森川智之プライベート・コレクション

「ネオロマンス スターライト・クリスマス」


「ネオロマンス スターライト・クリスマス」
日時: 2009年12月19日(土) 昼の部:13:30〜15:50/夜の部:18:00〜20:15
2008年12月20日(日) 昼の部:13:30〜15:50/夜の部:18:00〜20:30
場所:パシフィコ横浜国立大ホール
出演: 堀内賢雄、森川智之、井上和彦、保志総一朗、伊藤健太郎、高橋広樹、木村良平
19日のみ: 関俊彦、岸尾だいすけ、平川大輔
20日のみ: 浪川大輔、日野聡、楠大典

概要
ネオロマンス「初めての」クリスマスイベント。 クリスマスをコンセプトにしたイベントは今までもあったが、 タイトルに掲げたものは初めて、ということか。
出演者もいつもよりはちょっと少なめなので、メッセージ等では、 何回も好きなキャラクターの声を聴けたのではないかと思う。 トークがちょっと偏っていて残念。 キャストが最後の挨拶でちらっと言ったりもしていたが、 うわーっと盛り上がるのではなく、全体的に静かで落ち着いた印象。 聖夜を意識した内容だからかと。でも、落ち着いているから盛り上がらないのではなく、 なんとなくぶつ切りの感じで、メッセージも回数は多いが、似たようなものを何回も、 それも短い。場面転換もスムーズではなく、観客もキャストもちょっと戸惑い気味。
それでも、だんだん雰囲気をつかんできたのか、回を重ねるにつれて、 だんだんまとまりもでてきて、面白くなった。慣れたのか、 こんなまったりしたイベントもいいものだ、と思えるようになった。 2日目にはアドリブも入りだし、 真面目に進めなければいけない部分と笑いたくなる部分のギャップが、 ヘンな高揚感を引き出す。最後には、カッコよく決めつつ笑いを誘う、という、 かなり高度な技を繰り出すキャストたちのおかげで、 後味の良いキラキライベントとなった。

前説・後説や会場アナウンスなどは、フランシスとアリオスが担当。 本編でのドラマを進行するナレーションやコーナー紹介などは、昼の部が成田剣、 夜の部が杉田智和。どちらも担当キャラとは違う口調で。司会は久遠一。
ステージには、大きな輝くクリスマスツリー。これがドラマのモチーフにもなる。

大きな流れは、4公演とも以下のとおり。

20日夜の部では、アンコールの後にもう1回出てきて、カーテンコール。 和彦さんの音頭で、会場含め全員一緒に「メリークリスマス」を叫んで終了。

森川さんの衣装
19日昼の部:
白いテカテカした素材のコートジャケット、右襟に黒の羽根飾り。 前は開けているが、あまり前が開かない(普通にしていると触れるくらい、動くと開く)。 インナーは黒のVネック、ラメでも入っているのかかなりキラキラ光っている。 首にチョーカーのように黒のマフラーを巻き、前(ジャケットの内側)にたらしている。 これにもラメが入っていたような。もしかしたらインナーとセットかな。
黒のスリムパンツを、黒のブーツにイン。シルバーの飾りが付いたベルト。
右手首にはキラキラ光る(石が入ってる?)シルバーブレス、2連か、 似たようなのを2本付けているか。左手首には時計、袖の内側にちらっと見えただけ。 クロスのペンダント、昼の部では見えなかったが、たぶん、 もうひとつ長いペンダントをしていたと思う。黒縁眼鏡。リングはなし。
19日夜の部:
臙脂のベルベットのような素材(ムラがある)の腰下丈コート、 ライトグレーの襟ファー、右襟のファーの下側に、 ライトグレーの大きな花のコサージュ。前は開けているが、合わせがダブルなので、 あまり前が開かない(普通にしていると触れるくらい、動くと開く)。 インナーは、黒にピンクパープルで模様が入り、 その上にシルバーラメで文字が書いてある、VネックのTシャツ。
グレーの膝から上にダメージが入ったブーツカットパンツ、黒の革靴(ブーツかも?)。 ベルトはシルバーの鋲付き(なのでインナーはイン)。
クロスペンダント、もうひとつ長めのペンダントチェーンを確認。 右手首にはキラキラのシルバーブレス(たぶん昼の部と同じ)、時計は見えず。 黒縁眼鏡。
20日昼の部:
白い繻子織りのような、織りでアニマル柄(豹柄)の入った長袖シャツ、 肘下までまくり上げている。ブラウス仕立て(脇が切れ込んでいない)の裾で、 腰が隠れるくらいの長さ。黒スリムパンツを、黒ブーツにイン。
黒のベスト。左胸に、大きな星型の縁にシルバーのパイピング、 下にシルバーのフリンジ、中にキラキラの刺繍のあるワッペン(?)をつけている。 両肩には、大きなシルバーの鋲が3つついた肩章のようなものを付けている。 これにも同じフリンジ(ワッペンよりも短め)付き。 右ポケット口にはシルバーのチェーン。
右手首にはシルバーブレス(たぶん他の回と同じ)、左手首は何もなし。黒縁眼鏡。 シルバーのペンダント、襟開きが大きくないので、 トップは頭が少ししか見えなかったが、たぶんクロスではないか。 もう1本のチェーンは見えず。
シャツの襟は少しゆるめてあって、黒の細いネクタイを結ばずに、細かい細工のある、 リングのようなシルバーのスカーフリングでまとめてあったのだが、 「クリスマスの街角にて」を歌うときだけ、ネクタイを結んで、 先を黒っぽいタイピンで留め、そして、ネクタイを留めていたリングは、左手の小指に? 確信はないが、たぶん同じもの。スカーフリングを指にはめたのか、 リングでスカーフを留めていたのか。しかも、その後ずっとそのままかと思ったら、 その後のドラマで全員が揃ったときには、スカーフリング留めに戻っている。
20日夜の部:
19日夜と同じ、臙脂のコート。黒スリムパンツを、黒ブーツにイン。 インナーは黒ラメのVネック、かなり全体的にキラキラしている。ラメというよりも、 グリッタープリントかなんかかも。19日昼の部のインナーと同じか?
トークのときから、19日昼の部でのように、 黒の薄手のラメ入りスカーフをチョーカーのように首に巻き、前にたらしている。 さらにそのスカーフは、ライヴコーナーで「Silent Kiss」を歌ったときから、 首には巻かずに、前にたらすだけにしていた。最後までそのまま。
ベルトも同じシルバーの鋲飾り付き。右手首に他の回と同じシルバーブレス。 クロスペンダントと、弾丸型の長めのペンダントの両方を外に出している。 左小指に、20日昼の部でスカーフリングにしていたリング。


歌は、全員曲以外はショートバージョン。
曲の最後に、ひと言ずつ言ってハケるパターンが多かったが、エルンストは、
19日昼の部:「愛してます、永遠に」
20日夜の部:「ずっと愛してます」
と、曲の世界にピッタリの、とても素敵な言葉を残してくれた。

「Silent Kiss」は、このイベントのための(といっても過言ではないかと)、 発売されたばかりのクリスマスCDに収録されている曲で、輝くようなバラッド。 CDよりはずっとフラットな歌い方だった。CDはすごく、Toshiyukiっぽい歌い方で、 とても巻き舌だったりするが、ライヴではそれは感じなかった。 でも、その場でそんなふうなステップでも踏み出すのでは、と思っていたが、 さすがに曲調からそんなことはなく、綺麗に歌い上げていた。 声もよく出ていたのではないだろうか。
代わりに、全員で歌う曲は、動いてよくなってからはあちこちに移動し、 その途中でリズムを取ったり、ステップを踏んだり、と、とても楽しそうにしていた。 他の出演者とも仲良くからみ、とてもゴキゲンだった様子。よかったよかった。

歌われた曲は、
19日昼の部:
「Secret Rendezvous」高橋広樹(レイン)
「To be continued…」岸尾だいすけ(柚木梓馬)
「陽光の道標」保志総一朗(布都彦)
「Flower Shower〜さよならの花〜」関俊彦(ルヴァ)
「Silent Kiss」森川智之(エルンスト)
「雪降る街のCeremony」平川大輔(ベルナール)
19日夜の部:
「終わらないクリスマス」井上和彦(風早)
「AIRSTREAM」伊藤健太郎(土浦梁太郎)
「White Nights」岸尾だいすけ(柚木梓馬)
「Flower Shower〜さよならの花〜」関俊彦(ルヴァ)
「高鳴る鼓動はAllegrissimo」平川大輔(ベルナール)&木村良平(ロシュ)
「プロローグは永遠に」堀内賢雄(オスカー)
20日昼の部:
「路地裏It's so free」木村良平(ロシュ)
「ブレないオレを見てくれ」浪川大輔(ユーイ)
「First Noel」日野聡(衛藤桐也)
「プロローグは永遠に」堀内賢雄(オスカー)
「Secret Rendezvous」高橋広樹(レイン)
「終わらないクリスマス」井上和彦(風早)
20日夜の部:
「AIRSTREAM」伊藤健太郎(土浦梁太郎)
「陽光の道標」保志総一朗(布都彦)
「ブレないオレを見てくれ」浪川大輔(ユーイ)
「Silent Kiss」森川智之(エルンスト)
「漆黒のLament」楠大典(マティアス)
「First Noel」日野聡(衛藤桐也)

クリスマス・スペシャルトーク
トークコーナー。クリスマスにちなんだお題を取り上げてトークする。 登場した4人のうちひとりが、久遠一とともに司会者となる。
登場するキャストは、クリスマスの飾り(帽子、カチューシャ、 リボンなど)を付けてくるのだが、最初は普通に帽子をかぶったり、 飾りの付いたカチューシャをしたり、程度だったのが、 だんだんエスカレートして、数も増えてくる。

19日昼の部: 堀内、井上(司会)、伊藤、平川
テーマ:「理想のクリスマスの過ごし方プラン」
19日夜の部: 関、保志、岸尾、高橋(司会)
テーマ:「クリスマスのビックリプレゼント」
20日昼の部: 浪川、保志、伊藤(司会)、楠
テーマ:「クリスマスのご馳走と言えば?」
20日夜の部: 森川(司会)、井上、日野、木村
テーマ:「あなたがサンタクロースになったとしたら、 誰に何をプレゼントしたい?」
森川さんはなんと、大きな赤いリボン(蝶ネクタイにするパーティーグッズ)を、 ヘアーバンドのように頭に付けている。額のすぐ上に、真っ赤な大きいリボン。 森川さんがエントランスでアナウンスをしているテーマパークの、 隣のテーマパークにいる、ネズミのキャラクターのガールフレンドみたいな感じ。 赤地に赤の光る水玉のリボンなので、なおさら。とにかく、すごくかわいい。
久遠さんに、「両側が動物みたいですけど」と言われて、 猫科の動物の動きをする森川さん。本人的には、豹かなんかのつもりらしい。 ちなみに反対側は和彦さんで、トナカイのカチューシャのツノを立てて、猪突猛進。 日野くんは帽子のカチューシャの上に帽子をかぶったり、 他にもいっぱい飾りを付けたりしていて、それを披露。 このメンバーでは、良平くんが普通に見える。
木村「昼のを観てて、よかった、僕の回は常識人ばっかりだ、と思ったのに。」
久遠「この混沌をまとめる自信がないので、森川さん、まとめるほうに。」
井上「(森川さんが)いちばんはしゃいでたのに。」
そして、森川さんも司会に加わり、テーマトーク。 「茶色」に反応する大典さんの話や、日野くんの家の鯖缶の山の話で盛り上がる。 良平くんは「時間」と、マトモに素敵な答え、と思ったら、ロシュ、お前もか。
木村「あと、浪川大輔さんに中トロをプレゼント。」
中トロは、昼の部に浪川くんが披露したネタから。大典さんの「茶色」もそう。
井上「彼は、赤に反応するらしいからね。」
日野「色に反応する人、多いんですね。」
森川「本当だね。(衣装の赤い日野くんに)赤いよ。」
日野「あ、狙われる。森川さんもですよ。気を付けましょう。」
森川「本当だ。気を付けようね。」
最後に司会の森川さんにも振られ、
森川「うちの後輩に保志くんっていうのがいるんですけど、彼に通訳を。」
これにはみんな大爆笑かつ大喝采。そんなスキルの高い通訳は存在するのか!?
森川「そうするとイベントも円滑に進むしね。でも、諸刃の剣で、 イベントが若干、面白味に欠けるようになるかもしれないけど。」

キャンドルメッセージ
ここでのキャンドルを持ったメッセージは、 至極真面目にしっとりした雰囲気を作るコーナーだった、はずなのだが。
20日昼の部に賢雄さんが最後に「愛してるじょ」と言い、 浪川くんがそれに乗ったことで、変な語尾を付けるシリーズに。 森川さんは、「もう絶対離さないゾ」。
後半の人は、誰かが止めてくれるかと期待していたのか、 自分の番の直前の人がやっぱりそのシリーズに乗っていると、 困ったような咎めるような視線で横を見て、気を取り直して、 キャンドルを見つめてキャラを取り戻して真面目な顔でメッセージ、の繰り返し。 で、最後の語尾はやっぱり変(笑)、のスパイラル。
観客は楽しいが、たぶん、コーナーはめちゃくちゃ(笑)。 でも、最後がちょっとおかしいだけで、みんな真面目にメッセージは言っているから、 半分以上は目的を達している、はずなんだが、8割以上笑いの印象しか残らない。 次の「HOLY SNOW」を案内する際、担当だったイトケンくんが、 「コーナーの趣旨と少しずれてしまいましたが」と挨拶して、 どうにか場を収める始末。

20日夜の部は、真面目なコーナーなのにふざけてしまった、 と反省したらしい賢雄さんが、いちばんいい声で「目を閉じてごらん」と言い、 うっとりするようなメッセージで締めくくる。昼の部は雰囲気が壊れたが、 夜の部はこのまま趣向をこらした素敵なメッセージが聴けそう、と思った矢先、 これまた浪川くんが、「目を閉じてごらん」。そこにくるとは思わなかった。 しかも浪川くんは、思いっきり笑いを取りに走ってるし。
このまま「目を閉じて」で笑いを取るシリーズになるのかと思ったら、森川さんは、 ラストステージなのにそれではいけない、と思ったらしく、さんざん迷った表情を見せ、 何度もキャンドルを見つめ、深呼吸を繰り返している。 結局、芸人魂よりもイメージキープが勝ったようで、 「大丈夫、僕がついてる」と素敵に締める。
なのに!! 次の和彦さんが、「目を閉じて」シリーズに戻してしまった。 でも、笑いを取る方向ではなく、あくまでもキャラを維持して、素敵に。その点では、 森川さんの葛藤も活かされたということか。その後も「目を閉じて」シリーズは続き、 出演者たちも、誰かが「目を閉じて」と言うたびに、思わず吹き出しているのがわかる。 とはいっても、言葉自体は笑いを取る方向ではないので、 準備期間がなかっただけで(笑)、決まればカッコいい「目を閉じて」になる。 百戦錬磨のキャスト陣、期待に違わず、 キャラに合った様々な「目を閉じて」を聴かせてくれた。 良平くん曰く(最後の挨拶で)、「先輩が作った流れには逆らえない」だったが、 彼の「目を閉じて」は、最後をしめくくるのにふさわしい、かわいくて、 カッコよくて、素敵で夢のあるものだった。ブラボー。
前の人に笑わせられた後、真面目な顔でメッセージを始めないといけないので、 出演者たちはキャラを取り戻すのに苦労したと思うのだが、楽しくて、 思わず笑ってしまって、でもそれでいて素敵なメッセージを堪能することができた。 次の「HOLY SNOW」にいく前に案内係の広樹くんが、 「昼の部で意図せぬ方向に行ったこのコーナーが、 なんと素晴らしいコーナーになったことでしょう」と、わざとらしく涙ぐんで見せたが、 本当に微妙なバランスを見事に保った、筆舌に尽くし難いコーナーになった。 後で森川さんがリベンジしたいと思うくらいに(笑)。

挨拶
19日昼の部:
「僕たちの気持ちが上手く届いたか、ちょっと不安ではあるんですけれども、 みなさんの気持ちはビシバシと伝わってきました。僕らがプレゼントを渡しに来たのに、 すごいたくさんもらっちゃったような感じがします。 本当にありがとうございます。メリークリスマス。」
19日夜の部:
「忘れないうちに、『アンジェリーク』のほうからお知らせがありまして。」
久しぶりに告知できる内容が!!、と、会場からもどよめきが。たとえそれが、 過去に放送されたアニメのDVD-BOXの告知であっても、あるということが大事。
会場予約特典などのお知らせを一生懸命告知した後、うれしそうに、
森川「言えた。」
うわ、かわいい(笑)。
そういえば、他のチームは、昼の部に「リーダーが(笑)」告知してたのに。 でも、このメンバーなら、森川さんに白羽の矢が立つのは納得できる気も。
「みなさん、楽しんでもらえましたか。僕自身も、 2009年はすごいいろんなことがあって、たいへんだったんですけれども、 みなさんのあたたかい気持ちに触れられて、とても幸せです。 また遊びに来てくださいね。」
20日昼の部:
「たぶん今世界中で、ここがいちばん綺麗です。断言できます。 何故かって? 今、僕がここにいるから(笑)。 でも本当に、ここが世界一居心地がよくて、心あたたまる場所だと思ってます。 僕たちのプレゼント、そしてみなさんからのプレゼントを、 交換できたような気がします。素敵なクリスマスを。」
20日夜の部:
「キャンドルのコメントで、今回は頑張ろうと思っていたら、 『目を閉じて』シリーズになってしまって、若干、僕だけが取り残された感じで。」
井上「ごめんなさい。」(←和彦さんが戻したから(笑))
「ここで名誉挽回して、『目を閉じて』シリーズやります」と前置きして、
『さあ目を閉じてごらん(最高のいい声で)。君のお弁当を楠大典が食べてるよ。』
「2日間、4ステージとも、いい思い出に残るステージになりました。 こんな素敵なクリスマスを迎えられるなんて、僕はとても幸せです。 今日はとてもいい夢が見られます。みなさんのおかげです。どうもありがとう。」

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