森川智之プライベート・コレクション

「今日から(マ)王!大研究!」公開録画(2005年)


「今日から(マ)王!大研究!」公開録画
日時: 2005/7/17(日) 第1回:11:50〜12:50(60分)/第2回:15:30〜16:45(75分)
場所: NHKみんなの広場ふれあいホール(東京・渋谷)
司会: 遠藤久美子、はりけーんず(前田登・新井義幸)
ゲスト: 櫻井孝宏、森川智之、宮田幸季

放送された内容は、オンエア・レポートをご覧ください。


森川さんの衣装
第1回:
黒の無地の半袖Tシャツの上に、襟と裾がオレンジと黒の縞で、 身頃は黒地に細いオレンジのラインが縦に入った、ジップアップのベスト。 前は下のほうだけとめていて、 Tシャツの上にかけたシルバーの大きめのクロスペンダントが見える。 すり切れたジーンズと、黒のスニーカー、左手首には黒の幅広なベルトの腕時計。 金髪の下に黒がだんだらに見える微妙なメッシュで、 「ベリーショート」のときよりはちょっと伸びて落ち着いた感じ。眼鏡はなし。
第2回:
黒地にカラフルな色で文字や模様が大きくちりばめられた半袖シャツ、 たぶんコットンのしっかりした生地なのではないか。 前ボタンはわりときっちりとめていて、 インナーの白のTシャツがほんのちょっと見えるくらい。 それ以外は、たぶん第1回と同じなんじゃないかと思う。 すり切れたジーンズと黒のスニーカー(細かいところまでは見えなかったので、 違っていてもわからない)、黒の腕時計、黒の見える金髪、眼鏡なし。

概要
立ち位置(座り順も)は基本的に、演出で動くとき以外は、 舞台下手から、櫻井、森川、宮田。身長が綺麗にラインを作り、 両側に細いふたりをしたがえた森川さんの貫禄が目立つ(笑)。
この3人では、森川さんがいちばんいじられていた。 役とのギャップが面白かったのかな。宮田くんは予想以上のボケっぷり、 櫻井くんは終始ソツがない。
特に主役が、といったようなこともなく、 3人ともバランスして取り上げられていた感じ。 逆にコンラッドやムラケンにスポットが当たることが多く、 ユーリ(櫻井くんではなく)はちょっと控え目だったかも。

ステージ上の音は、会場内にはあまり大きくは流れない。 たぶん、録音上の問題があるんだろう。静かなときには問題はないが、 拍手や笑い声等がかぶさると、発言が聴き取れないこともしばしば。参加していても、 放送が楽しみなところもある。 でも絶対に放送されないだろうな、という部分もあって、それはちょっと残念。
エンクミ(生で見ると本当に細い)は、司会者という立場でNHKを背負っているからか、 強い強い。紅一点ということもあるかと思うが、嫌味な感じは全然なく、 出過ぎず締めるところは締めて、しっかり進行していた。 一見暴走しているように見えるはりけーんずも、 飛ばすところと引くところのバランスが絶妙、さすがだ。
全体的にNHKらしい優等生な雰囲気、というか、公開録画だから当たり前か。 そのまま番組として放送するんだから。 入場までのスタッフの仕切りも手慣れたものだった。 定員285名のこぢんまりしたホール。 客層は、第1回は小学生から高校生ぐらいの姿が散見されたが、第2回はほぼ高校生以上。 男性も少し。子供は男の子もいた。

収録時にも、ときどきディレクターが口を出して進行を変更するなど、 カット割りが見える感じの収録だった。 実際に放送されたときにも、順番を逆転した編集もあった。 アニメははしょれないから、こんなんで25分におさまるのかと思っていたが、 見事な編集で(かなり細切れで切り貼りしてる)違和感なくつないでいるのを観て、 プロの技術にあらためて驚嘆させられた。(笑)

本編
公開録画以外はスタッフの前説(拍手のしかたとか)のみで、 特に参加者向けの企画はなし。ただ、放送時間よりも大幅に長かったので、 半分以上がカットされている。放送されなかった部分を、森川さんを中心に補足。

・第1回
ゲストの3人は、話を聞くときはほとんど椅子に座っている。 森川さんと宮田くんは、終始、膝をそろえてお行儀良く座っている。 櫻井くんの座り方のほうが普通な感じだけど、宮田くんは全然違和感がない。 森川さんはイメージからすると違和感ありまくりだが、ファンにはお馴染みの姿勢。

ファースト・インプレッションで、コンラッドを挙げた宮田くんに、 前田さんのナイスなツッコミが。
前田「10分番組になってしまう!!」
確かに、公録開始から約10分後のことでした。

新井さんによるコンラッドのプレゼンと、それに対する前田さんの反論を聞いて、
遠藤「どうですか、おふたりの話を聞いて。」
森川「けんかしないでね。」
新井「お仕事ですから。」
森川「今のビデオを見ても、コンラッドじゃないですか。 だって、作ろうと思えば、1時間でも2時間でもこういうビデオ作れるでしょ。」
さらに、「本番以外では面白いことを言う」という櫻井くんの発言を受けて、
遠藤「リハーサルでは、コンラッドはギャグ連発ですか。」
櫻井「もう、すごいですよ。」
遠藤「聞いてみたいですね。」
森川「靴下色違いだったりね。」
「(マ)王」の収録スタジオは靴を脱いで入るタイプで、 気が付いたら左右の靴下の爪先の色が違っていた、というエピソード。 昨年のDVD発売記念イベントで出た話題だったが、今回はこのひと言で終わり。 詳しくは話さなかった。

実は、ファースト・インプレッションの後、 それぞれの陣営に移動してどちらを支持するか表明する前に、もう1度、 札を上げる機会があった。コンラッド、ムラケン、両方のプレゼンが終わったあたり。 なんと宮田くんは、このときもしっかりコンラッドを上げていた。
櫻井「油断も隙もないでしょ。」
遠藤「本当ですね。」
前田「同じボケをもう一度くるとは思いませんでしたよ。」

それぞれの陣営に移動するとき。放送では、 いきなり新井さんが森川さんを突き飛ばしに来たように見えるが、実はこの前に、 かなり長い時間があった。この日、新井さんはものもらいができていて、 それを何度か前田さんにネタにされていたのだが、 移動開始直後に前田さんの先制攻撃が。
前田「そっちに行くと、ものもらいがうつりますますよ。」
宮田くんはさっさと前田さんのほう(ムラケン陣営)に行くが、櫻井くんと森川さんは、 舞台中央でうろうろしている。櫻井くんが決めかねているのはいいとしても、 森川さんは本来ならすぐに新井さんのほう(コンラッド陣営)に行くはずだったのに、 ボケてみせたんだろう。 でも、櫻井くんの動きに気を取られたのか、誰も拾いに来てくれない。 今さら動くわけにもいかず、櫻井くんの後ろで所在なくしているところに、 やっと新井さんが気付いて救出に来てくれたのが、放送されたシーン。
新井「(はたく真似をしつつ)お前はこっちじゃないか。」
森川「ちょっとものもらいが気になって。」
というのが、森川さんの言い訳だった。カットされてたけど。
さらに、両陣営が、櫻井くんを勧誘にかかる。森川さんはコンラッド陣営に落ち着き、 小さなテーブルの上で手首を返しつつ(焼き鳥を焼いてるポーズ)、
森川「おいしく焼けたよ。」

放送でのライヴドラマ後の感想は、最後の挨拶と適当に混ぜ合わされていた(笑)。
放送用のエンディングの後、まずゲストの3人を送り出し、はりけーんずも送り出して、 最後にエンクミが引っ込んで終了。

・第2回
冒頭のトーク(まだゲストは出ていない)で、収録の間のゲストのうわさ話に。
前田「森川さんと宮田さんが、 お弁当の卵焼きを森川さんが取ってしまったということで、 宮田さんのテンションが上がって。」
それを袖で聞いていたのか、出てきてからも、それに乗った発言もあった。
前田「宮田さん、ごはん食べました?」
宮田「食べました。卵焼きの奪い合いがありました。」
森川「ウインナーを落っことしたんですよ。」

第2回はクイズ形式。実際に放送された1問目の前に、もう1問あった。(全部で4問)。 そういえば、「次の問題」「最後の問題」とは言ってたけど、 決して何問目って言わなかったな。 最初から一部カットがあることを想定しているんだろう。

カットされた本当の第1問は、「地の果て」が暴走したときのアニメを使った問題。 違う鍵で開けようとすると箱が暴走する、という話から、村田の台詞。
問題: 『「地の果て」の正しい鍵は、ある一族の○○だ。』
全員の解答は、
櫻井: ガッツ
森川: 借金
宮田: 呪い
前田: 魚目
正解は「左目」。
前田「この人(宮田くんのこと)は確実に当てないといけないんですよ。 ここが正解して、このボケが生きるんですよ。」
宮田「もう少しわかりやすく問題出してください。」

遠藤「この後、箱が暴走するじゃないですか。どうでした?」
櫻井「もう、たいへんなことになりましたね。もわーっ、って。」
前田「確実に覚えてないね。」
遠藤「箱は残り1個です。みなさんは当然、どこにあるかご存じですよね。」
櫻井「そりゃ、もう。さすがにそれは。」
前田「真ん中の方。なんのこっちゃ、っていう顔してますよ。 頭の上にハテナマークが浮かんでます。」
言われた森川さんは、「ここに?」というように頭の上に手をあげ、ハテナを象る。 何故か言葉がしどろもどろ。
前田「日本語おかしいですよ。」
森川「おかしくない、おかしくない。」
前田「休憩の間に、何があったんですか。」
森川「ただお弁当食べただけだよ。」

第2問(放送では第1問)、ゲストの解答を見た後、会場の解答を聞いているうちに、 いつの間にか、森川さんと宮田さんが、フリップを書き直している。
遠藤「みなさん、これ、正解ですか?」
会場はみんなが大きな拍手。
森川「(会場を指して)おかしいよ。」
放送でのエンクミの「どうしますか?」は、これがあったから。結局不正解判定。

現場での声優の相関図に関して。
新井「現場では、大塚さんがいちばん上なんですか。」
森川「(マ)王でいえば、和彦さんや大塚さんがね。」
前田「おふたりが現場に来ない回は、ごっついくつろいで。」
森川「(ふんぞり返って腕を両脇のふたりの背に回し)もう、ね。」
宮田「(森川さんと自分を指して)仲良し。」
新井「この中では、森川さんが先輩になるんですか。」
宮田「はい。」
櫻井「もう、大先輩です。」
前田「後輩におごったりするんですよね。」
森川「(ふたりを交互に振り返り)じゃ、今度な。」
遠藤「メールとかは。」
森川「メール? うん。どこそこのお店がまずい、とか。」
櫻井「俺も、2回ぐらい。」
声優業界に詳しそうな前田さんと、いまひとつツメの甘い新井さんの構図が面白い。

第3問(放送では第2問)、モルギフの若い頃の顔を解答中に、 みんなの子供時代について聞く。 櫻井くんの部分は放送されたが、他のふたりもちゃんとあった。
新井「森川さんは、子供の頃は。」
森川「それはもう、かわいくてね。」
遠藤「かわいいにもいろんな種類がございますが。」
森川「目の中に入れても痛くない。」
前田「それ、親だけですよ。」
森川「ちっちゃい頃の写真見ても、かわいい。…誰も言ってくれないからね。」
遠藤「小さい頃の記憶ってあります? 例えばプールでいじめられたとか。」
森川「プールでは、親によくいじめられました。泳ぐ練習で、ここまで泳ぎなさい、 って手をさしのべてくれるのが見えるんだけど、どんどん遠ざかるんですよ。 足を見ると、後ろに動いてる。そういう経験、ありませんか。」
新井「ありました。同じような経験してるんですね。」
森川「ね。殴ろうかと思いました。」
遠藤「泳げるようになったんですか?」
森川「なりました、なりました。」
新井「スパルタ教育のおかげですね。」
宮田「僕は小学校の時、ビート板をフリスビー代わりに投げてたら、 木に引っかかっちゃって、いいとこ見せようとして石を投げたら、 自分の上に落ちてきて。未だに跡が残ってます。」

サブキャラの話題で、森川さんは、エンギワル鳥の他に、砂熊も挙げていた。
森川「ベアベア、って言う、砂熊。」
「(マ)王」のサブキャラは、声を出演者がアテたもの(一部加工あり)なので、 よく聞くとなかなか面白いことを言っていたりする。 モルギフも普通に日本語(眞魔国語だろうけど)をしゃべって、 はっきり会話してるし。
最初普通の顔の砂熊の絵が写り、その後その表情が、怖い顔に変わる。
櫻井「こんなの家で待ってたら、怖いですね。」
森川「帰れないよね。」
櫻井「これがいるところは、家じゃないです。」
宮田くんも、コッヒーに加えて、
宮田「あとは、お菊ギュンターとか。」
前田「俺は、龍のポチ。」
遠藤「これからもどんどん出てくるんですよね。」
前田「今の僕の答えは、カットされるんでしょうね。ついでって感じでしたもん。」
森川「まあまあまあまあ。オンエアを楽しみに。」
前田「ゼニガメって言っとけばよかった。」
今回確かに、解答でも、前田さんはオチを付けることすらさせてもらえず、 ことごとくカットの憂き目に。 最強だ、宮田くん。役者が役に似るのか、性格キャス(笑)か。

最後の問題(第4問、放送では第3問)では、放送された解答の前に、1回ネタ解答が。
問題: 『いつかきっと、○○○○時代がくる。』
最初の解答は、
櫻井: はりけーんずの時代がくる
新井「僕らもそれを思い続けて15年。」
森川: BSな時代がくる
森川「もう来てますけどね。」
宮田: バブリーな時代がくる
前田: 中堅お笑い芸人の時代がくる

あまりにもどうしようもない解答続きに、エンクミが軽くキレて、リテイク。
遠藤「もう1回書いてもらいましょうか。」
新井「そうですね。自信がないなら、書き直していいですよ。」
遠藤「書き替えていいですよ。っていうか、書き替えろ。」
会場は大拍手。やっぱりエンクミが最強か。
ということで、この「書き替えた」ほうの答えが、放送されている。 まったく正解が出ないまま、番組を終えるわけにはいかなかったのだろう(笑)。

正解の賞品ということで、櫻井くんが(マ)王まんじゅうを食べて、 インタビューに答えている横で(たぶんカメラはこっちを向いていたはず)、 先に一口囓った森川さんが、食べかけの饅頭を半分に割り、口をつけていないほうを、 食べられなかった宮田くんに渡そうとしている。うわ、森川さんやさしい、と、 会場から声にならない声が聞こえたようだった。が、何を思ったか森川さん、 渡そうとした手を途中で引っ込めてしまう(宮田くんは手を出しかけてたのに(笑))。 驚いて見守っていると、それをさらに半分に割り、宮田くんと、前田さんにも渡す。 これにははっきり、会場から、「やさしい〜」という声とため息が聞き取れた。

続いてはライヴドラマ。饅頭のこしあんと皮で、口の中がモゴモゴしているのを、 エンクミが気付いて(自分もそうだったのかも)、飲み物をオーダーしてくれる。
櫻井「(このままでも)大丈夫です。ガッツで。」
スタッフが、全員に紙コップに入った水(?)を持ってきて、 食べてない新井さんまでひと口。 飲んでから、「俺食べてないやん」って言ってたけど。

放送用のエンディングの後、1回目と同じ手順で引っ込む。 にこやかに手を振ってハケただけで、特に挨拶等はなし。

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