森川智之プライベート・コレクション

「丼メン 第二杯目 第三杯目」


「丼メン 二杯目 三杯目」
日時: 2009/5/31(日)
第2杯目「美食の園、ああ〜白百合学園」13:55〜16:20
第3杯目「餓食の園、ぎゃあゾンビ幼稚舎」17:40〜20:25
場所: メルパルクホール(東京・芝公園)
主催: HEAVEN'S DOOR(森川智之オフィシャルファンクラブ)
出演: 森川智之、宮田幸季
ゲスト: 吉野裕行、浪川大輔

アクセルの前説
幕が上がると、正面には大きなスクリーン。
最初は森川・ウィリアム・アクセルが担当する前説なのだが、このスクリーンに、 今回は、アクセルくんの映像が映る。 それに、アクセルの声を担当する宮田くんが、影マイクでナレーションを付ける。
第2杯目・第3杯目とも、違う映像だったが、 第3杯目では映像が出トチリ(第2杯目と同じ映像が出てしまった)。 文句を言いつつもマテを続ける宮田アクセル。(笑)

このスクリーンは、この後も大活躍。ステージ上や会場を映すカメラが入って、 状況を逐一スクリーンに映し出している。ステージ上で食べているものや、 表情をよりはっきり伝えることで、臨場感を出す演出だったのだろうが、 これがとてもよかった。2階や、1階客席後ろで繰り広げられる場面もあったのだが、 普通なら死角に入る席からでも、ちゃんとカメラが映してくれるので、 何が起こっているか全部見える。

舞台には、わりと素朴な花のスタンドフラワーが17個。 1杯目のときは6個だったが、一挙に3倍に出世(笑)。

アクセル日記
森川さんと、茶色の耳のカチューシャと、犬の鼻をつけた宮田くんが登場。
森川さんの衣装は、
第2杯目:
白地に赤と青のチェックのシャツ、背に黒い文字、「GOODNESS」などと読める。 インナーは黒のタンクトップ、襟ぐりにラインストーン、右肩あたりに「R」の文字。 「バサラ祭」のときのと色違いのようだ。黒スリムパンツ、 ピカピカのエナメルのブーツ、足首当たりでベルトで止めるデザイン。ベルトは黒。 左中指にシルバーのリング、シルバーのペンダント、トップはクロス。 黒縁眼鏡、右手首に黒いバンドの腕時計。
第3杯目:
白と茶のヘビ柄半袖シャツ。インナーは黒地に赤の模様と金文字のタンクトップ、 襟ぐりが大きくて胸元がセクシー。ベルトはインナーに隠れて見えない。 それ以外は第2杯目と同じ。

アクセルとアクセルパパの日常を綴ったコント。 それぞれ2つめのコントから、ゲストも参戦する。
第2杯目:
「お食事前のマナー」ご飯の催促をするアクセル
言われたとおりいい子にしている、はずなんだが?
「いらっしゃいませ」お客さんに飛びかかるアクセル
椅子に座る吉野くんにアクセルが飛びつく。 「保志くんは吹っ飛んでった」などと話しているところに、浪川くんが訪れる。 テンション高く飛びついたアクセルにラリアットを食らい、袖に消える浪川くん。
「低血糖犬」動物病院で、血糖値が「ない」と大騒ぎ
吉野・浪川は白衣、アクセルにはリードが付けられる。測定した血糖値が低すぎて、 オロオロするお医者さんたち。その間も、片時も大人しくせず、 暴れ回るアクセルに振り回されるパパ。疲れてがっくり椅子に座るパパを見て、
吉野「なんか、パパさんのほうが血糖値下がってるみたい。」
第3杯目:
「パパのしつけ」おやつをもらおうと、いただきますを繰り返すアクセル
結局、パパにすりすりして甘えると、しょうがないなあ、とおやつをくれる。
アクセル「ほら、簡単でしょ。」
「お客さんのしつけ」お客さんにいろいろ要求するアクセル
パパが、コングにクッキー入れてくれた。(浪川くんに)中のクッキー出して。
パパ「工夫して時間をかけさせるものなんだから、出したら駄目だよ。」
出してもらったクッキー食べちゃった。(吉野くんに)もっと何か入れて。
パパ「相手にしちゃ駄目だよ。」
ふたりとも、使えないなあ。
「睡眠時のマナー」川の字に並んで寝る3人に、ねぼけて乗りかかるアクセル
アクセルのいびきや寝息で何度も起きる3人、 最後はアクセルが3人の上に乗っかり、3人は悪夢にうなされた、らしい。
森川さんによれば、「宮田が骨張ってるから、ささるんだよね」とのこと。

トーク
ここで初めて、出演者の挨拶となる。第3杯目では、アクセル日記で、 アクセルがモノローグで、パパの家に来るお客さんについて、 「中堅が手土産持って来ない」「ひとりは子役上がり」などと言ったことを受けて、
浪川「浪川大輔です。子役上がりです。」
吉野「吉野裕行です。36歳、立派な中堅になりました。」
用意された椅子に座る4人。下手から、第2杯目は、浪川、吉野、森川、宮田。 第3杯目は浪川くんと吉野くんが逆。
4人でとりとめもなく、丼を中心に、話に花を咲かせる。 第2杯目・第3杯目のどっちの話だったかわからなくなったので、適当に。

森川さんと宮田くんは松屋派らしい。
浪川「僕も松屋派です。」
吉野「僕は吉野家派って言わないとね。名前からも。」
吉野くんは、吉野家店内で流れるCMで、かけ合いの役のひとつをやったことがある、 とのこと。収録のとき、吉野です、って言ってみたけど、特に反応はなかったとか。

前々から「おまえら」に出たいな、と思ってた浪川くん。
浪川「お前、5月31日空いてる?、って言われて、やった、『おまえら』に出られる、 と思ったけど、後で『丼メン』だった、っていうことがわかって。」
宮田「葉書にも、『森川さん檜山さん』って書いてありましたよね。」
森川「『森川さん檜山さんこんにちは、私の好きな丼は』、とかね。」
吉野「俺は今日来るまで、『おまえら』だと思ってました。」

今回初めての参加で、最前列で観ている人がいる。
森川「大丈夫? このイベントは、見た目だけじゃなくて、 匂いとか、いろんな要素があるから。」
吉野「五感に訴えかけるからね。」

「声グラ」が取材に来ていて、カメラマンさんが写真をバシバシ。
森川「あれだけいろいろ声優雑誌があるのに、来てるのは『声グラ』さんだけ。 後でレポート載せてもらうからね。『声グラ』の8月号は、丼が表紙だよ。」
舞台下で、苦笑しながら大きく頭を横に振るカメラマン。 そんなに思いっきり否定しなくても、絶対実現しないことはみんなわかってるから、 大丈夫ですよ。

そして、浪川くんの天然ボケっぷりが発揮されるエピソードもいっぱい。
まず。浪川くんは、なか卯の親子丼が好き。
森川「あ、俺、あれ駄目なんだ。なか卯の親子丼って、ジューシーじゃん。」
浪川「ピュアなのは駄目なんですか?」
森川「え!?」
森川さんと一緒に、会場のみんなの頭の上にも、大きな「?」が。 どうも浪川くんは、「ジューシー」を「純真」と聞き間違えたらしい。 えっと、純真な親子丼ってどんなの?
森川さんはつゆだくが嫌い(ご飯がしっかりしてるのが好き)なので、 ジューシーなのは嫌、とのこと。

アクセルは泳ぐのが好き、という話から、お台場での海水浴話に。
浪川「水、嫌いじゃないんですか?」
森川「リトリバーは泳ぐの好きだよ。お風呂にも喜んで飛び込むしね。」
浪川「自分で背中洗うんですか?」(と、背中をタオルで洗うしぐさをしてみせる)
森川「どんだけ関節のやわらかい犬なんだ。洗うのは俺だけどね。」
浪川「湯船につかるんですか? こうやって。」(両手を広げてゆったり)
森川「お前、キャラ作りすぎ。」
浪川「洋犬には目が青い犬もいたりします?」
会場からの「ハスキー」の声に「?」となる浪川くん。ハスキーっていう犬種があって、 と説明されて、ああ、と頷き、自分の喉を指して、「これのことかと」。

葉書コーナー
葉書と一緒に、丼が出てくる。トークのときに、「緞帳上がったときに、 全員が丼かぶってたらすごいよね」と、森川さんが言っていたこともあり、 それをかぶる、というか、頭に乗せる森川さん。 ちっちゃい。いや、頭が大きいのか。

丼はサイン入り、葉書を読まれた人へのプレゼント。会場に持って行くように、 森川さんが吉野くんに渡すと、吉野くんはそれをそのまま浪川くんに。 次は吉野くんかと思ったら、それも浪川くんに。 結局第2杯目は、3回とも浪川くんが持って行く。
第3杯目では、浪川くんと吉野くんの順番が逆だったので、 森川さんに丼を渡された浪川くん、やった、とうれしそうに吉野くんに渡すが、
吉野「今からこの丼を持って行きます。浪川くんが。」
第3杯目の3回のうち2回は2階で、2回とも浪川くんが持っていった。 よっちんは、1階席のときに1回だけ。 第2杯目にも1回、2階席があったから、浪川くんは2階まで3往復したことになる。 でも、すごいスピードで往復していたのに、全然息を切らした様子もなく、涼しい顔。 さすが、カートとかで鍛えてるから、かな?
浪川「(丼を押し付けられて)ちょっとは動いたら? 本当にもう。」
森川「まっすぐ行って、信号があるから、そしたら山があるから上ってって。」
浪川「帰ってきたら終わってませんか。大丈夫?」

第2杯目:
丼占いの結果。
森川さんはカルビ丼。
森川「焼いちゃうのか。ユッケとかがよかった。」
宮田くんはカレー丼。
宮田「カレー好きじゃないんですけど。」
吉野くんは深川丼。
吉野「あー、俺、アサリ食べられない。」
いちいち文句ばっか!! なんでこう、揃いも揃って(笑)。
浪川くんは牛丼。大器晩成らしい。
浪川「もう25年やってるんですけどね。」
森川「俺の芸歴より長いんだよ。」
檜山さんは親子丼、陶山くんはかに玉丼、カタシくんは不明。
森川「カタシはきっと、ごはん丼だよ。 ごはんの上にごはんが乗ってて、トッピングもごはん。」

いろいろなレシピで、たまごかけごはんにチャレンジしてます。
森川「たまごかけごはん、好きだよ。台所で立ったまま食べる。 手を伸ばすだけで、茶碗にご飯入れて、冷蔵庫から卵出して。3杯はいけるね。」
浪川「僕はマヨネーズだけでいいですよ。」
吉野「僕は、ご飯にバターを乗せて、醤油。めちゃめちゃうまい。」
「ご飯何膳でもたべられるおかずは?」との問いに、吉野くんは、 お米好きだから白いご飯だけでオッケー、浪川くんはふりかけ、宮田くんはメンマ。
森川「海苔かな。醤油付けて、ご飯巻いて。納豆もいいね。」
宮田くんが納豆が駄目、という話から、今度は嫌いなものの話に。 浪川くんは、鯨が苦手らしい。匂いが駄目とか。でも森川さん、そのメンバーで、 鯨の竜田揚げの話は駄目です(笑)。もうちょっと年長者層のときに。
そしてまた、浪川くんが炸裂。
浪川「鯨って、どっちなんですか? 魚?」
森川「哺乳類だよ。イルカも。」
浪川「だって、魚の形してません? 魚なのか哺乳類なのか、はっきりしてほしいです。」
いやだから、形は魚っぽくても、哺乳類なんですってば(笑)。
吉野「好き嫌い多いです。ちょっと高級そうなのが駄目。」
森川「すずめの…お宿。店じゃん!!(笑) ツバメの巣は?」
吉野「食べたことないですね。」
浪川「ツバメの巣、食べるんですか? クギとか木の枝が入ってるんですよね?」
森川「唾液とかね。それに、日本の燕じゃないよ。中国のだからね。」

ご飯と他のものを一緒に口に入れられません。
「じゃあ、ドリアは?」「シチューは?」と、葉書の主に質問攻め。
吉野「鈴村さんが、口中調理だって言ってましたよ。 口の中で混ぜて、味を作っていくんだそうです。」

第3杯目:
おいしい顔ってどんな顔だと思いますか
それぞれ、「おいしい顔」をやってみるが、みんないまひとつ。 結論は、「意識しておいしい顔を作るときはおいしくないとき」。なるほど。

最後の日に食べたい丼は?
森川「地球最後の日? 丼食べたくないな。」
宮田「僕は海鮮丼。好きなものを並べるんです。」
浪川「僕は2つで悩んでるんです。なか卯の親子丼か、ウニ丼か。」
森川「なか卯の親子丼は、いつでも食べられるじゃん。」
浪川「じゃ、ウニ丼。一度しか食べたことないんですよ。高いんですよね。」
吉野「ロコモコ。ハンバーグが食べたいですね。」
森川「フォアグラ丼。食べたことないんだけど。 こないだ、フォアグラ丼の専門店を見つけたから。」
浪川「食べたことないんですよね? 食べてみて、好みに合わなかったら、後悔したまま最後ですよ。」
森川「後悔したら、その後悔で、地球滅亡を阻止する。彗星を止めて。」
と、両手を前に出して、がっしと受け止めるしぐさ。
浪川「ヒーローだ。」

パイナップルを半分に切ったもの(葉っぱ付き)がお弁当箱でした。
お弁当の思い出を語る。森川さんは、おでんの話。
森川「普通のドカベンに、半分ご飯を入れて、残りにおでんを入れたんだよ。 それを新聞紙で包んで、それをそのまま鞄に入れられて。 弁当箱からは汁がにじみ出てて、学校行ったら、教科書がみんな波打ってて。 弁当も、ご飯がつゆたく。あ、それで俺、つゆだくが嫌いなんだ。」
浪川くんは、ご飯の上に秋刀魚の開きが乗っていたらしい。
浪川「俺もそれがトラウマで、今でも背の青い魚が苦手なんですよ。 最近やっと食べられるようになったんです。」
森川「思春期の頃って、みんなと同じなのがいいんだよね。」
吉野「俺はないです。中学も高校も、弁当の給食だったんです。 みんなに弁当ひとつずつ配って、それを食べてました。」
森川「それは、みんな同じがいい、ってやつだよね。」
宮田「僕は反抗期の頃、母がお弁当を詰めようとしているとき、朝だから不機嫌で、 いらないとか言ってたら、ほんのちょっとしか入ってなくて。 それからいらないって言わなくなりました。」
森川「反抗期、あったんだ? 変声期はまだだよね。」

個人コーナー
森川さんひとりで歌が2曲、「Love Me Tender」と「Long」の間に、 少しだけトーク。「ワルキューレ」や「ナイトミュージアム2」の吹き替え話など。

丼メン〜1時限目(校歌斉唱)
最初は、麺マズミ准教授が2階席に現れる。ひとしきり講義をした後、 入れ替わりで、1階客席中央の扉から、全学部で名誉教授、丼タコス先生登場。 今回は「タコ先生」と呼ばれることが多かったような。
客席をいじりながらステージに上がり、そこにマズミ准教授が合流する。 タコ先生のサンダルが大きいのか、足の指が全部サンダルからはみ出ている。 歩きにくくないんだろうか、突っかかって転びはしないか、と、 観ているこっちがハラハラ(笑)。普通の庭履きのようなオバサンつっかけだったけど、 25.5cmの足ではみ出るようなら、男性サイズのLとかだったのかな。

第2杯目は、前回の「丼メン祭り」でもこんな感じだったかな、というふたりだったが、 第3杯目は、「ゾンビ幼稚舎」というサブタイトルどおり、すごいメイク。 本当に怖くて涙が出てきそう。しかもそれで無表情でスススス、と歩く。 ゾンビなのは客席だけで、自分たちは白百合じゃなかったのか!?

1時限目は、聖・丼メン大学校歌、「ああ、羽ばたけ 釜利谷文庫の薔薇たちよ」。
まず「起立」という号令で客席を立たせる。みんな面倒くさそうに、 しぶしぶ立ったのに、そのまま「着席」。もちろん、「えー」のブーイング大合唱。 で、着席してから「礼」。
今回は、歌詞がスクリーンに映し出されるので、 いきなり「ゾンビ」と指差される恐怖感が半分に(笑)。 さらに歌の後、歌詞の解説も。

2時限目
長い論文の名前を言っていたが、要するに、恐ろしい丼を作るコーナー、 早い話が、「マズミとタコスの丼メン3分クッキング」。
しかししかし、タコ先生、「お固い講義だけじゃ、アジャパーよ」は、 鯨の竜田揚げどころの話じゃありません。きっと誰にも気付かれない…。

第2杯目のお題: 夏といったらカレー丼
カレールーもカレー粉も使わないで、と言われて考えたレシピ。
マズミ先生のは、「宮田流地中海カレー丼」。ししゃもやトマトが乗っている。 調味料等は全部「大さじ」。たいへんなことになりそう。
タコ先生のは、「夏のトロピカレー丼 寒気がするほどおいしい丼」。 とろけるチーズで恐ろしい(笑)ものに蓋をし、パイナップルの輪切りと苺が乗っている。 調味料等は「小さじ」で、「守りに入ってるわけじゃないのよ」というコメント。
でも、いろんなものの量を言うたびに、会場からは「えー」という声が。 レシピは讀本(じゃなかったっけ)に載るかな。

スタッフがレシピにそって実際に作った丼が運ばれてくる。 すぐには中身が見えないように、蓋がかぶせてあるのだが、 それを、まるで怖いものを見るように眺めるタコ先生。 手を出そうとして、「あ、なんか動いた!!」。 スタッフが一緒に水を持ってきたのを見て、「水も必要なの?」と怯えながら、 「前回は台所の三角コーナーの臭いがした」とつぶやきつつ、蓋を開ける。
マズミ先生のは、トマトの下がごちゃごちゃしてる。タコ先生のは、 チーズで蓋がしてある(臭い対策らしい(笑))ので、全貌がよくわからない。 いずれも、カメラが大きくスクリーンに映し出してくれるので、臨場感たっぷり。

そこに、女子高生の格好(セーラー服)をしたふたりが登場する。白百合学園入学希望の、 コンナ・トコロ(吉野くん)とオチ・タイコ(浪川くん)、とのこと。
ふたりとも、普通にかわいい。浪川くんの女装は初めてだけど、 しっかりした男らしい顔だから、と思っていたが、彫りが深くてよく似合っている。 綺麗。セーラー服も違和感がない(笑)。特に浪川くんは、背が高めなので、 えらいミニスカートになっているうえ、スカートに慣れていないので、 かなり危ないことになっていた。その点、杉田くんはおしとやかだった、のか?(笑)

固辞するふたりを無理矢理座らせ、森川さんの丼を吉野くん、宮田くんのを浪川くんに。 会場からは、「頑張って」に混じって「死なないで」の声も(笑)。
吉野くんが左手で箸を持ったので、あれ、左利き率50%だ、 だから浪川くんが下手側(利き腕がぶつらかない)なんだな、と思ったら、 浪川くんも左手で箸を。 いくら芸術家には左利きが多いといっても、3/4だなんて、左利き率高すぎ。
ふたりとも覚悟を決め、ネバネバと糸を引く、食べ物なはずのものを口に運んでいる。 味はどうであれ、食べられないものではないはずなので、 たぶん、意志の力でどうにかなる範囲だと思うのだが、なんと、 「おいしい」とまで言い出す吉野くん。 いくら貧乏舌と自己申告していても、それはそれでどうよ。
結局教授たちふたりも、生徒の逆襲に遭い、自分たちの作品を食する羽目に。

第3杯目のお題: 夏を乗り切る丼
マズミ先生のは、真ん中に顔の付いた楕円(卵らしい)、黄色いバナナが3本。
森川「今流行りの伊達政宗かと思った。」
宮田「惜しいですね。これ、卵なんですけど、首取ったり、なんです。」
タコ先生のは、葉っぱが丼からあふれんばかりの、植木鉢みたいみたいな丼。 これから食べる丼だと思わなければ、緑が綺麗な、上手な絵である。 中身は、ご飯の上に鎌倉ハムカツ、レタス、サラダ菜、キャベツ。 それに、ジャングルドレッシング(マヨネーズ、ケチャップ、酢)。酢の量が多くて、 酸っぱそう。丼の名前は、「胃に優しいヘルシージャングル丼」。
第3杯目になると、レシピを説明していても、「えー」という声すらこぼれない。 きっとみんな、第2杯目でそのすごさを体験したから、そんなことは微々たることだ、 ということがわかったのだろう。(笑)

実際に作られた丼が運ばれる。表面的にはそれほど恐ろしくない丼を前に、 箸をとるのを躊躇しているところに、ゾンビ幼稚舎入学希望のふたり、 トコロちゃんとタイコちゃんが登場する。今度はふたりともゾンビメイク。 メイクはそんなだが、ふたりともすらっとしていて、なんか色っぽい。 幼稚舎入学希望だから、言葉遣いは子供言葉なんだけど。
第2杯目と同様、無理矢理座らされるふたり。今度は宮田くんのを吉野くんが、 森川さんのを浪川くんが、食べさせられる。

3時限目
森川さんが急にいい声でしゃべり始め、吉野くんに「ガイ」と呼びかける。 森川さんはゴウ、そこにレイも加わり、浪川くんがひとり取り残される。
浪川「これ、何すか? 僕も一応、その、キャラクター持ってるんですけど。」
無視して話を続ける3人。
浪川「あの……。巫覡のタケルだ。予知夢ができる、巫覡の、日本のタケル。」
森川「聞いたことないな。ハヤブサのヒロか?」
ヒロは賢雄さんです。どんだけ賢雄さん好きなんだか。

第3杯目は、アナキン(浪川くん)とオビ=ワン(森川さん)。 「ドンブリとともに」とか言っていると、見ていた吉野くんが、 「丼の暗黒面に落ちるんだな」と。特にキャラとか作ってなかったから、 素でこぼれた言葉かな? だとしたら、さすが、知ってるんだなあ、という感じ。
マスターとパダワンが信頼を深めている間、残ったふたりは、 「VitaminX」の衣笠先生と清春に変身。こちらも師弟だ。

3時限目は、「美食声優チャンピオンは君だ」というタイトルで、個人戦。
第2杯目:
どちらが高級品かを当てる。はずれたら激マズドリンクを飲む罰ゲーム。
1回戦は、100g5500円の松阪牛とオージービーフ。森川さん曰く、丼メンは、 ここで予算をすべて使い果たした、らしい。同じ味付けで焼いてある。
肉と言えば森川、というぐらい肉にはうるさい森川さん、じゃなかったタコ先生。 わかりました、と自信たっぷりに答えるが、正解は、浪川くん・吉野くん。 森川さんと宮田くんが飲んだ激マズドリンクは、 メロンソーダとコーヒーとアセロラを混ぜたものとか。

2回戦は、宮崎産完熟マンゴーとメキシコ産マンゴー。正解は浪川くんひとり。
浪川「超ゴキゲン!」
他の3人に用意された激マズドリンクは、オロナミンCとミルクティー。
宮田「だから薬臭い感じなんですね。」
森川「実家の箪笥の匂いがする。」

第3杯目:
ひとつだけ不味いものがあり、それを食べたのは誰かを当てる。 不正解だった人は、同じものを食べないといけない。
1回戦は、コーンスープで、ひとつだけカラシを混ぜてある。
ドボンは浪川くん。宮田くんが正解、残りのふたりは互いを指名していた。 浪川くん、あんなにおいしそうに食べてたのに、と思ったけれど、 よく見ていた人によれば、カメラからはずれたとたんに水を飲んでたとか、 涙目だったとか。

2回戦は、プリンで、ひとつはたっぷり、にがりが入っている。 運ばれたときから、宮田くんのだけ色が違う。分離している様子。 もう見るからに、なので、全員正解。もちろん、不味いのを食べたのは宮田くん。

舞台の後ろには、バケツも用意してあったのに、結局誰も使わなかった。 涙目になるほど不味いコーンスープを、 しっかりと「おいしいふり」をした浪川くんといい、 見るからに食べたくないネバネバしたものを、 「おいしいかも」と言いながら掻き込んだ吉野くんといい、 本当に見上げた芸人…もとい、役者魂だった。 伊達に子役上がりでも中堅でもないと思うな(笑)。

どちらの回も、結局ふたりとも合格。 トコロちゃんもタイコちゃんも、スタッフが用意したカツラと衣装を舞台上で付ける。 丼メンメイクもその場でしたので、本人もどうなっているかわからない。
浪川「どんなになってるのか見えないんですけど。」
森川「スクリーンを見てみなさい。」
そう言われてスクリーンを見上げる浪川くん。 当然、スクリーンを見たときに映っているのは後頭部。 そろそろと顔を戻し、隙を狙うようにさっと視線を戻すが、 アニメじゃないから、カメラはだまされてくれない(笑)。

最後にまた、ふたりを加えて、「聖・丼メン大学校歌」を斉唱。

エンディング
最後にひとりずつ、挨拶をする。でも、女子高生だったりゾンビだったり(笑)。 一応、もう素に戻ってるはずなんだけど。
吉野「4杯目・5杯目には来ないと思います。」
森川「どうして快くゲスト出演を受けてくれたかというと、 内容を知らなかったからだ、ということがわかりました。」
そしてみんなで手を合わせ、「ごちそうさまでした」で終了。

会場に降りて、通路を通り、後ろのドアに消える出演者たち。舞台は幕。 影マイクで、パパとアクセルの終演の挨拶が流れ、イベントも幕。

テーマが丼に終始しすぎた感じで、もう少しいろんな話が聴きたかったかな、 というのはあるが、いつもの「おまえら」にある着替え時間の中だるみがなく、 ゲストの見せ場もしっかりとあったことを考えると、たくさん笑ったし、 楽しいイベントだったと思う。
でも、ちょっと長かった、かな? 「おまえら」だと2時間半は長く感じないんだけど、 やっぱり、中身が詰まっていたから、お腹いっぱいな感じになったのかも。 あー、腹いっぱい。でも不味くない。

TOPPAGEトップページに戻る
Copyright(C)1998-2014