森川智之プライベート・コレクション

「おまえらのためだろ!」昼の部
「スプーン1本持って来て下さい」


森川智之・檜山修之の「おまえらのためだろ!」昼の部「スプーン1本持って来て下さい」
日時: 2001年4月22日(日) 13:05〜15:30
場所: はまぎんホールヴィアマーレ (横浜・桜木町)
主催: HEAVEN'S DOOR (森川智之オフィシャルファンクラブ)
出演: 森川智之・檜山修之、陶山章央、石塚堅
ゲスト: 岩田光央

林原めぐみの前説
「それでは開演まで、スプーンは曲げずにお持ちください。」

山川イリュージョン兄弟
幕が上がると、ハートのエースとスペードのエースをかたどったバルーンアート。 床には、中に小さなバルーンの入ったバルーンがいくつか、貼り付けてある。 舞台上手側からは兄、下手側からは弟が登場。衣装は、
森川(弟): 黒にベージュのラインの入ったパーカー、 前ファスナーは上までしっかり止めている。ジーンズ、スニーカー。
檜山(兄): 黒のカシュクール襟のシャツ、森川さんとおそろいのパーカー、 前は開けている。黒の光沢のあるパンツ、黒い靴。
そして、二人とも、 顔の半分を隠すぐらいの大きなゴーグル型ミラーグラスをしている。

登場
タイトルコールおよびナレーションは、たぶん「パラコレ」のときと同じ人。
ふたりとも手に、黒い剣をかたどったバルーンを持ち、 その場で剣を交えるパフォーマンス。 パン、という音とともに、ふたりともの刀身が赤くなる。 さらに、ハンドパワーで、床に貼り付けたバルーンが浮き上がる。
そこまでのパフォーマンスを終えたところで、おもむろに自己紹介。
檜山「山川イリュージョン兄弟、私が兄のイリューです。」
先が読めたのか、そこここからくすくす笑いが。
森川「私が弟のジョンです。」
やっぱり。(笑)

ピンポンマジック
まずは兄イリュー、「あちょー」という奇声とともに、 両手に持ったピンポン玉を消してみせる。もうちょっと、スマートにやろうね。
今度は、弟ジョンの出番。 二つ折りの赤い厚紙にピンポン玉をはさみ、バルーンで作った帽子の中に出す。 厚紙の間から帽子の中にピンポン玉が落ちるのをはっきり見せた後、 なぜか厚紙をくるくるっと回してから離し、帽子の中が空っぽなことを見せると、 前の観客から、くすくす笑いがもれる。
森川「気持ち、最前列が。」
檜山「リアクションが違うんだけどね。」
森川「後ろのお客様は存分に楽しめると思いますけど。」
檜山「前のほうから、笑いがこぼれてるよ。」
何度も繰り返すうち、だんだんくすくす笑いが後ろにも広がっていく。
檜山「やるごとに拍手が減ってるよ。」
森川「おかしいね。」
帽子と厚紙を片づけるとき、厚紙の端に糸でくっつけたピンポン玉がぽろり。

ヒモヒモマジック
森川さんの、「ピュアな心でご覧になってください。 決してすさんだ心ではご覧にならないように」というお断りが入った後、 檜山さんが、マジック用のロープを取り出す。 長いヒモを真ん中へんで切ってもらうが、実は切れていない、 というお馴染みのマジック。確かにタネを知っている、ということはあるけれど、 でもなんとなく動作が見え見えなのも、ワザとくさい。 さらにしっかり、切られた短いヒモの切れ端を、舞台上に落としてしまう。
森川「ちょっとポケットが浅いんじゃないか?」

カード当てマジック
知る人ぞ知る、エスパー森川リターンズ?
檜山「次は、ジョン、キミの得意技だよ。」
森川「わん。」
タイプミスではありません。本当にこう答えたんですよ。
森川「次は私の超能力で当てましょう。カード当てゲーム。」
ゲーム?
檜山さん曰く、「ジョンは生まれ変わりました」。でも、一抹の不安が。
5枚のカード(スペード、クラブ、ダイヤ、ハート、星)のカードから、 観客のひとりに1枚引いてもらい、それを当てるゲーム、もとい、マジック。
1枚目は、自信たっぷりに、正解を選ぶ。
2枚目は、最初からなんとなく自信のなさそうな様子。何度も袖を覗き込んで、 不安そうにしている。合図がちゃんと伝わらなかったのね。当然、ハズレ。
檜山「確率は5割ということで、前回よりは成長しましたね。」
超能力は確率問題だったのか?

バルーンアトラクション
今度は本当に「アトラクション」。細長い風船で、いろいろ形を作ってみせる。 バルーンに空気を入れただけで、どよめく客席。おいおい。
動物を作る、と言って、器用に作り始める森川さん。その手元に見惚れたのか、 檜山さんのトークがお留守になる。というか、森川さんに話しかけたって。
森川「キミが話してくれないと。僕は作ってるんだから。」
檜山「だから、何を作るんだい?」
森川「できてからのお楽しみ。」
器用に手を動かす森川さんの隣で、檜山さんも作り始めるが、 なんだか手元がおぼつかない。絵は上手だけど、工作とかは苦手だった?
檜山「僕は、風船の口を結ぶのが苦手なんですよ。どうもうまく行かない。」
必死の面持ちで「風船の口を結ぶ」のに四苦八苦している檜山さんの隣で、 森川さんの「動物」が完成。できたのはやっぱり、青い「犬」。
檜山「僕は彼のような才能がないので、簡単なところで。」
できあがったのは、大きめの丸を作って端をねじっただけの、透明の「魚」。 夜店の、タコの顔が描かれた風船がかぶっている、ねじりはちまきみたい。
「ジョン、得意だからもうひとつぐらいどうだい?」と言われて森川さんが作ったのは、 黄色い風船で作った「剣」。
バルーンは意外に割れないものだから、思い切りよくねじるのがコツらしいが、 割れないと思っていると、突然割れたりすることもあるらしい。

最後に、ハンドパワーで、中に小さなバルーンの入った大きなバルーンを割る。 中の小さなバルーンは、ふわふわと浮いて、舞台天井の装置の間に消えて行く。

前説
陶山章央・石塚堅が、 山川イリュージョン兄弟に代わって森川・檜山両氏が登場するまで、 前説を兼ねて時間稼ぎのトークを展開。
当然のように話題は、山川イリュージョン兄弟について。 カタシくんは、ピンポンマジックを見たときに、タネがわからず、感心したらしい。 それに対して客席から、「ピュアな心だから」と声がかかる。 それを聞いたカタシくん、「30になってピュア、って」と、えらく恥ずかしそう。 30だっていくつだって、ピュアな心は忘れてはいけないんだよ。
「イリュージョンといえば、僕たちもあるじゃないですか」と、 スーちゃんがお得意のジャグリングを開始。わざと(?)取り落として、
陶山「危ない危ない、もう少しで落とすところだったよ。」
石塚「落ちとるやんけ。」
陶山くんがMr.マリックに会った話をひとしきりするうち、キューが出る。

オープニングトーク
山川イリュージョン兄弟を見送った(?)おふたりが登場。衣装は。
森川: 胸に赤のプリントの入った黒いTシャツに、真っ赤なパーカーを重ねている。 前ファスナーは途中まで止めてあり、胸元が見える程度。 ジーンズに、ソールが赤のグレーのスニーカー。
檜山: 白いがばっとしたシャツ、裾は外に出している。 黒のスカーフを前で1回ゆるく結び、黒の光沢のあるパンツ、黒い靴。

まずは「新キャラ」、イリューとジョンの兄弟について。
檜山「ゲストと出演交渉してるのはお前だろ?」
森川「『おまえら』には海外事業部がありまして。 まだまだ世界にはいろんな人たちがいるので、これからいろんな人を呼んで、ね。」
檜山「掘り下げるのか? 掘り下げすぎて、埋まらなくなるんじゃないか?」
森川「予算の都合で、一堂に会することができないので、小出しに。」

森川「前の、クリスマスの時に来た人が、また全員来たんですか?」
檜山「そんなことはないでしょう。新顔さんもいるし。」
本当に、客席には、生後数か月ぐらいの赤ちゃんがいる。
森川「あの歳でスポットライトをあびちゃうとね。」
檜山「クセになるよ。」
森川「(赤ちゃんに、というかおかあさんに)ボクでいいんですか?」
「お前、何を」と血相を変えた檜山さん、森川さんの意図を誤解してます?(笑) 森川さんは「ボク(=男の子)、ですよね?」と訊いたんだと思うんだけど。
檜山「おかあさん、保護しといてください。」
森川「赤ちゃん、終わりぐらいになるともっと増えてるかもしれない。」
檜山「そんなに増殖してどうすんだよ。」

森川「21世紀始まって、最初の『おまえら』ですからね。」
檜山「世紀またがっちゃいましたからね。」
森川「『世紀またがる』っていうと、みっちゃんが喜んじゃうよ。」
檜山「なんでお前、そっちにそっちに行くんだよ。」
森川「ある程度、僕が捨て石になって、ね。」
檜山「煽ってるじゃないか。捨て石じゃなくて、行け行けゴーゴーじゃないか。」
森川「僕が犠牲となって。僕の屍を越えて行け。」
檜山「目はすごいうれしそうだぞ。」
森川「赤ちゃん、受けてますよ。」
檜山「寝てるよ。」

森川「21世紀になりましたけど、我々は何をしましょうか。」
檜山「トークに磨きをかけるんじゃないですか?」
森川「キミはなんでそんなに真面目なんだ。 どこかに笑いのエッセンスを入れなきゃ。」
檜山「キミはどうするんだ?」
森川「僕はランクアップしたいですね。ギャラのランクを上げるわけじゃないよ。 朝目覚めて、カーテンの隙間から、朝日が差し込む。小鳥たちがおはよう、と。 昨日までと違う、ランクアップですよ。」
檜山「ずいぶんメルヘンチックだな。昨日までは?」
森川「昨日までは、すずめが。すずめはどうやって鳴くんだっけ?」
檜山「チュンチュン。」
森川「すずめがチュンチュンって。それがもう、ランクアップして。」
檜山「カラスになるの? 大きさはランクアップしてるぞ。」
森川「そんな目覚めが、ランクアップ。」
檜山「ものすごい抽象的だよな。」
森川「朝、リムジンが迎えに来るんですよ。車寄せにリムジンが入って来て。」
檜山「お前んち、車寄せがあるのかよ。車、ないのに。」
森川「僕は、運転しないんです。車は後ろに乗るものですよ。 今日も、乗って来たじゃない。」
檜山「俺が運んで来たからね。俺が運転手なのか? お前んち、車寄せなんかなかったぞ。 だいたい、待ち合わせは最寄りのJRの駅前じゃないか。」
森川「ちゃんと電話で言ったでしょ。『行くときは一緒だよ』。」
ものすごい「いい男声」を作った台詞に、客席は当然、歓声と悲鳴の渦。
檜山「何を、誤解されるようなことを言うんだよ。意味深なほうへ誤解される。」
森川「横浜だから遠いでしょ。『一緒に行こう』、って。」
檜山「来るときの車には石塚も乗ってたけどね。3人だぜ。」
森川「そう。後ろにはみっちゃんの車もね。みんなで行っちゃった。」
檜山「何の話をしてるんだよ。」
森川「朝のリムジン。朝刊なんか読みながら、ね。」
檜山「車の中で? キミ、酔うじゃないか。」
森川「リムジンは酔わないんだよ。」
森川「外を行き交う、シモジモの会社員たちもキラキラしてるんですよね。」
檜山「お前が?」
森川「僕がキラキラしてるから。みんなすごい笑顔なんですよ。 (客席を指して)この人たちも、僕と会って、キラキラしてるでしょ。」
檜山「ゲラゲラしてるんじゃないの?」
森川「昨日までの僕にさよなら。」

葉書コーナー
読まれた人には、3人のサイン入り、かわいい仔犬のポストカードと、 バルーンの花をプレゼント。

森川さんは普通に立っていても、胴体と両手の間がちょっと空いていますね。 どう鍛えるとそんなふうになるのでしょうか。私にもなれますか。
檜山「なりたいの?」
もっともな疑問だ、檜山さん。
森川「空いてますか?」
檜山「俺は気が付かなかったけどね。横にいるから。でもキミ、 趣味が腕立て伏せとかだろ? 筋トレの結果、ここが締まらなくなったとか。」
森川「そんなことありませんよ。これは、通風を考えてるんです。」
檜山「風通し?」
森川「この件は、私にもよくわかりません。」
檜山「わからないということで、お答えすることはできませんでした。」

もうすぐゴールデンウィークですね。 もし1週間お休みが取れたら、どんなふうに過ごしますか。
檜山「1週間だと、長いようで短いよね。海外に行くには…。」
と言いかけたところで、 舞台の上からイリュージョンで飛ばした小さな風船が落ちてくる。 それがなんと、森川さんの頭を直撃。といっても痛くはないが。
森川「俺、宝くじ買おうかな。いいことがありそうだ。」
そういえば、年末の宝くじはどうなったんですか?
話を戻して。
森川「遠くに行きたいですね。」
檜山「探さないでください、とか書いて?」
森川「温泉とかいいね。ぼーっとして、何もしたくない。 テニスとかハイキングコースとか、そういうの嫌だね。着いたら部屋を出ない。」
檜山「温泉にも入らないの?」
森川「温泉には入るよ。温泉と部屋の往復だけ。何もしたくない。」
檜山「俺はやっぱり、城だね。」
森川「10日じゃ城は建たないだろう。」
檜山「観て回るんだよ。国道1号線をずっと走って、行けるところまで行く。」

1985年の科学万博から送られて来た、「未来の私への手紙」。 もし昔の自分から手紙をもらったら、どのような手紙を出していたと思いますか。
森川「この世界に入ったのが15年前ですからね。ちょうどその頃だね。 今、どこにいるか。檻の中か、外か。そこは寒いですか、暑いですか。」
檜山「お前、その頃、そんなすさんだ生活してたのか?」
森川「お前は? 広島の原野を、がーって駆け回ってた?」
檜山「そんな状況で生活してたら、字、書けねえよ。」
森川「じゃあ、10年後の自分に手紙を書こう。」
檜山「仕事してる?、とか。」
森川「『おまえら』は何弾ですか。まだノッポさんってやってるんですか。 そろそろ『待ってるよ』の次の曲が知りたいです。」
檜山「ずいぶん具体的だな。」
森川「ひと昔っていうけど、けっこうあっという間だよね。」
檜山「真面目に考えちゃうよ。根が真面目だから。」
森川「声優業界にいればいいけどな。」
檜山「それが問題だよな。」
森川「みなさん、よろしくお願いします。」

スプーン1本持って来て下さい
檜山「このサブタイトルを聞いたのが、ついこないだなんで、 何を企んでいるのか、わかりません。」
森川「僕もわかりません。」
檜山「おいっ。」
スプーンを曲げてみよう、というわけで、観客たちは立ち上がり、 持参したスプーンを手に、森川さんの指示どおりに精神集中する。
「これ、いつまでやるんだ?」と檜山さん。当然の疑問ですね、この場合(笑)。 しかし、なんと、「曲がった」人が。500人以上いるといろんな人がいるものだ。

ゲストコーナー
岩田さんの衣装は、紺の細身のパンツ、紺地に白の細かい柄のシャツ。
開口一番、「キミら、迷惑なんだよね」。「スプーン1本」のコーナーのとき、 みんなのパワーで、楽屋でバルーンが割れ、仰天したらしい。

岩田さんが「おまえら」ゲストのオファーを受けてくれた理由。
「最近淋しいんですよ。俺、実は淋しん坊なんですよ。 淋しん坊と甘えん坊のバイオリズムが、ちょうど0のところに来たときに、 ちょうど森川くんから、『出ない?』って。だから『出ます』って言ったの。」
檜山「じゃあ、そのバイオリズムが違うときだったら?」
岩田「プラスのときだったら『なんじゃそれ』。マイナスのときだったら、 『僕にはできません』だっただろうね。どっちにしても断ってる。」
森川「みっちゃんのそういうときって、年に何回ぐらいあるの?」
岩田「3年ぐらい前までは2日に1回ぐらいあったね。」
森川「付き合いにくいなあ。」
岩田「今年に入っては、そのときが初めてだったね。 赤い人と白い人にはさまれたい。俺をピンクにして、って感じ。」
確かに「赤い」森川さんと「白い」檜山さん。でも岩田さんはブルーだった。

会場にいたナースを発見し、急に「ナース時計になりたい」岩田さん。
「竜頭が6のところにある。何故かというと、観るときに逆になるからね。 信じてないでしょ。、(森川さんに)何のことだかわかってないでしょ。」
森川「普通の時計じゃ駄目なの?」
岩田「駄目なの。」
森川「なんで?」
岩田「ナースだから。常に胸元の中に入ってて、ぬくもりが感じられる。」

檜山「じゃあ、葉書に行きましょうか。」
岩田「もう行っちゃうの? いい大人が3人いるんだから、政治の話でもしましょうよ。 株の話とか。赤カブがね。」
檜山「そのカブか。」
カブ料理にハマっているという岩田さん、簡単カブ料理のレシピを披露。
岩田「今、けっこう高いんですよ。298円ぐらいするんです。」
檜山「ずいぶん細かいなあ。」
岩田「A型だからね。」
檜山「俺もA型だよ。」
岩田「キミは細かくないね。A型はチマチマしたことにこだわるんだよ。」
檜山「プラモデルは好きだよ。」
岩田「俺なんか、昔、爪楊枝の数、数えたんだよ。何本入ってるんだ、って。」
普通買って来ただけのものは、「100本入り」とかって書いてありますよねえ。
岩田「俺の目には入ってなかったんだよっ。そりゃ、後で気がついたよ。 でも、102本とか入ってたんだよ。」
檜山「詰め方がアバウトなんだね。」
岩田「きっとアメリカ人ですよ。アメリカ人、O型多いから。アバウトなんです。」
森川「(手を挙げて)俺、O型。」
岩田「(取り繕うように)O型にも、AOとOOとあるから…。」
O型には、OOしかありません。

今までにしたコスプレで、いちばん自分が似てると思った人と、似てないと思った人は、 誰でしたか。今度コスプレをしてみたい人は誰ですか。
また、森川さんと檜山さんがコスプレをするなら誰がいいかも教えてください。
「トップ2があるんです。ひとつがイザム。倒錯の愛に走りそうになりました。 それと、ゼフェル。でもちょっとゼフェルはやり残したことがあって、 髪が銀色じゃなかったんです。」
客席からの「イベントでやって」の声に、「3キロ痩せたらね」。
「みなさんとやりたいのは、GLAY。ひとりでJIROはやったんですけど、淋しいんですよ。 プロモーションビデオで円の中でぐるぐる回ってるやつ、あれをやりたいんです。 ものすごく回転数上げて。必死になるでしょ? その顔を押さえたいんです。 SIGIZOと、RYUICHI。HIROMIもいる。GOだけど。」
SUGIZOや隆一の名前に、客席はざわざわ。まあ、GLAYじゃないしね。
「俺の頭の中では、GLAYはあいつらなの。 そんで、俺がヴォーカルやる、ってみんな喧嘩してるの。」

この後行けるお勧めの場所がありますか。檜山さん、岩田さんにとって、 甘酸っぱい想い出の場所はどこですか。檜山さんはお城ですか。
「僕、所沢出身なんだけど、横浜は観光スポットなんですよ。デートで、 最初に行くのは、としまえん。その次は、池袋のサンシャインの展望台で夜景を見る。 そこでチューができるかできないかが問題なんです。それをクリアすると、横浜です。 でも、僕、学生時代は、行ったことないんですよ。」
森川「池袋止まり。この電車は池袋止まりです〜。」
岩田さんの奥さんの愛河里花子さんは、横浜出身とか。
森川「あ、俺と同じだ。」
岩田「浜っ子? 俺は所っ子だから」
檜山「じゃ、俺は、島っ子か?」
岩田「そうですよ。もしくは、広っ子でもいいけど。」
「20歳の誕生日に、指輪を買ってあげたんですよ。 山下公園の脇の道のパーキングエリアに車を停めて。 公園のベンチで、会話が途切れたときに、『誕生日おめでとう』。 その指輪、今でもあいつの指にはまってますよ。もう傷だらけですけどね。」
でも、その最高のノロケ話には、 「車に戻ったら、駐車禁止の黄色い輪っかが付いていた」というオチ付き。 本当の話らしい。それでも素敵な話だけど。

舞台袖から、「じかん」と書いた紙を貼った、 バルーンの人形がそろりそろりとムーンウォーク(岩田さん談)して来る。 彼(?)は後に、「キュー出しくん」とか「時間ですよ人形」とか呼ばれるもので、 スタッフの代わりに時間超過を知らせに来るのだが、 たいていは冷たく扱われる運命にあるようだ。

アフレココーナー
石塚くん、陶山くんも呼び出して、久しぶりに生アフレコ。やったね。
立ち位置は、下手から、陶山、森川、岩田、檜山、石塚、の順。

今回のシナリオは、まだ発売前の「エデンを遠く離れて3」から。 加藤役の森川さん、芹ちゃん役の檜山さんと、川原役の岩田さんが出演している。
今回取り上げるシーンには、小野坂昌也が演じた椿本、 井上和彦が演じた氷山も登場する。 当然これを石塚・陶山で担当することになるのだが、カタシくんがさっさと椿本を確保。 陶山くんが氷山役を担当することになる。

陶山くんは、最初からおどおどしている。 森川さんが「頑張れよ」と肩に手を置いただけで、飛び上がらんほどの驚きよう。 当然、森川さんの加藤は堂に入っているし、明らかに氷山が負けている。 途中、このふたりを評して、 芹ちゃんの「ゴジラとキングギドラの対決だ」という台詞があったのだが、
岩田「弱そうでしたね。氷山は加藤と張り合うぐらい強いはずなんだけど。」
檜山「ゴジラとキングギドラだからね。」
岩田「ジャイアンとノビ太ぐらいの強さでしたね。」

次のシーンは、登場人物は3人、加藤・芹沢・氷山。 氷山を岩田さんが担当し、とりあえずはキャストどおりで。
このシーンは、氷山と一緒に外泊した加藤を、 ヤキモチを焼いた芹ちゃんがなじるシーン。「氷山」は「ヒヤマ」と読むため、 そこここに不思議な気分にさせられる台詞が満載である。 しかも、森川さんは、ものすごく楽しそう。 特にクライマックス(?)の台詞「俺とヒヤマが(以下略)」では、 あれは絶対に加藤ではない、素でしょ、と言いたくなるような、にこにこ顔を見せる。 台詞の詳細が気になる人は、CDを聴いて、当たりをつけてください。(笑)

代わって、同じシーンを、岩田・陶山・石塚でもう一度。岩田さんの自己申告で、 加藤は岩田さんに。陶山くん、前もってカタシくんをつかまえて密談し、 役を押し付け合っていた模様だが、「お前、芹ちゃんだろう」のひと言で決定。
岩田さんの加藤は、最初からオヤジ全開。アドリブを交えたオヤジ加藤に、 森川さんも檜山さんも、舞台上で、身体をふたつに折って大笑い。しかもこの加藤は、 いつの間に丹下段平になったのか、「立つんだジョー」と叫び始め、 なにやらわけの分からないまま、大爆笑のうちにシーン終了?

森川「本当に『エデンを遠く離れ』ましたけど。」
檜山「これを聴いて、買おうと思う人がいるんだろうか。」
増えたと思いますけど? (笑)

ネタネタアンケート
チケットを申し込むときに、申込用紙にアンケートを記入するようになっていた。
Q1 森川・檜山のユニット名をつけることになったら?
Q2 「おまえらのためだろ!」のニックネームは?
Q3 「おまえらのためだろ!」の新コーナーに、名前だけを付けてください。 中身は我々が考えます。
ユニット名には、「ザ・原人ズ」「おしゃまさんとおませさん」「帝王と殿様」 「昔恐竜だった」「ライオンと調教師」など。
檜山「どっちがライオンですかね。」
森川「俺じゃない?」
やはりいろいろと面白いのは、コーナー名。

マドレーヌが縮んじゃいました
檜山「そもそもマドレーヌは縮むものなのか?」
森川「そういう観点で考えちゃいけないんだよ。」
なんとなくズレた発言を繰り返す森川さんに、
檜山「お前、マドレーヌって何だか、知ってるか?」
森川「うん。窓辺に。」
はい? でも、とりあえず、欧風焼き菓子だということはわかっていた模様。
森川「マドレーヌが窓辺にたてかけ。で、日に当たりすぎで、縮んじゃう。 つまり、『食べ頃が過ぎてしまいました』っていうことだね。」
檜山「縮んじゃうんだよ。賞味期限とかの問題じゃないよ。」

お前にメロメロ
檜山「何かにメロメロ、ってこと?」
森川「芹ちゃんの鳴く声にメロメロ。」

全裸侍
森川「これは、基本的には放送できないコーナーなんですよ。 我々が、全裸でチャンバラやる。」
放送だけじゃなくて、上演もできないと思います。

うちの森川くん知りませんか
森川「家の中で、僕、よく小銭がなくなるんですよ。 お金がないな、っていうときに、うちの森川くん知りませんか、って。」
檜山「お前の家に小銭探しに行くのか? トークライブのコーナーとしては、あまりよくないな。」

エンディング
バルーンを手に再登場、ラジオ番組を告知したゲスト・岩田さんに続いて、 陶山くんとカタシくんが、バルーンを2組ずつ持って出て来る。 カタシくんは檜山さんに、陶山くんは森川さんに、それぞれバルーンを渡す。 檜山さんに渡された風船だけ黒い星形、他の4人は赤いハート(たぶんたまたま)。 その他に、白にトランプやサイコロの模様付きの風船も付いている。
「おまえらビデオ・桜」は現在ビデオチェック中。もうしばらくお待ちください。

歌: 「待ってるよ」
に合わせて、岩田さんの踊りが冴える。

5人で会場に降りて、握手して回る。 手に持ったバルーンはそこここで客席に渡してしまい、 群がるファンにもみくちゃにされながらも、会場を駆けめぐる。 岩田さんなどは、相手を見つめ、「目で殺しています」とサービス炸裂。
ひとしきり回った後、舞台に戻って、とりあえずの幕。

岩田段平の印象が強いからか、岩田さんに持って行かれたような感じがする昼の部。 でも、山川イリュージョン兄弟のネタなんて、ものすごく考えてあることが、 後になってよくわかる。
おふたりにマジックの趣味がある、 という話は聞いたことがないので、それらしく見えるように、 ずいぶん練習されたのではないだろうか。 最初は「おおっ」と思わせて、次に失敗してみせて笑いを取り、さりげなくネタばらし。 絶妙のコンビネーションがないと、実現できないプログラムだったのでは。


TOPPAGEトップページに戻る
Copyright(C)1998-2014