森川智之プライベート・コレクション

「アンジェリークメモワール2000」昼の部


「アンジェリークメモワール2000」昼の部
日時: 2000年2月27日(日) 13:25〜15:25
場所: パシフィコ横浜国立大ホール
出演: 速水奨、堀内賢雄、飛田展男、岩田光央、結城比呂、関俊彦、立木文彦、岩永哲哉、真殿光昭、森川智之

[お断り]
このレポートは、「森川智之」を中心に書いてあります。 特に面白かった発言等を除いては、原則として森川智之がからまない限り、 他の人のことは、あまり書いていません。
全体のことについては、ライヴビデオを観てください。


パシフィコ横浜は、キャパシティが4200〜5000だが、2階と3階には客を入れていない。 1階席だけで、何人ぐらい入るんだろう。3000ぐらいかな?

前説
なんと、前説担当は、ランディ(神奈延年)、オリヴィエ(子安武人)、 クラヴィス(塩沢兼人)。今回出演しない守護聖全員が声の出演、ということ。 これにはちょっとびっくりしたけれど、やったぜコーエー、という感じ。 もちろん、出演していただければそれに越したことはなかったけれど。
タイトルコールも含め、場内放送はすべてこの3人が担当。

タイトルコール
「アンジェリーク白い翼のメモワール」「発売記念イベント」 『アンジェリークメモワール2000』
のアナウンスに続いて、OVAからの抜粋フィルムが上映される。 動く守護聖たちの映像に、会場からものすごい歓声が上がる。

オープニング
司会は、メイドの格好をした女性。「マユミ」とおっしゃってました。 「女王候補の身の回りのお世話をさせていただきます」という設定らしい。

早速順次、声優を舞台に呼び出す。それぞれひと言ずつ言った後、 マユミさんが役名と名前を紹介する。紹介した順に、舞台上手から並ぶ。
順に、速水奨(ジュリアス役)、飛田展男(リュミエール役)、 岩田光央(ゼフェル役)、立木文彦(ヴィクトール役)、岩永哲哉(セイラン役)、 真殿光昭(チャーリー役)、森川智之(エルンスト役)、結城比呂(マルセル役)、 関俊彦(ルヴァ役)、堀内賢雄(オスカー役)。さすがに10人も並ぶと壮観。
森川さん(エルンスト)の「言葉」は、
「おはようございます。 今日はその、あなたと一緒に、楽しい時間を過ごせたらうれしいのですが。」
これって、(他の人も)「Special2」で部屋に誘いに来るときの台詞なのかなあ。 (すまん、ゲームの細かい台詞まで覚えていないのだ。)

森川さんの衣装は、グレーのTシャツ、 黒の光沢のあるパンツ(地模様が入っているっぽい)、黒のブーツ。
その上に、白の膝丈ぐらいのジャケットを羽織っている。 どう見ても白衣にしか見えない。ポリエステル製なのか、透けるような薄い布地だし、 ウエストにベルトが入るような裏打ちもあったので、白衣ではないと思われるのだが、 どうも見てもやっぱり白衣(笑)。襟の形もそれっぽい。 それをきっちりと前を止めて着ている。
さらに、きっちりと眼鏡。登場のとき、一度舞台中央で足を止めて挨拶するが、 そのときにも、すっと立って眼鏡に手をかける、というサービスぶり。

他の人の衣装は、ビデオで確認してください(爆)。
ちなみに、歌を歌うとき以外にはっきりわかる衣装替えがあったのは、速水奨のみ。 他の人はマイナーチェンジはあったかもしれませんが、気がつきませんでした。 歌のときに衣装を替えた人は多かったようです。
森川さんは昼と夜ではマイナーチェンジしてます。詳細は夜の部のレポートで。

それぞれのマイクには、違う色のリボンがついている。 堀内賢雄は赤、飛田展男は水色、結城比呂は緑、というふうに、 それぞれのキャラクターのイメージに合わせた色のようだが、重なる人とか、 違いがわかりにくい色とかは、組み合わせなどで調整していたみたい。
ライヴドラマ用の台本にも、マイクと同じ色のリボンが付いている。 それで、誰の台本か、がすぐにわかるようになっているようだ。
ちなみに森川さんのリボンの色は、白。

挨拶
結城比呂から上手方向に順に挨拶。
森川さんの挨拶は、
「あ、終わりですか?(結城比呂がひと言で終わってしまったので) エルンスト役の森川智之ですー。どうもー。今日は、地元横浜なんで、 帰りは、崎陽軒のシウマイ弁当でも買って帰ろうかなと思ってます。はい。」

面白かったのは岩永哲哉。「総勢10人の出演声優の平均年齢を調べました」。 堀内賢雄の「やめなさいよ」というツッコミにもめげず発表したところによると、 「なんと、36歳となりました」。「それをここで言うために、さっき、 人の年齢訊いてたわけ?」という堀内賢雄の尤もな抗議を無視して、 「こんなに出演者が高齢のイベントはないと思います。 唯一20代として頑張りたいと思います」。
そうか。岩永哲哉だけ20代だったんだ。若手がずいぶん欠席だったからなあ。
この、年齢談義は後まで尾を引くことに。
立木「精神年齢よりもかなり年が上行ってます。38歳です。」
飛田「私は立木さんより年上です。」
速水「肉体年齢が10代なので。」
堀内「肉体年齢66の堀内賢雄です。」

ライヴドラマ「ダンデライオンティータイムパート1」(Aグループ)
ナレーションはランディ役の神奈延年。
舞台には、下手から、森川、立木、結城。後ろに、岩田、堀内。
アドリブもあったのか、ほとんど目立たないまま、 かなりシナリオどおりにおとなしく進行する。
聴きどころは、結城比呂のオスカーの真似と、オスカーの気取った台詞。

トーク(Bグループ)
Bグループは、関、岩永、真殿、飛田、速水。舞台に下手からこの順に並ぶ。
「女王陛下からの秘密指令」として、テーマがカードで指示される。 このときのテーマは、「OVA収録時の裏話」。
まずは、「アニメを見てみんな、こんなことでいいのか、って思った」ということ。 ゲームやCDでは何度も演じていて、設定画等で知っていても、 実際に動く彼らを目の当たりにして、あらためてその美形さにびっくりした模様。 が。速水奨が、不満げに「いや」という声をもらし、みんな口々に「え?」
速水「そういう意味じゃなくて。我々は守護聖じゃないんだから。 実際とはどんなに違うかを、今日、見てもらおうと思ってね。」
岩永「そんなこと思ってないくせに。」
速水「できるだけ近づこうと、努力はしますよ。」
関「アリオスの成田くんなんか、『俺どうしよう』って顔してたからね。」
速水「収録のときに台本忘れて来た人がいましたね。」
岩永「借金が多い人ですか?」
真殿「録る前に1回観るんですけど、そのときに僕、台本見せてあげました。 初めてですよ。」
舞台下手奥にテーブルが用意され、そこに紅茶が運ばれる。 席につくが、砂糖もレモンなども用意されていない。ひとしきり騒いだ後。
関「飛田さんって、紅茶が似合う、って感じがするんですけど。」
「皇室の…」という声を聞いて、ものすごく貴重な、飛田展男の物真似。 「本日は、かかる盛大な〜」。 誰かが言ってましたが、ビデオではカットされるかもしれませんね。 是非収録していただきたいと思いますが。
関「確か、皇太子殿下とお年も同じ。」
飛田「はい、同じです。」
関「え、奥さんも雅子さんっておっしゃるんですか?」
飛田「いえいえ、違います。」

アンジェリークOVAスペシャル
紹介はオリヴィエ役の子安武人。 OVAから選りすぐった映像で、4分程度。

トーク(Aグループ)
Aグループは、堀内、岩田、結城、立木、森川。立ち位置もこの順序。
女王陛下からの秘密指令のテーマは、「初恋について」。
堀内「文ちゃんはないよね、初恋。」
立木「僕は最近芽生えたんで。数年前に、Mという女性に。」
岩田「それは光央のMですか?」
結城「女性だよ、女性。いろいろありますけどね。三石琴乃。」
立木「違います、違います。」
結城「森川。」
森川「え?」
堀内「光央のMじゃない?」
岩田「30秒前に言っただろう!」
森川「とんでもないメンバーですね。」
堀内「僕の初恋は小学校4年の時で、体育の時間にその子の縦笛を。」
立木「堀内さん、本当の話をしましょう。」
堀内「本当の話だよ。」
岩田「でも、そういうのありますよね。間接キッス。」
森川「僕もありますよ。小学校のとき。」
岩田「何をしたんですか、森川さん。」
森川「朝早く起きて、教室行くんですよ。で、その子の椅子に座って、こう…」
と、机につっぷしてなでるしぐさをする森川さん。それって…
岩田「めちゃめちゃ変態っすね。」
後ろのテーブルには、マユミさんが紅茶をセットしている。
結城「なんか出て来ましたよ。」
森川「何だろう。何?」
森川さん、なんか、ものすごく気になる様子。(笑)

さて、みんな席について、紅茶を楽しむ。
堀内「いつもは、レモンティー? ミルクティー?」
立木「俺はブラックティー。」
森川「ストレートティーっていうんだよ。」
堀内「朝は、コーヒー? 紅茶?」
岩田「俺はコーヒー。」
堀内「お前はいいよ。俺はコーヒーにオートミール。」
岩田「気取ってるなあ。」
結城「日本人っぽくないね。」
堀内「だって、外人だもん。アカデミー賞を。」
結城「アカデミー賞? とった?」
森川「なんか、しゃべってること、わからなくなって来ましたね。」
岩田「みなさんは、洋食派ですか? 和食派ですか?」
森川「和食。」
結城「和食。」
立木「最近、和洋折衷。」
岩田「僕はめちゃめちゃ和食ですね。昔から、パン食えなかったんですよ。 給食のときに、パン2斤。2斤じゃねえや。」
森川「山ふたつ? 2切れでしょ。ビニール袋に入ってて。」
岩田「1枚、必ず残して。」
森川「うちね、実家、パン屋なんですよ。で、おじいちゃんおばあちゃんが、 和食なんですよ。おばあちゃん、びっくりしちゃった。 朝、食パンの上に納豆乗っけてる。」
岩田「でも、うまそうだな。」
森川「ということで。」
森川さんがいちばん上手側で、下手の袖に向かって座っていたので、 袖のキューを見て話を切り上げる係りだったらしい。

クラヴィスのアナウンス

ライヴドラマ「ダンデライオンティータイムパート2」(Bグループ)
ナレーションは同じくランディ役の神奈延年。
舞台には、下手から、飛田、速水、関。後ろに、真殿、岩永。
最初から飛ばしっぱなしのアドリブバリバリ。
聴きどころは、ジュリアスの「商いは飽きないか」に始まって、 飛田・関のアドリブの応酬と、負けじと頑張るジュリアス、タジタジの真殿・岩永。 そして、セイランの詩の朗読と「気持ちよかった」という心情の吐露(笑)。

Angelique Vocal Medley
子安オリヴィエの華やかな
「Welcome to the Music Dream! Angelique Vocal Medley」
のアナウンスに続いて、華麗な(!!)ヴォーカルが始める。
曲の紹介を兼ねて、スクリーンにはシングルCDのジャケットが映る。 歌っている間にも、ゲームのアニメから名場面集など(速水奨を除く)。

堀内賢雄「All night? All right!〜夜を始めよう〜」
立木文彦「Mountain Road」
岩永哲哉「君の愛が聴こえる」
速水奨「光のラプソディ」

立木文彦は、さすがとしか言いようがない。歌のうまさは群を抜いている。 シブい。歌だけでうっとりさせるなんて、やっぱりすごい。
速水奨は、ふたりのダンサー付き。自分のライヴでは何度も歌っている曲だけに、 ファンには見慣れた光景だっただろうが、初めて見る人には、 かなりショックが強かった模様。会場から声にならない悲鳴の渦が。

コーエーからのお知らせ
コーエーからお知らせの映像を紹介。
「遥かなる時空の中で」、JET SETSのビデオメッセージ、に続いて、 「アンジェリークトロワ」。今秋 PlayStation2での発売が決定。 紹介の映像では、なんと、3Dオスカーの映像が。あ、あれが動くのか?
そして、「OVA白い翼のメモワール特別予告編」。タイトルコールはクラヴィス。 声が入っているのはそれだけで、映像での紹介。

プレゼントコーナー
全員を舞台に呼び出し、 まず、結城比呂、真殿光昭、飛田展男、立木文彦に感想を聞く。

続いて、座席番号で、ゲストひとりにつきひとりずつにプレゼント、 それぞれのサイン入りシングルCDが付く。
速水奨・堀内賢雄: 由羅カイリ「アンジェリーク」コミックス6巻セット
飛田展男・岩田光央: 出演者全員のサイン入りOVAポスター
結城比呂・関俊彦: カードダスマスターズバインダー、 出演者全員のサイン入りカード10枚入り
立木文彦・岩永哲哉: ゲームボーイソフト「スウィートアンジェ」
森川智之・真殿光昭: アンジェリークグッズ福袋
森川さんは、真殿光昭と一緒に、賞品を持ち上げて会場に見せるなど、大活躍。 当選番号が読み上げられると、会場を一生懸命見て手を挙げている人を探し、 元気よく「いましたっ!」と叫ぶ森川さん。キュートぉ。
自分の担当の抽選をするとき、岩永哲哉に「なんで白衣着てるの?」と訊かれ、 「エルンストかな、と思って」と答える場面も。番号を読み上げるときには、 声が高くなってしまい、「キャラ変わってますよ」とツッコまれるし。

エンディング
上手から順に、全員がひと言ずつ感想とコメント。

森川さんは、順番が回って来るまでの間、真剣な顔で何を言おうか考えている様子。 2人前の岩永哲哉が、関智一とのトークイベントの話をしたのを聴いたとたん、 ぱっと顔が輝く。「おまえら」のことを言おう、と思い付いたに違いない(笑)。 すぐに、隣の結城比呂に耳打ちしている。 前回ゲストで出たことを言ってもいいか、って確認したのかな。
森川さんの感想は、
「エルンスト役の森川智之です。間違えちゃった。オープニングと同じになっちゃった。 本当に楽しかったです。 たくさん、ファンレターとかで、『今日来ますからね』なんてお手紙もいただいて。 これからもアンジェリーク、僕も頑張って研究して行きたいと思います。」
緊張しているのか、手をグーにして腕を伸ばして、身体の脇をトントンと叩いている。 しゃべり続けるうちそのテンポがだんだん速くなって来て、ものすごくかわいい。 会場もそのかわいさに(?)、ザワザワし始める。
「私事なんですけども。」
と、急に元気な調子になり、結城比呂に「声が高くなった」とツッコまれる。
「今度、4月2日に、結城さんも前回出ましたけど、 『森川智之と檜山修之のおまえらのためだろ』という。 (結城比呂に『としこ』とツッコまれ)こないだ、ひろこも出ましたけど、 京都でやりますんで、もしよろしかったら遊びにいらしてください。 以上でございます。森川でした。ありがとうございました。」

岩永哲哉が「セイランの詩のコーナーを本にしたい。 印税で賢雄さんの家の周りの土地を買い占めて陽が当たらないようにする」と言えば、 堀内賢雄は、「エッセイを本にして、印税で岩永が買い占めた土地の周りを買い占めて、 陽が当たらないように」と応酬する一幕も。(大爆笑でした。)

最後に、「君は独りじゃない」を全員で歌って、エンディング。
この曲には、守護聖にはそれぞれのパートがあるので、出演している人は、 その担当部分を歌うのだが、堀内賢雄が入りを間違えるなど、 客席を楽しませてくれるのは忘れない。(本当か?(笑))

一度緞帳が下がった後、もう一度幕が上がると、出演者たちが、 守護聖人形を客席に投げ込み始める。生き生きと、とても楽しそうに。
森川さんは、自慢の肩を生かして(?)、かなり遠くまで投げていました。 最後に、人形が入っていた空の籠をかぶって見せるなど、おちゃめな姿も。 舞台の端まで走っては、楽しそうに人形を投げる森川さんを見ていると、 大きさも似たような感じだし、変形だし、で、アメリカンフットボール (重さはかなり違うだろうけど)のパスを思い出したんじゃないか、 なんてことを考えてしまいました。

客出しのアナウンスも、子安武人、塩沢兼人、神奈延年の3人だった。
開演がかなり遅れたが、ちょうど2時間の公演。予定どおりだったのかな。


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