキャストの面々は、そうそうたるメンバーらしい。 「言うとみんな驚くと思うんですけど、まだ公開されてないかもしれないから、 言えないんですけど」と言いながら、
森田「ジャンプのアニメツアーっていうのがあって、それには死神隊が出てたんですよ。 最後にちっちゃな文字で、キャストクレジットが出てきたら、 みんな一斉に身を乗り出して。僕たち(と折笠さんを示し)は上から見てたんですけど、 客席が、ずずっと前に動いたように見えました。」
森川「みんな、目が悪いんだね。」
ツッコミの期待がミエミエのボケに、とっさに苦笑するだけのふたり。 そこではすかさず切り返さないと駄目です、森田くん。 たぶん森川ファンは、「そういう意味じゃねえだろっ」と怒鳴る声と、 的確な右手の幻が、はっきりくっきり浮かんだことだろう。(笑)

『BLEACH』は、回によって、スタジオに集まる人数が多いとのこと。
森田「俺たちはいつも出てるんですけど、俺とチャドは、スタジオの中の二酸化炭素が、 誰の吐いたものか、わかるようになりました。」
森川「上から下りてくるから?」
森田「チャドは、じゃなくて安元洋貴くんは、背が高いんですよ。 なんか、本当にチャドみたいな感じですよね。」
森川「あのまんまだよね。」
森田「『BLEACH』は、顔キャスか、と思うこと、ありますよね。」
森川「三木とかね。」
確かに。そう言われれば。(笑)

小柄でかわいらしい折笠さん。
折笠「これでも実家に帰ると、いちばん背が高いんですよ。高い所担当なんです。」
家族の背の高さがどれくらいか、という話になり、 森田くんが、姪っ子と甥っ子、と、自分の腰あたりの背の高さを示すと、
森川「甥っ子いるの?」
森田「いますよ。かわいいですよー。 『あんちゃん』って言って、なついてるんです。」
森川「『あんちゃん』って呼ばれてるの?」
森田「以前は『おじちゃん』って呼ばれてたんですけど、 まだ若いからかわいそうだ、って、『あんちゃん』にしてくれたんです。」
折笠「え、私はしっかり、『おばちゃん』って呼ばれてます。」
森田「それは、教育しないと。」
森川さんは、と振られ、いないと答えると、兄弟の話に。
森川「弟がいるよ。弟は俺より背が高くて、イケメン。音響やってるんだよ。」
森田「じゃ、今度、『BLEACH』に来てもらって。」
森川「ダメ出しされるよ。『森田くん、もっと出して』って。」
森田「森川家はみんな、『出していけ』なんですか。」

森田「これから『BLEACH』は、どうなると思いますか。 原作が、というのではなくて、希望でも、漫画やアニメ以外でも。」
森川「出番があればいいね。特典でもいいから。」
森田「親父も、テンション高いから、闘えると思うんですけどね。」
森川「身体も大きいから、強いと思うんだよ。」
森田「斬魄刀で斬るんですか?」
森川「いや、メスでも何でも。注射器でもいいね。」
そういや、一心は医者だった。注射器を手に持ち、あちこちに刺すしぐさをしてみせる。 そ、それは、森川さん…。別のインパクト強いキャラを思い出させます。 白衣の。(笑)
森川「これで攻撃するの。相手に刺して。」
折笠「毒薬ですか?」
森田「それ、最強じゃないですか。」
でも、一心父ちゃんは、見えないんじゃ? 見えないものにどう攻撃を。
森田「僕は、人間界の話も見たいんですね。 家族とか、織姫とかが、人間界で普通に生活している様子をね。」
森川「楽しようと思って。」
森田「そんなことないですよ。僕も行きますよ、そういうときには。 それから、煙草を吸っているときだけカッコいいって言われた、 って言ってたじゃないですか。あの話も見たいですね。父と母の話。」
テンション高く、いつも叫んでばかりの一心の、 唯一の見せ場のようなしっとりしたシーンだったので、 あれで森川ファンも一心ファンも、お互いを見直しただろう。
森田「そういえば、どのシーンが印象に残ってますか?」
森川「やっぱり、あのお墓の前のシーンだね。ポロリもあるでよ。」
森田「(客席に向かって)あれ、この人(と森川さんを指す)のアドリブですから。」
森川「あったでしょ? ポロリ。涙がポロリ。」
折笠「え、あれ、涙のことだったんですか。」
森川「そうだよ。 えっ、涙じゃなくて何なの? (わざとらしく)俺、わかんないな〜。」

この時点で、約30分経過。
森田「そろそろ時間かな?」(モニターを覗き込む)
森川「まだ大丈夫みたいだね。」
長くて10分と思っていたのが、既に充分に長くて驚いていたのに、 まだ大丈夫、なんだ。

で、客席からの質問を募り、その質問が、 「虚(ホロウ)」のアクセントについてだったことから、アクセント話に。 アクセントについては、文字では書きにくいなあ。
森田「漫画で読んでるときは、勝手に自分の頭の中で読んでるじゃないですか。 僕は『一護』(平板だったか中高だったか忘れた)って読んでたんですけど、 違ったんです。確か1巻の端っこのほうに、ちゃんと書いてあるんですよ、 『一護』は、『越後』と同じアクセント(つまり頭高)、って。」
森川「俺も、親父の名前、『ひとごころ』かな、って。」
森田「それは、漢字が読めないだけじゃないですか。」
『BLEACH』は漢字が難しい、というのは、他でも聞いたことがある。 確かに、「虚」と書いて「ホロウ」と読ませるようなのが多いと、難しいだろう。
森田「『魂魄』っていうのも、『BLEACH』用語かと思っていたら、 前からある言葉なんですね。」
森川「そうなんだよ。」
森田「でも、ケータイで変換しようと思ったら、 『魄』の字が出なかったんですよ。」
森川「携帯、古いんじゃない?」
森田「え。買い替えたばかりなんですけど。」
森田くんが江戸っ子のため、一護はべらんめえ調になっているらしい。
森田「だから、空座町は、東京の下町にあるんですよ。」
自分では全然気付いてなくて、と、 「朝っぱらから」のアクセントがおかしかったことを、一生懸命説明しているとき、 森川さんは、自分の背中側にいたファンのほうを向いて、手を振って、 愛嬌を振りまいている。 全然聞いていない様子に、業を煮やした森田くんが呼び戻すと、
森川「えっ? 何? 朝パラ?」
と、森田くんとふたりで、パラパラの手の動きを真似る。折笠さんの目はまん丸。
森田「違いますよ、『朝っぱら』です。あなたがよそ見していたときの話ですよ。」

最後に、今回のお渡し会の購入物である、「BLEACHパック」の内容についての説明。
みんな、「コンの湯呑み」はお気に入りらしい。この湯呑みには、コンの絵と、 「さあ飲め!!今すぐ飲め!! てめーら俺がいれた茶が飲めねーってか!?」という字が書いてある。 後半はともかく、前半は、魂魄飲まされるみたいだなあ。(笑)

約40分でトーク終了。
森田「これで終わりじゃないんですよ。というか、メインはこれからなんです。」
森川「え? そうだったの?」
最後までお約束だった。(笑)

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