森川智之プライベート・コレクション

「アンジェリークメモワール2000」夜の部


「アンジェリークメモワール2000」夜の部
日時: 2000年2月27日(日) 17:45〜20:00
場所: パシフィコ横浜国立大ホール
出演: 速水奨、堀内賢雄、飛田展男、岩田光央、結城比呂、関俊彦、立木文彦、岩永哲哉、真殿光昭、森川智之

[お断り]
このレポートは、「森川智之」を中心に書いてあります。 特に面白かった発言等を除いては、原則として森川智之がからまない限り、 他の人のことは、あまり書いていません。
全体のことについては、ライヴビデオを観てください。

なお、全体の構成、上映されたフィルム等は、昼の部と夜の部は同じです。 昼の部と同じ部分は省略しますので、昼の部のレポートを参照してください。


夜の部も、1階席のみ。後ろのほうに空席が目立つ。

前説
前説担当は、昼の部と同じく、神奈延年、子安武人、塩沢兼人。 昼と夜とで違うテープかと思ったけれど、昼の部と同じ。

タイトルコール
OVAからの抜粋フィルムには、昼の部ほどではないにしても、 やっぱり会場から歓声が上がる。
オープニング
司会は、昼の部と同じく、女王候補お世話係のマユミさん。

声優を舞台に呼び出す順番と言葉は昼と同じ。はずなんだけど、なんとなく、 微妙に違っていたような? ちなみに、森川さん(エルンスト)の夜の部は、
「おはようございます。おはようございます。 今日はその、あなたと一緒に、時間を過ごせたらうれしいのですが。」

実はここで、ハプニングが。岩永哲哉を紹介するとき、マユミさんが、 「感性の教官セイラン役、森川智之さんです」と言ってしまったのである。 そのまま、舞台の壇上で大袈裟にひっくり返る岩永哲哉。
森川さんは、 「今度こそ」という言葉(誰が言ったんだったっけかなあ)に続いて出て来る羽目に。 出て来ただけで大受けの会場を見て、
森川「何かあったの?」
岩永「ちょっといろいろとね。」

森川さんの衣装は、昼の部とほぼ同じだが、白衣(!?)の中に着ているTシャツが、 グレーではなくて黒。その他は変わらない。

挨拶
結城比呂から上手方向に順に挨拶。
森川さんの挨拶は、
「はい。えー、どうも。森川智之です。エルンストやってます。 ここは、横浜、僕の地元でして。埋め立てする前、僕、ここで釣りやってたんですよ。 釣りもできたんです。ということです。今日は、地元なんで、僕自身、なんか、ね。 新しい自分を発見して帰りたいと思います。」

岩永哲哉は、「今日は、僕の名前を正確に覚えて帰っていただきたい、と」。
森川「森川くん2号です。」
岩永「昔、森川くんとは、ゲドーズっていうグループで、高木渉と。」
森川「ああ、3人でやりましたね。現地集合、現地解散の。」
こんなところで伝説のゲドーズの話題が出るとは。
恒例の岩永哲哉の先輩いじめ(というか、堀内賢雄いじめ)も健在。
岩永「昼の部は、僕の真下に、歌詞が貼ってあって、 『夜を始めようAll night All right』って。 それがないんで、どんなに前に出てもいいから、よかったなあ、と。」
堀内「カンペがあっても歌詞間違えたの、バレるだろう!」

当日、2月27日はマルセルの誕生日、ということで、舞台にケーキが運ばれる。 ケーキには、ろうそくが5本。
岩田「マルセルは5歳なんですか、50歳なんですか?」
結城「マルセルは歳取らないの。」
結城比呂が、マルセルの代役でろうそくを吹き消すと、 すかさず生クリームに指をつっこんで味見。 「あ、おいしい」の言葉に、一斉にケーキに群がり、指が何本も。(笑)

ライヴドラマ「ダンデライオンティータイムパート1」(Aグループ)
下手から、森川、立木、結城。後ろに、岩田、堀内。シナリオは昼の部と同じ。
昼の部のBグループのアドリブ合戦がうらやましかったのか、岩田光央がアドリブ連発。 堀内賢雄も呆れつつ合わせ、結城比呂が口をはさむ、の図。 立木文彦と森川さんはとてもおとなしく、シナリオどおり。

トーク(Bグループ)
Bグループは、関、岩永、真殿、飛田、速水。
女王陛下からの秘密指令は、「近頃のマイブームについて」。
速水「これのこと?(と自分の靴を指差す) マイブーツ。」(しら〜(爆))
飛田「新聞の折り込み広告のマンションの間取りを見るのが好きでした。」
岩永「僕は、先輩いじめ。関さんには歯が立たないんですけど。真面目な話すると、 昔懐かしい給食を食べさせてくれる店があるんで、行ってみたいな、と。」
真殿「最近、ジャズのCDを集めるのに凝ってるんですよ。」
岩永「関さんは? 笛を吹くとか?」
関「それ、今のマイブーム(笑)? そんなことで盛り上がってくれて、 ありがとうございます。最近よくやるのは、ものを探すことかな。」
真殿「それ、物忘れがひどくなった、ってことじゃないの。」
後ろのテーブルには、紅茶とケーキが並べられる。嬉々として席につきながら、
関「うれしいような感じするけど、ケーキを食べながらトークするって、 すごい難しいからね。」
速水「しかも、さっき、真殿くん、指つっこんでたよね。」
真殿「1回なめて、またもう1回やったから。」
岩永「あれ、あそこにあるの、フィンガーボウルじゃない? 手で食べろ、ってこと? ひどいな、俺の名前も間違えたうえに。」
実際はミルクの入った入れ物だったけど。
速水「僕は、寒いから、いろんな鍋をやるのがね。関くんは湯豆腐で。」
関「俺、お腹空いてるときに湯豆腐食べて、急いで食べたら、湯豆腐って、 綺麗に食道火傷するのよ。すぐにビール飲めば大丈夫、っていうんだけど、 そのときあったのが熱燗でさ。」

アンジェリークOVAスペシャル
オリヴィエの紹介で、OVAから選りすぐった映像たち。

トーク(Aグループ)
Aグループは、堀内、岩田、結城、立木、森川。
今回のOVAの収録は、いつもなら必ず誰か抜き録りになるのに、 奇跡的に全員がそろったらしい。新キャラ・エルダで、宮本充が加わっている。
岩田「賢雄さんが、しゃっくりが止まらなかったんですよ。いろいろ試したんだけど、 治らなくて。そしたら宮本さんが、『賢雄さん、息を止めると治るんですよ』。」
結城「かなりベーシックな。」
堀内「『息を止めると治るんですよ。続けてると死にますよ』って。」

女王陛下からの秘密指令のテーマは、「アンジェリークの心に残る思い出」。
「ステージ全面に広がって」という注意書きがあった、とかで、 本当に全員がステージ全体にバラバラに広がり、果ては、舞台の端に腰掛けてしまう。 前のほうの席の人にとっては、目の前に声優が来てくれるので夢のようだが、 本人たちには不評。そりゃねえ、お互いが見えないし。横見るとスピーカーだし。 結局、立ち位置に戻って、トークを続ける。
堀内「岩田が、アドリブの連発したことあったよね。ゼフェルドンのとき。」
岩田「ゼフェルドンじゃない、ゼフェラドン。」
結城「確かに、アドリブ多かったよね。」
と盛り上がるが、この話に出たのは守護聖たちのみ。 話に加われない森川さんと立木文彦は、肩を組んで、観客になってしまう場面も。
森川「僕はやっぱ、アンジェリークっていうと、本編以外の、いわゆる、 成田さんのデビューの。」
堀内「『White Dream』のフリートークでしたっけ?」
立木「アンジェリーク史上残りましたね。」
森川「最高でしたね、あれは。」
堀内「何を聞いても『なるほどね』って言う。」
立木「僕は、歌をレコーディングしたのが印象に残ってますね。」
堀内「アンジェリークっていうと、レコーディングだよね。 暗い顔してるのは、俺と塩沢さんだけだからね。」
結城「塩沢さん、お上手なのに。」
堀内「塩沢さん『は』、って言わなかった?」
結城「塩沢さん『も』。賢雄さん、ナーバスになってない?」
岩田「俺は、俺だけなんだよ。ピー音入れられたの。」
森川「でもみっちゃん、それなくなったら、みっちゃんじゃないじゃない。」

席には、紅茶とケーキが用意されている。ちゃんと結城比呂のところに、 「Happy Birthday」付きのが配られている。さっすがあ。
岩田「(会場に)みなさん、どのへんからいらっしゃったんですか?」
森川「うちからですよね。」
会場から口々に声がかかるが、同時に言うので聞き取れない。
森川「ひとりずつ言ってください。」
岩田「聖徳太子じゃないんだから。」
森川「ケニア?」
岩田「すげーところから来てるな。」
森川「パパはニューギニアとか。パプワニューギニアか。」
堀内「俺のギャグに似て来たな。」
森川「ケーキ、おいしい。」
岩田「実は僕、お腹鳴ってたんですよ。食べたくて。」
堀内「森川は、誕生日は、ケーキで祝うの?」
森川「そうですね。ケーキですよ、僕は。」
堀内「うちは、羊羹にろうそく立てるんだ。」
森川「こう、長い羊羹ですか?」
堀内「そうそう。ケーキより羊羹が好きだから、いいでしょ。」
森川「僕も羊羹好きですけど、ろうそく立てたくはないですね。」
結城「うち、まぜご飯。」
森川「まぜご飯? まぜご飯って、ふつうの、まぜご飯?」
堀内「(岩田光央に)会話に参加しろよ。」
と言われた岩田光央は、すごい勢いでケーキを食べている。 「じゃあ、これもどうぞ」「みっちゃん、いいよ」「お腹空いてるんだろ」と、 みんなが自分のケーキの皿を岩田光央のところに持って来る。
岩田「今、嫌な思い出を思い出しました。小学校のときに、 好きな給食のメニューがあったんですよ。果物にヨーグルトまぶしたやつ。 たくさん食べたい、ってわがまま言ってたら、先生に怒られて、 残ってるのを全部食べなさい、って言われて、山盛りにされたんです。 そのときの気分でしたよ。」
森川「じゃ、それは、お持ち帰りということで。」
いきなりのトーク終結宣言に、 立木文彦の「あまり話してない」という言葉もかき消されるほど、 みんな騒然としながら照明が落ちる。

クラヴィスのアナウンス

ライヴドラマ「ダンデライオンティータイムパート2」(Bグループ)
下手から、飛田、速水、関。後ろに、真殿、岩永。
昼の部で飛ばしすぎたのか、ずいぶんおとなしくなっていたようだが、 それでもものすごいアドリブの応酬。こういうのがライヴの醍醐味か。
ジュリアスは「もうかりまっか」、セイランは「我ながらうっとり」(爆)。

Angelique Vocal Medley
岩田光央「Da Da Da DYNAMIC DIAMOND」
森川智之「異次元飛行〜αtoω〜」
真殿光昭「フラれてええやん」
関俊彦「ジャスミンの丘」

岩田光央も真殿光昭も、舞台狭しと走り回り、踊り回り、盛り上げる。 客席にも、立ってノっている姿が目立つ。
関俊彦も、歌いながらあちらこちらと歩き回って、終始にこやかに、 会場に笑顔を振りまいている。余裕というか、何というか、これまたさすが。

それに比べると、森川さんは、素っ気なかったかなあ。 歌っているときにはあまり動き回らず、愛嬌を振りまくでもなく、 陶酔している感じ。
でも、さすがに聴かせてくれる。却ってじっくり聴けるから、よかったかも。 かなり難しい歌だし、ステージで歌うのは初めてだと思うのに。
衣装は、「白衣」の代わりに、黒の丈が長めのジャケットを着ている。 光沢のある素材で、パンツと同じ地模様が入っていたような。 もしかしたらスーツなのかな。中のTシャツを黒にしたのは、このためだったのね。 黒ずくめなのに、生地のせいか、ライトに映えて、すごくゴージャス。 そういえば、眼鏡はかけていなかった。

コーエーからのお知らせ
昼の部と同じく、「遥かなる時空の中で」、JET SETSのビデオメッセージ、 「アンジェリークトロワ」、「OVA白い翼のメモワール特別予告編」。

プレゼントコーナー
全員を舞台に呼び出すが、速水奨の衣装に、会場がザワつく。(笑)
出て来ていきなり、「森川さん、感想は」と振られて。
「ええ〜。びっくりした。無事に歌を歌えて、ほっとしました。 でも、アンジェリークのファンの方、こんなにたくさんいて。僕、初めてなんですよ。 短い時間でしたけど、楽しかったです。どうもありがとうございました。」
初めて、って、ゲームショウは?(笑) 歌ったのが、ってことかな。
続いて、岩永哲哉、岩田光央、速水奨にも感想を聞く。

続いて、座席番号でプレゼントの抽選。賞品は昼の部と同じ。
森川さんは、夜の部も、賞品紹介に、当選者探しに、大活躍。 昼の部でコツがわかったのか、サポートの手順も、手際がよくなっていたみたい。 歌のときに眼鏡をはずしたまま、 エンディングで出て来たときにもかけていなかったけど、 当選者探しに支障はなかったのかなあ。
自分の担当の抽選をするときには、 抽選箱に顔をつっこもうとするボケも披露してくれるし、 マイクを通さず地声で読み上げようとしたり(かなり通ってはいたけれど、 後ろのほうまではどうだろう?)、相変わらずのキュートな姿。
そうそう、特筆すべきは、飛田展男の選んだ当選者が、 リュミエールのコスプレをした人だった、ことかな。

エンディング
上手から順に、全員がひと言ずつ感想とコメント。
下手から(昼の部は上手からだった)順に、全員がひと言ずつ感想とコメント。

森川さんの感想は、
「えー、エルンストやってます、森川智之です。僕は協力者ということで、 途中から参加したんですけど、途中から参加といっても、 けっこう長いことやってまして、歌も歌わせていただいたり、とか、感謝しています。 これだけたくさん、みなさんから声援いただいて、これは、続くな、 みたいなのがありまして、頑張ろう、エルンスト、ということです。
あと、私事なんですけども、ワタクシの相方の檜山修之というのがいまして、 そいつとトークライヴやってるんですよ。4月2日に京都教育文化センターで、 『おまえらのためだろ』トークライヴやります。もし関西の方がいらしたら、 是非遊びにいらしてください。今日はどうもありがとうございました。」

岩永哲哉が「帰り、気を付けて、悪い人にトルエンとか売られないように」と言うのに、 「あれ、歌舞伎町では『トッチ』って言うんだよね」と、森川さん。 アンジェリークにトルエン? 歌舞伎町?(笑) 岩永哲哉は「トッチ」が気になってたみたいだけれど。(アブナイ、アブナイ)

最後に、「君は独りじゃない」を全員で歌って、エンディング。
堀内賢雄は、今度は入りは間違えなかったが、歌詞を間違えてくれた。
飛田展男が、クラヴィスが歌っている間、歌詞に合わせて合いの手を入れるのに、 会場は大喜び。「奥方様」発言といい、飛田さんって、本当に。(笑)

最後にまた、出演者たちが守護聖人形を客席に投げ込んで、ジ・エンド。

昼の部より15分ほど長い、2時間15分ほどの公演。
出演者たちも、昼の部では緊張していたり、 様子がわからなかったりしたところがあったのが、夜の部になって緊張も解け、 やっとはじけて(壊れて?)来たようである。 立木文彦なんか、傍目にもわかるぐらい、壊れてはしゃいでいたような。 あ、もしかしたら、壊れていた、と思ったほうが、本来の彼だったのかな。(笑)
客席も、昼の部では様子見だったのが、夜の部で存分に盛り上がった感じ。 たぶん、岩田光央と彼のファンによるところも大きいと思うのだけれど、 歌のときに立っている人がいたのは夜の部だけだった。 曲調もあるかもしれないけど。

子安、塩沢、神奈のアナウンスが、家路につく我々を送ってくれました。

「おまえらのためだろ」でしか森川さんのトークを知らない人には、 全然しゃべっていないように思えたかもしれないけれど、実は森川さんって、 普通のイベントのときには(檜山さんがいないときには?)、 いつもとてもおとなしいんです。今回は、たくさんしゃべってくれたほうだと思います。 表情も楽しそうだったし、とても生き生きしていました。
森川さん自身も、楽しんでくれた、と信じたいと思います。


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