森川智之プライベート・コレクション

「おまえらのためだろ!」第13弾 昼の部
「家政婦がみたぁ!? 保志総一朗京都殺人事件明ッ智ファイル1」


森川智之・檜山修之の「おまえらのためだろ!」第13弾 昼の部「家政婦がみたぁ!? 保志総一朗京都殺人事件明ッ智ファイル1」
日時: 2000年4月2日(日) 13:00〜15:30
場所: 京都教育文化センター
主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
出演: 森川智之・檜山修之
ゲスト: 保志総一朗

桜にはちょっと早かったけど、春爛漫、しかも京都。
レギュラーのひとり、林原めぐみ担当の前説と、タイトルコールに続いて、 おどろおどろしい殺人事件の幕が切って落とされる!???

「保志総一朗京都殺人事件」
幕が上がると、保志総一朗が舞台中央に倒れている、あまりにもお約束な始まり。
そこに、両手に缶コーヒーを持った家政婦登場。 この家政婦さん、花柄のエプロンドレス(だったかな)に白いカーディガンで、 のぶこさんに似てるんですけど(笑)。 倒れている保志くんを見て、「ぎゃああああ」。(どっちが「ぎゃー」だ。)
おいおいと泣いているところに、手をぐるぐる回して気取った歩き方で、 明ッ智登場。黒のパンツ、黒のTシャツに黒のブルゾン。「明ッ智の私服」らしい。 言葉にならない咆吼(爆)で、家政婦が明ッ智に説明するが、さすがに難しいのか、 「回想シーン」に。
そういえば、家政婦さんは、保志坊っちゃまには「ばあや」って呼ばれてたけど、 そんな年齢だったんだ。(笑)

回想シーン。場所は清水寺だったらしい。
家政婦と一緒に出て来た保志くん、檜山さん(ばあや)の顔ばかりじっと見ている。 舞台でお芝居するときには、もうちょっと客席も見ようね、保志くん。 もしかして、足がふるえていたりしなかった?
「保志ワールドインターナショナルコンツェルン」の御曹司の悩みは、将来のこと。 跡継ぎは嫌で、声優になりたいらしい。しかし、声優に、 「ホモ声優」と「ノーマル声優」という区別があるとは知らなかった(笑)。 「ノーマル声優」って初めて聞いた気がする。
声優になりたいのなら、ということで、 声の大きさには自信があるらしいばあやの指導のもと、発声練習。 喉がかわいたので飲み物を買って来る、と、ばあやが立ち去った後、明ッ智登場。 会場から女の子をひとり上げて、保志くんに写真を撮るように頼んでいるうち、 保志くんが清水の舞台から落ちてしまう。
そこにばあやが戻って来る。そのまま物陰に隠れる明ッ智。 ここで冒頭のシーンに戻る。

ということは、保志坊っちゃまは、手にしっかりカメラを握っている。 そういや、最初に倒れていたときにも握っていたな、ちゃんと。
ばあやの話を聞きながら、坊っちゃまの手からカメラを奪い取ろうとする明ッ智。
ばあや「何をしてるんですか」
明ッ智「証拠隠滅…いやいや、僕が写っちゃってるから…あ、いや、その…」
カメラを奪い合ってもみ合いながら、ふたりして坊っちゃまをガンガン蹴る。 それで、死んだはずの坊っちゃまが起き上がり、明ッ智を見て、「ああーー」。
「よかったね」と逃げる明智を、坊っちゃまとばあやのふたりが追って、 舞台を何度も往復して走り回るうち、幕。
うーん、吉本だ。(とか言ったら、吉本興業に怒られちゃうかな)

前説
いつもなら陶山章央と石塚堅が出て来るはずの前説は、 ヘヴンズドアスタッフが担当。 会場の注意事項と、前もって募集しておいた「質問」に答える形で。
Q: 森川さんと檜山さんのおふたりはいつ来て、京都で何をしていたか。
A: 昨日来ました。お昼過ぎに着いて、京都では、高台寺、八坂神社、円山公園。 ベタですねー(笑)。こういうコースを取ったのは、檜山さんです。
森川さんは、京都駅、タクシー、ホテル、コンビニ、吉野家の牛丼、コンビニ、 ホテル、ホテル、ホテル。だそうです。
あまりに「らしい」おふたりの行動。もう、何の言葉もありません。

オープニングトーク
「保志くん大丈夫? やりたくなかったらやらなくてもいいのよ」というのは、 林原めぐみがふたり(明ッ智とばあやじゃなくて、森川と檜山)を呼び出すアナウンスで、 保志くんに贈った言葉。台本だったのか、めぐさんの本音か?
ま、それはともかく、舞台に出て来たふたり、衣装は。
森川: 黒地に白でトカゲの模様のついたTシャツ、いつもの黒の光沢のあるパンツ、 黒い靴、鮮やかなブルーの前ファスナーのブルゾン (半袖の長さあたりにファスナーがついていたから、 もしかすると取り外し可能なのかも)、前は下のほうだけ止めている。 頭はこれまたいつものように、見事なオレンジ色。
檜山: 白いパンツ、 上はベージュの前ファスナーのブルゾンをしっかり顎の下まで止めて、 その上に白の同じようなブルゾン(でも丈はちょっと短め)を、 これは下のほうだけ止めて重ねている。黒の薄底(笑)靴(というかブーツ)。 髪がずいぶん伸びている。

初めての人、地元の人、などと質問しているうち、海外から来た人、の質問に、 なんと本当に、オーストラリアから来たお客さんが応える。
森川「『おまえら』も海外進出だね」
檜山「やってどうすんだよ」
森川「だって、海外からも…」
檜山「お客さんが進出してくれたんだろう。思いっきり受け身じゃないか」
気を取り直して、とりあえずつかみは「京都」か。
森川「春の京都は観光のメッカなので、宿泊するホテルを取るのに、シュクハック」
あまりのことに、会場、しーん。檜山さんも思わずツッコミを忘れる。 あげくの果てに、会場から「がんばれー」という声まで。(笑)
ようやく檜山さん、呆れたように、「あー、面白い2000年ギャグ」。
…「おまえら」に駄洒落って…しかも笑いのメッカ関西で…。

いちおう、サブタイトルにのっとって、「ミステリー」な話題を、ということで。
森川「ミステリーといえば、あなた、事件に巻き込まれたんでしょ」
檜山「あれはミステリーでも何でもないよ」
森川「ミステリーですよ。こいつの、カローラ」
檜山「カローラじゃないよ。もう何回乗ってるんだよ」
森川「『声帯新聞』のロケの日で、待っても来ないんだよ、こいつ」
檜山「待たしてないよ。待ち合わせの時間に連絡入れたんだから」
檜山さんの愛車アコードワゴンが、車上荒らしに会ったとのこと。 被害総額は、現金、買ったばかりのMDラジカセ、買ってから少したったカメラ、 合わせて10万円ちょっと。
森川「10万円? 5000円にしか売れなかったよ」
檜山「待て。お前がやったんか」

森川「僕、先週の木曜日に、倒れまして」
檜山「それ、ミステリーか?」
森川「スタジオに行く途中でくらくらして来て。いつも行く病院があるんですけど」
檜山「行きつけの?」
森川「うん。行きつけの」
檜山「『かかりつけ』って言うんだよ、そういうときは。『うん』じゃないだろう」
森川「救急病院なんですけど」
檜山「受付の看護婦さんに、『あら森川さん、しばらく』って言われたのか?」
森川「うん、『久しぶり』って。3年ぶりだったんですよ」
その3年前って、もしかして、「GARDEN OF EDEN」のジャケット写真撮影の日?
森川「点滴打ってもらって、元気になったけど、咳が出るんです。風邪なんですね」
檜山「ずいぶん遠回りしたね」
森川「院長先生が女性で、看護婦さんの制服がピンクなんですよ」
檜山「珍しくないよね(会場に)」
森川「最近行ってないから」
檜山「お前、俺よりは行ってるだろう」
森川「女性の院長先生、っていうと、お年を召した方かな、って思うけど、 40代後半ぐらいなんですよ。ずっと前から院長なんですけどね」
檜山「どれぐらい前から? まさか15歳からじゃないだろう?」
森川「3年前には院長先生でした。だからそこの病院、病みつきでね」
檜山「オチだったの? それが」
森川「いやいや。中落ち?」
檜山「マグロかい」

葉書コーナー
プレゼントは、黒いEDWINのキャップに、銀色のマーカーでサインを入れたもの。

林原めぐみさんの場内アナウンス、ギャラが焼き肉というのは本当ですか。
森川「これは、焼き肉です」
檜山「間違いなく焼き肉です」
森川「焼き肉といっても、ランクがありますから。カルビ一皿480円のじゃないですよ。 カルビの前に「上」がつくんですよ。「上」の前に「特」も付きますからね。 一皿何千円。見たことありますか、何千円」
檜山「何千円は見たことあるだろう」
これまでのゲストのギャラは何ですか。
(1)三木眞一郎、(2)上田祐司、(3)坂本英三、(4)結城比呂、(5)保志総一朗。 追伸、陶山と石塚。
森川「陶山と石塚は、帰りに缶ジュース与えれば、何の問題もありません」
檜山「石塚なんか、おむすび1個付ければ、満面の笑みで帰りますからね」
森川「『おまえら』の打ち上げは飲み屋でやるんですが、カタシは飲み屋で、 定食頼みますからね」
石塚堅のお米好き、檜山さん談。
「前、『おまえら』の打ち合わせで、寿司の詰め合わせを用意してくれてたんですよ。 それを食べて、帰りに、カタシが、『檜山さん、今日いいですか』 『ああ、いいよ。行く?』。刺身のおいしい店に行ったですよ。 そしたら、『すいません、ご飯セット食べていいですか』。 俺は飲んだだけだったから、帰りに『ラーメンでも食おうかな』って言ったら、 『ラーメンいいですね、行きましょう』『お前、寿司食って、定食食っただろう?』 『大丈夫っすよ』。ラーメン屋に行って、俺が『ラーメンください』って言ったら、 カタシは、『俺、ラーメンと、檜山さん、ライス頼んでいいですか』」
本題のゲストのギャラ。本当か嘘か、相手を見る目のある森川さんらしい答え。
森川「三木くんは簡単。うまい酒。上田祐司はクセモノで、ほめちぎる」
檜山「具体的なものじゃなくて、心のケアですね。坂本英三さんは? この方は声優とは違いますから、声優的なギャラでは失礼でしょう」
森川「英三さんはライヴに行く。お返しですよ。結城比呂はね、ボク」
檜山「え?」
森川「リボンつけて」
檜山「それは、先方だって嫌がるだろう」
森川「そんなことないよ」
檜山「え、本当に贈ったの?」
森川「贈ったよ。リボンつけて」
檜山「でも、ここにお前がいる、っていうことは、送り返されたんだね。 クーリングオフか。保志総一朗には、何を?」
森川「ボク。ピンポーン、お届け物です、って」
檜山「それは失礼だろう、一度結城比呂に贈って、返されたものを」
森川「じゃ、キミ、行く? リボンつけて」
檜山「いやいやいや」
森川「あ、ふたりで行けばいいのか」
檜山「おい、ギフトセットか、俺たちは。詰め合わせかよ」
檜山さん曰く、「どこまで本当でしょう」。

歯科医院の受付をしていますが、ある日、同じ声、同じしゃべり方、 名前の違うふたりの女性から予約の電話を受けました。予約当日、 就職希望者の面接の予定でしたが現れず、後で体調不良で来られなかった旨、 電話がありました。この就職希望者、名前こそ違っていましたが、 先日の予約の電話と同じ声、同じしゃべり方でした。 予約のふたりは、とうとう診察に現れませんでした。
間違いなく同一人物でしょう。しかし、この女性の目的がわかりません。
森川「歯医者で予約をするってことは、歯が痛いってことですよね。 切羽詰まってるってことでしょ。切羽詰まってるって、 歯にかけてるわけじゃないですよ」(漢字で書くと面白くない(爆))
檜山「でも、同一人物でしょう? 狙いは?」
森川「おそらく、歯が1本痛くて、隣の歯が虫歯なんですよ。 歯医者さんって、1本ずつ治療するでしょ。たぶん、連荘で治療してもらおうと」
檜山「就職希望は? 就職して歯医者の腕前を観るの?」
森川「お医者さんは声優さんより必要じゃないですか。 だから、安定してるかなと思って」
檜山「これ以上、この話題伸ばしても無駄だな」

車から見えた看板に、「タンスに魚を入れないで下さい」とありました。 何なんでしょう、「タンスに魚」って。迷宮入りです。
森川「世の中にはいろんな看板ありますよ。タンスに魚。臭いますよね」
檜山「生臭いですよ。防虫剤の代わりにはなりません」
森川「タンスが何段にもなってると、何段にも入ってるんですよね。 下から出世魚になってたりして(ということは、いちばん上が鰤?)。 謎ですね。『タンスに魚を入れないでください』」
檜山「入れられたのかな」
森川「誰かに言ってるんだね」
檜山「一部特定の人間に言ってるのか」
森川「『あなた、うちに来て、タンスに魚を入れないでください』」
檜山「あれか。『犬に糞を…』」
森川「『与えないでください』」
檜山「食うんかい。あれも特定の人向けじゃない。嫌がらせだね」
森川「変な看板といえば、最近の偽五百円玉。自販機に、 『この自動販売機は偽五百円玉は使えません』ってシールが貼ってあるんだよ。 日本語として変だなあ、と思って。当たり前のことなのに」

学校帰りに友人と歩いていると、横にいるはずの彼女が消えていた。神隠し? そのとき、助けて、という声が。探したら彼女は、マンホールに落ちていた。 幸いにも軽傷で済んだが、マンホールの蓋がなかった。
檜山「軽傷で済んだからよかったけどね」
森川「ストンと落ちればいいけど、危ないよね。 マンホールコレクターが近所にいるのかな」
檜山「マンホールの蓋をコレクションするのか?」
森川、鼻をつまんで、マンホールの蓋収集の苦労を語り始める。
檜山「プライバシー保護のため、音声を変えています、か。 安上がりのフィルターだな」
森川「鼻、いっこ、開けていい?(会場大爆笑) 耳がキーンってしちゃって」
つまんでいた指を離すと、鼻の頭が赤くなっている。ううーん、カワイイ。
森川「落ちたことあります? オーディションじゃなくて」
檜山「崖から落ちた。小学校高学年の頃、裏山で。 まっすぐな崖じゃなくて、斜めになってたから、よかったよ」
森川「僕は、幼稚園の頃、三輪車で、仕事帰り。あ、遊び帰りだ」
檜山「おい、三輪車でスタジオ来るなよ」
森川「友だちと一緒に畑の間の道を走ってたら、落ちた。肥溜めに」
檜山「定番だね」
森川「ちょうど時期が良くて、かたまってたからよかったけど」
檜山「あれ、死ぬもんね」
森川「有毒ガスが発生してね」

めざせ、ノッポさん
今回は、ふたりが京都と聞いて連想するものを描いて、みんなが当てる趣向。
檜山さんが描いたのは、金閣寺。さすがに檜山さん、構図もしっかりしている。 パズルで金閣寺の絵柄を作ったことがあるらしいけど、その構図だったのかな。 けど、山や空に、「山」「空」って書いてあるのは、何? (笑)
森川さんは、「おまえら」に慣れた人ならひと目でわかる、舞妓姿ののぶこさん。
檜山「なんだよ、この髪、ゴーゴンじゃないんだから。しかもバカボンだよ。 帯じゃなくて、腹巻きにしか見えないよ」

ゲストコーナー
檜山「椅子がもうひとつ出て来たということは」
森川「椅子取りゲーム」
椅子取りゲームというのは、ふつう、椅子をひとつ減らすんです、森川さん。

出て来た保志総一朗は、ベージュのパンツ、横ボーダー柄のTシャツ、 ベージュのパーカー(?)、前は開けている。黒い靴。 殺人事件のときも同じ衣装だったよね。
まずは、「保志くんについて語ろうのコーナー」。とりあえず、福島県出身、 ということから話は始まる。保志くんというと、お酒の話?
森川「お酒を飲むと、からむらしいですね。僕はまだ、ないんですよ。 からまれたいんですけど。いつでも、ふとんひいて待ってるのに」
檜山「お前、間がなさすぎないか?」
森川「僕はいきなりですから」
保志「僕は、長時間かかけるほうですね」
森川「コトコトコトコト」
檜山「誰がカレーを煮込めと言った」
森川「じゃあ、ふたりで暮らすようになったら」
檜山「暮らすのかっ!」
保志「合わないですね」
檜山「暮らすのかっ、お前も!!」
檜山さん、ふたりともにツッコんで、お疲れさまー。

というわけで、保志くん宛の質問のお葉書を読む。 読まれた人には、3人の写真入りポストカードを、サイン入りでプレゼント。
保志くんがプレゼントを渡しに、会場に降りて行くと、黄色い歓声が上がる。
檜山「森川、森川。『キャー』だって。お前は『ギャー』。俺、『ウワー』」
そ、そんな、すねないで、檜山さん。(笑)
保志くんも、「転ばないようにね」と声をかけられると、間髪を入れず、 いいタイミングで「あっ」と声を上げるなんて、なかなかやるじゃん。 それを聞いて、思わず腰を浮かした檜山さん、やっぱり後輩が心配なのね。

ラジオのアシスタントをしていて、自分が変わったと思うところは何ですか。
保志「少ししゃべるようになりました」
お酒に酔うと、人の腕を咬んだりしますよね。咬む相手に共通点はありますか。
保志「共通点は、おとうさんぽい人」
檜山「あんた、ファザコン?」
保志「実の父と、あまり仲良くなかったんで」
檜山「俺も、抱き付かれたことはあるけど、咬まれたことはないな」
保志「檜山さんは、もうすぐ」
森川「もうすぐおとうさん? 出世魚みたいだな」
保志さんって厚底靴はいてるの?
保志「あれ、ディレクターさんの陰謀なんですよ。ラジオは、見えないから。 でも、気に入ったのが売ってれば、はきますよ」

ある日突然、自分の声が森川もしくは檜山になっていたらどうしますか。
森川「僕は保志くんの声になりたいね。 なったら、家でひとりでずっとしゃべってるよ」
檜山「それ、病気じゃん」
保志「役っていうことじゃないけど、攻めたいですね」
森川「その声でも攻めてもいいんだよ」
保志「誰を?」
檜山「どうせなら、とてもじゃないっていう人がいいね」
と例に挙げたのは、飯塚昭三、郷里大輔、若本規夫の面々。す、すげー。(笑)
保志「あと、おとなの役をやってみたいです」
森川「僕もデビューしたときは、もっとおとなの声を、って言われたんですよ。 ほら、僕、天使の声だったから。檜山、知ってるでしょ」
檜山「お前、耳、腐ってんじゃないか?」
森川「仕事で低い声出してたら、こうなったんです。年相応にできるよ」
檜山「5年したら、お前もこれだ」
保志「役の年齢との差が大きくなってきたんですよ。 役の年齢は同じだけど、自分だけ歳を取るから」
檜山「役は同じなんだろ? じゃ、いいじゃないか。菊池正美は、 自分が歳取るにしたがって、役の年齢が下がっていく、って嘆いてたぞ」
檜山「そういや、『リヴァイアス』の祐希は、ずいぶん若いよな」
保志「15です」
檜山「俺(ブルー)、いくつだ?」
保志「15」
檜山「同い年だったのかっ!」
本気で驚いている様子。確かに、ずいぶん印象は違うけど。自分の役でしょ?
檜山「年齢といえば、俺、何がショックだったって、『ガサラキ』で、 丹下桜の役より年下だったことだよ。丹下が20何歳で、俺は17歳」
そりゃ、ムラチュウ(村井中尉)は、自衛隊(じゃないけど)に、 普通に(たぶん)入って来た子だから。 カイの素質だけでTAに乗ってたユウシロウとは違う…。

酔ってフニャフニャになるということですが、自覚はありますか?
保志「自覚はないです。すべて終わった後に」
檜山「いちばんタチが悪いな」
森川「朝起きて気付くの?」
保志「いや、朝起きて、気付かない」
森川「朝起きて、腕枕の男がわかんない。誰だろう、このおじさん」
(ここで「あ、森川さんだ」と言った保志くん、キミの真意は? (笑))
檜山「お前、どうしてもコイツをホモにしたいんだな」
保志「1週間後にアフレコに行ったときに言われて、そうだったのか、って」
保志くんと石塚堅とは、同期じゃないけど仲がいい。 カタシのほうがちょっとお兄さんで、 保志くん曰く、「よくしてもらっている」そうだ。
保志「今日、会えると思ったんですよ」
森川「あいつの新幹線代が出なくてね」
檜山「さすがに、走って来い、って言ったら、『勘弁してください』」
保志「この仕事受けたとき、石塚さんがいるから助けてくれるかな、って」
森川「どうかな?」
檜山「逆に、『保志くん助けて』かもしれないよ」

コントで裁判カーン
森川さんが検事、檜山さんが弁護士、保志くんが被告人、という設定で、 それぞれの立場の台詞を読んで行く。のだが、それだけじゃ終わらないんだ。
4月2日10時頃、東京で事件が起こり、現場で被告人を目撃した人がいるが、 被告人は京都に行っていた、と、それを否認しているらしい。
しかし…、いつの間にやら、「被告人」が「被告」になってる。 刑事裁判がいつの間にか民事裁判に? ま、いいや。

最初は、森川検事、檜山弁護士、保志被告人でスタートする。
何をやりたいのかな、と思っているうち、それが、ワルター検事やら、 ガオガイガー弁護士やら、相場祐希被告やらに。自分の台詞が終わると、 次の人にそのキャラクターの名前で呼びかけ、指定するのである。
持ち役でやるのかあ、などと思っていたら、なんと!! ドラえもん、 おすぎとピーコ、横山ノック、長島茂雄、などという指定まで。果ては、 ピカチュウ、ブルース・リーといった、台詞と言えるのか?なキャラも登場。
会場だけでなく、舞台の上のみんなも大爆笑。森川さんや檜山さんも、 思わず声を上げて笑う場面まであった。
中でも注目だったのは、モーニング娘被告(かわいかった)、ピカチュウ弁護士、 タッチのみなみちゃん検事、あたりかな。
本人たちも面白かったらしい。このコーナーは恒例になるといいなあ。

個人コーナー
「レモネード飲んでるからね」と、森川さんが保志くんの肩を抱いて引っ込む。 もちろん、会場からは、声にならない悲鳴と、ちゃんと声になった歓声が。
森川「ちょっと休憩。2時間ばかりね」
檜山「長いよ」
ふっと会場のほうを振り向いた檜山さん、何やら感じたのか、 「森川ー、会場の空気が怖いよー。俺をひとりにしないでくれー」。

檜山修之
歌: 「万物流転〜バンタ・ライ〜」(アルバム「諸行無常」から)
また歌をやりたい、製作会社の人もよろしく、と言って、森川さんを呼び出す。
檜山「レモネード飲んだ? お前が肩なんか組むから、怖いのなんの」
森川「呼ぶのが早いから、何もできなかったよ」
檜山「何かする気だったのか」
森川「レモネードまだ残ってるから」
檜山「お前の飲みくさしかよ」

森川智之
衣装が、「明ッ智の私服」、黒いブルゾンに変わっている。
2月の「アンジェリーク」のイベント、行きは岩永哲哉の車に乗せてもらった。 帰りは、実家(横浜)にゴン(犬)に会うために戻って、遅くに電車で、寝て帰ったら、 渋谷駅でファンの子に「お疲れさま」って声をかけられた。
歌: 「In the SKY」(アルバム「HEAVEN'S DOOR」から)
森川「それじゃ、相方呼びましょう。相方!」
檜山「相方って言うな。名前ぐらい呼べ」

我こそインパクト王
インパクト王は、第7代から、 会場から選んだ人に何かで対決してもらって決めていたが、 今回からは、森川・檜山のふたりが、会場から、インパクトのあった人を、 そのときの勢いで選出する。
檜山「以前から知っている人からすれば、『なんだ、元に戻りやがった』」
ふたりが会場に降りて、インパクトのある人を探して回る。 途中、客席の間にある階段から出口に出ようとする森川さん。
檜山「帰るな」
森川「帰りの切符買うのが混んじゃうからね」
第12代インパクト王は、着物を着たふたり連れの女性の片割れ。 もうひとりは葉書コーナーで読まれてプレゼントをもらったから、ということで。

エンディング
森川「明日、声帯新聞の取材なんですよ、京都で。おいしいもの食べて、ね」
檜山「やっぱり声優グランプリの金で、豆腐懐石かな」
森川「でも、声帯新聞って予算ないからね」
檜山「未だに、少し前に作った鍋の材料費がフォローできてないらしいよ。 そのうえボーリング会場もおさえたから、赤字になってるらしい」

今回のゲスト、保志総一朗を呼び出す。話は自然に(?)、 森川・保志共演のドラマCD「一寸枕草紙」の話題へ。いわゆる「JUNE系」の作品。 収録はすでに終わっていて、マイクはダミーヘッド(人間の頭のような形をしていて、 距離感や位置がより正確に表現できるらしい)だった、とのこと。
森川「僕が右前で、左前に保志くん」
檜山「右前にお前だろ、左前に保志、ということは、こんな感じか?」
と、実際にふたりをひっぱり、並んで立たせて、 そのど真ん中に自分の顔を寄せる檜山さん。うっわー。そんな、至近距離に(びっくり)。 ま、マイクだから、それぐらいの位置なのかもしれないけどねー。(笑)
そんな檜山さんをじっと見つめながら、
森川「お前がそこだったら、うるさいけどね」

保志くんの「おまえらのためだろ」の感想。
保志「やることがわからなかったから、不安だったんですけど」
檜山「心配するな、俺もわからないから」
保志くんは現在、「林原めぐみのハートフルステーション」で、 3代目アシスタントを担当中。
檜山「アシスタントのわりには、林原より偉そうに葉書選んでるよな」
森川「あれ、フリなの。奥で林原が選んだやつを、『僕もー』とかいって」
檜山「また近いうちに、ジングル録りに行きますからね」
森川「林原に、焼き肉をね」
檜山「ギャラ払わなきゃ。あ、そうだ、保志は何がいい? 何がいいか、言っとかないと、リボンついたコイツが来るぞ」
保志「さっきの話だと、セットで、ということみたいでしたけど」
保志くん、森川・檜山セットを期待してるの?
森川「夕方帰って来たら、俺と檜山がポストにはさまってるよ」
檜山「どんなポストなんだよ、こいつんちのポストは」
保志「僕、ポスト、ほとんど見ないんですよ」
檜山「じゃ、俺たち、そのまま腐乱してるな」

森川「振りも覚えた?」
保志「え、振りですか?」
森川「『大丈夫、チャチャ』」(と踊って見せる)
檜山「そんな振り、あったのか」
森川「歌うとき、前ばっかり見てるから、気が付かなかったんだよ」
檜山「じゃ、リハ本番な。俺、お前を信じてないから。 実は本番ではやってなかった、なんてことになるじゃないかと思ってるからね」
などなどと、楽しい雰囲気で、
歌: 「待ってるよ」
森川さんの踊りに倣って、檜山さんや保志くんも、 「大丈夫、チャチャ」で振りをつける。 最後には、「毎回(踊りの)向きが違うんだもん」という文句も。
インストルメンタルの「待ってるよ」が流れる中、3人が会場に降りて、 走り回りつつ(走らせてもらえないときもあったけど)、みんなと握手して回る。
曲が終わる頃に3人とも舞台に戻って、手を振りながら、幕。

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