森川智之プライベート・コレクション

「ネオロマンス・ライヴ ROCKET★PUNCH! 3」


「ネオロマンス・ライヴ ROCKET★PUNCH! 3」
日時:2008年9月28日(日)
1st:12:00〜12:30・12:35〜13:05・13:10〜13:40・13:45〜14:20・14:25〜13:00・アンコール13:05〜13:20
2nd:17:00〜17:30・17:35〜18:05・18:10〜18:45・18:50〜16:30・16:35〜17:10・アンコール17:15〜17:35
場所:C.C.Lemonホール
出演:2HEARTS(立木文彦&森川智之)・岩田光央・GRANRODEO(谷山紀章&飯塚昌明)・小野大輔・高橋直純

SET LIST

1st2nd
GRANRODEOパート
休憩(5分)
小野大輔パート
休憩(5分)
高橋直純パート
休憩(5分)
岩田光央パート
休憩(5分)
1.BLUE STEEL KNIGHT
2.ギャンブラー!
MC(挨拶〜ライヴ告知)
3.約束の地へWHITE SILENT EVE
MC(PV)
4.RED HOT ROSES
2HEARTSコント劇場-
5.ALL MY LIFEBrand-New Future
アンコール
7.ROCKET★PUNCH!テーマ(仮)
バンドメンバー紹介
MC〜トーク
8.僕たちのAnniversary
-写真撮影
-出演者全員で手をつないでお辞儀

BAND MEMBERS(2HEARTSのみ)

BLOODY RUBY
Guitar飯塚昌明
近藤尚如
Bass瀧田イサム
Drums市川義久
Keyboards高山淳
Piano川勝陽一
Chorus宮崎達也

COSTUME
1st:
立木:
白に胸に黒で模様のプリントされたTシャツ、 黒の光沢のある生地のスタンドカラーブルゾン。黒のカーゴパンツ、黒のスニーカー、 裏は白。白のハンチングに薄茶色のサングラス。
アンコールでは、黒のROCKET★PUNCH!3Tシャツ、ボトムはそのまま。
森川:
黒の光沢のある織りで縦ストライプの入った長袖シャツ、裾はパンツにイン。 胸元はみぞおちの下あたりまで開けている。袖は肘までまくり上げるときも。 黒のスリムパンツ、裾はブーツイン。ベルトは黒革にシルバーの鋲打ち。 右腰に5連くらいの飾りのついたウォレットチェーン、房のついた飾りもつけている。 さらに、 グレーの地に黒でシマウマ模様のようなウネウネした波型模様の入ったスカーフを、 右腰後ろのあたりにサッシュのようにぶらさげている。黒の編み上げブーツ。
胸元に2HEARTSロゴ、首右側(喉仏の右下あたり)にバタフライのタトゥー。 ペンダント、チョーカー、チェーンネックレスの重ね付け。ペンダントトップはクロス、 黒革紐のチョーカーのトップは輪。どちらも、 トップが2HEARTSタトゥーと重なっていたので、最初は遠目に見ると、 大きめの四角いトップかと思った。チェーンネックレスはもっと長く、 前が2連になっているタイプ。このチェーンネックレスは、 以前のROCKET PUNCHあたりでもしていたような気がする。 右手首にチェーンブレスレット、右中指には、シルバーの幅の広いリング、 表面に彫りがあるみたいだったが、細かくは見えず。
黒のテンガロンハット、左側のツバには、 透明なジルコニア(ガラス玉かも?(笑))を連ねた飾りのついたピン。石の下がりは2本で、 長め。パーティ用のピアスをゴツくした感じで、先のほうの石が大きくなっている。 アンコールでは汗に濡れた髪にからまっているときも。サングラス等はなし。
アンコールでは、黒のROCKET★PUNCH!2Tシャツ。ボトムとアクセサリはそのまま。 テンガロンハットもかぶっている。

2nd:
立木:
白に胸にプリントのあるTシャツ、黒のジャケット、ライトを浴びると光る生地。 ボトムは1stと同じ、黒のカーゴパンツと黒のスニーカー。 黒のつばのある帽子、黒のサングラス。
アンコールでは、グレーにラグランスリーブが濃紺のROCKET★PUNCH!3長袖Tシャツ。
森川:
薄手の黒の地に、 シルバーの糸の刺繍で縦ストライプのような柄を入れた生地の長袖シャツ、 裾は外に出している。胸元はみぞおちの下あたりまで開けている。
それ以外は1stと同じ。黒のスリムパンツ、裾は黒の編み上げブーツにイン。 ウォレットチェーン、スカーフ、タトゥー、ペンダント、チョーカー、ネックレス、 ブレスレット、リングも同じ。サングラス等もなし。最初は帽子なし。 「RED HOT ROSES」のときに後ろにあったテンガロンハット(1stと同じ)をかぶり、 最後までかぶったまま。
アンコールでは、グレーにラグランスリーブが濃紺のROCKET★PUNCH!3Tシャツ。 半袖だったと思う。フーミンは長袖だったけど。 まくりあげていただけとは思えなかったけどなあ。 アクセサリ等はそのまま、帽子はなし。

MC

MCはとても少ない。曲と曲の間にひと息つくためにしゃべってるのでは、って感じ。 下手したら全部で5分くらいかも。もうちょっとしゃべったかな。
そんなMCの中から、印象に残ったものをいくつか。1stと2ndはぐちゃぐちゃ。

初っ端から続けて2曲。2曲目の頭で、
森川「ヘイヘイ、渋谷。まだ行けるか? お前たちを天国に行かせてやるぜ!!」
1stも2ndも微妙に違うけどだいたい同じ。 上は2ndで、1stは「天国に」がなかったかな。

最初のMC冒頭、1stでの自己紹介。
立木「こんにちは。2HEARTSです。」
森川「2HEARTSの、オレの名は…。」(耳に手を当てて会場に)
会場「トシー!」
立木「2HEARTSの、ボクの名は?」(「オレ」でくると思ったのに)
会場「フーミーン!!」
ちゃんと「2HEARTSのプロデューサーは?」も訊いてた。

2HEARTSのソロライヴを、2009/2/7に開催。
森川「こんなに活動してるんですけど、次回のソロライヴでセカンドライヴです。」
かなり会場を煽ったところで、
立木「こんな、40代の、アダルトなユニットが。」
森川「そっちですか! 今、すっごいカッコよく決めたのに。」

Zepp Tokyoは広いから力を貸して、と訴えた後、
森川「このおじさんたちを感動の渦に巻き込んでください。」
スタンディングでZepp Tokyoいっぱいにするには、ここの1.5倍必要です…。
森川「みんなのパワーをください。」
立木「元気と勇気と愛をください。」
森川「約束できますか?」
立木「判、押せますか?」
森川「(フーミンに向かって)えっ?」
立木「判。印鑑。」
森川「フーミン、その格好でそんなこと言われたら怖い。」
立木「そうだね。人格、じゃないや、キャラクター考えなきゃね。」

1stでは、この告知から次の曲(「約束の地へ」)に行く流れ。
森川「これで約束された、ということですね。 それじゃあ、次回の約束の地は、Zepp Tokyoということで。」
2ndでBLOGの問題の答え合わせ。 2HEARTSは、元気と勇気と「LOVE」を与えるんだって。

PV撮影の話で。
森川「2HEARTS、活動して長いんですけど、なかなかフーミンが忙しくてね。」
立木「あらあ。言われちゃった。この話始めると、1日話していられるね。」
森川「けっこうタイトなスケジュールで、ここだけってときに長野県に行って、 PV撮影して、ジャケットも全部その日に撮ってしまいました。」
立木「それが2HEARTSのノリですね。」
森川「今巷で騒がれてる『アラフォー』、元気な40代。頑張っていきます。」

立木「できあがったの見ると、すごい感慨深いね。」
森川「フーミンが、犯罪じゃないか、ってぐらい、フェロモン出てるんですよ。 鎖ジャラジャラのマイクに仁王立ちしてて、抱かれてもいいな、って思った。」
立木「また言ったー。ステージの上で。」
森川「そのくらいカッコいいですよ。」
立木「ありがとう。なんて言ったらいいかわからないくらい。」
いつも、フーミンのどこに行くかわからないトークに振り回されているトシが、 逆襲したかと思ったら。
立木「俺は、トシの唇に、ね。」
森川「唇!?」
またまた「?」で返り討ち。 フーミンは、投げキッスとかのことを言いたかったみたい。

1stでの「2HEARTSコント劇場」は、なんと、夫婦コント。
いきなり舞台に座り込むトシ。 何が始まるのかと思ったら、甲高い声で、夫の帰りが遅い、とぼやきはじめる。 帰ってきたフーミンに、今までどこにいたの、と詰め寄るトシ(なんかおかしいなあ、 この表現(笑)。帰ってきた夫に詰め寄る妻。これだ)。
夫「北千住のBLOODY RUBYで飲んでた。」
妻「北千住北千住って、あなた、そんなに北千住が好きなら、 北千住と結婚すればよかったじゃない!!」
妻は、30年連れ添った夫が、何の仕事をしているのか知らないらしい。 問い詰める妻に、夫は神妙な顔で、
夫「ここだけの話、仕事は、森の妖精なんだ。」
なんだか不思議な世界が出来上がっている舞台中央に向かって、 見るに見かねたジョニーが、「おーい」とツッコミを始める。それを聞こえないふりで、 「こんな感じでいいの?」「森の妖精はちょっと…」とコソコソささやき合う夫婦(!?)。
飯塚「おーい、おっさん。」
夫婦「(ジョニーを振り向いて)え?」
飯塚「(メロディに乗せるように)ねえ、フーミン。」
会場「(続けて)こっち向いて!!」
いいのか、これ。(笑)
飯塚「これ、DVDになるんだから。そんなのいらないよ。」
いや、DVDにできなそうなことを言ったのはあなたじゃないですかね。(笑)
そんなジョニーに、フーミンとトシ、メロディ付きで「問題ないっしょ」。 問題ないなら、「ALL MY LIFE」だ!

1stのアンコールで、コール&レスポンスが終わってみると、 水の入った帽子をそのままかぶったように、 滝のような汗で髪も顔もびしょびしょのトシ。
岩田「大丈夫? 2HEARTS、連続だからね。今若干、遠い目してたよ。」
トシは「大丈夫」と言ってたけど、ちょっと放心状態のように見えた。
2ndでは、ちょっと余裕があったのか、口数も多い。紀章くんに、
森川「目がつり上がってるよ。」
谷山「もともとです!! 爬虫類っぽい顔なんです!」


IMPRESSIONS

最初、スタッフがセッティングした舞台には、2本のマイクスタンドが。 両方共に、鎖が巻き付いている。 1曲目、「BLUE STEEL KNIGHT」の途中でふたりで揃って左右にマイクスタンドを蹴倒し、 その後はハンドマイクで。
以前は、相手を(主にトシがフーミンを)確認しながら動いたり、振りを付けたり、 目配せしたりしていたが、だんだん相手を見ずに動くようになった。 それでも動きがバッチリ合う。

1stも2ndも、とても綺麗に声が出ていた。
初っ端がハードめな「BLUE STEEL KNIGHT」で、でもハードすぎないから、 声は出しやすかっただろう。それに続いて、「ギャンブラー!」で全開に。 とても丁寧に歌っていながら、勢いはなくさない。シャウトもよく通っていたし、 バラッドの高音も綺麗に響いていて、安心して聴けた。
でも、舞台のあちこちにとてもよく動くけど、表情はあまり動いていない。 「トシ」の演出に成功したからあまり崩さなかった、のならいいけど。 1stのアンコールでは、ものすごく汗だく。2ndのアンコールでは、 ちょっと落ち着いてきた感じで、表情もやわらかくなっていた。 「モリモリ」に戻った感じ。

「ネオロマンスだけど、ここはR指定」と前置きして始めた、「RED HOT ROSES」。 期待に違わぬ濃厚な出来上がりで、CDよりもいちだんと空気の密度が増したよう。 しかも、2ndでは、帽子をかぶって戻ってきたときに、手には赤い薔薇が1輪。 そしてそれは、途中で客席へ。
しかし、あの、あれはないだろう。1stではトシがひとりで、なんと、叫んだのだ。 さあ壊れるぞ、と、準備万端で迎えた観客が、 一瞬戸惑ったのが手に取るように伝わってきた。 本来なら、もっと声にならない嬌声で充満していただろうに。 2ndではふたりで合わせてで、まあ多少はマシだったし、観客も覚悟していたけど。 でも「ギャンブラー!」の台詞みたいに、生で聴くのが楽しみだったのになあ。

みぞおちの下までボタンを開け、厚い胸板を惜しげもなくさらけ出した衣装。 歌に合わせて、自分でもっとはだけて見せるシーンも。もちろん、歓声の渦。
シャツをインしていた1stでは、ボタンははずれていないのに、裾のほうが開いて、 胸だけでなくお腹もチラチラ。「おへそが出ちゃった」と言いながら、 シャツの裾をしまい込む様子は、全然トシじゃなかったけど。

今回は5バンドが出演。当然、セットの切り替えの時間が必要になる。しかも4回。 この時間が長いと、せっかくヒートアップした気持ちがしぼんでしまい、 ダラダラした雰囲気になるので、それが4回もあったら、と、かなり心配していた。 でも、とても順調に切り替えができるように考えられていて、全部5分以内だった。 それでも、10分×2回と5分×4回では、合計すると待ち時間は同じなんだけど。
小野くんは直純くんのバンドに演奏してもらっていたので、セット切り替えはなし。 みっちゃんから2HEARTSはギターが代わるだけだったので、そこの時間はより短縮。 そして、2HEARTS終了からアンコールまでは、実は5分もない。2〜3分だったかも。 2HEARTSはたぶん、Tシャツに着替えるのが精一杯で、汗を拭く暇もなかったのでは。

今回のバンドセットは、GRANRODEOセット、小野・高橋セット(直純くんのバンド)、 岩田・2HEARTSセット(BLOODY RUBY)。GRANRODEOは人数が少なく、 ベースはBLOODY RUBYと兼任だけど、それでもまるまる2バンドはいるわけで、 人数は多い。ドラムなんか、3人もいる(笑)。
アンコールには、バンドメンバーも全員揃っている。 が、全員が楽器を演奏するスペースはない。半分以上は、ステージの後ろに固まって、 手拍子。メンバー紹介はアンコールのときに、全員(楽器を持たずにいるメンバーも)を、 ヴォーカリストたちが順に紹介していくのだが、 手持ち無沙汰な様子がなかなか楽しい。
写真撮影のときに、森川さんが、 みんな同じ服着てるから誰が誰だかわからない(みんな同じ色のライヴTシャツだった)、 と言ってたけど、確かに(笑)。 ベースの瀧田さんだけは、髪の色で後ろからでも一目瞭然。

アンコールの仕切りは、全面的にみっちゃん。 「Rocket Punchのテーマ」のコール&レスポンスで煽りまくる。 みっちゃんのお得意で、関係者席まで駆り出す。 そういえばこれ、やられたほうはびっくりする、って森川さん言ってたな。
その後のトークなども、みっちゃんが全部引っ張ってくれていた。 他のメンバーはみんな、半分放心状態(笑)。楽しそうではあったけど。 それでも森川さんは、写真撮影のときには、 率先して仕切りのアシスタントを務める余裕がでてきていたようだ。 みっちゃん、これはこうしたほうがいいよ、などと、細かい気遣いを見せていた。

恒例の「僕たちのAnniversary」では、森川さんが自分のパートのときに、 直純くんの顔を見てから真ん中に出てくる。 でも直純くんは端っこにいたままだったので、手を伸ばして、 「カモン!」というふうに手を振り、コーラスを要求。 直純くんは離れたところでだけど、お馴染みのコーラスを付けてくれた。 1stがそんな感じで直純くんが出て来なかったからか、2ndでは、 森川さんが直純くんの近くまで行き、今度はふたりで一緒にコーラス。
ソロパートは、今回はメンバーも増えているので、それぞれの担当パートをもとに、 全員に割り振る。全員2回ずつぐらい、ソロを取れる寸法。 そして今回はなんと、GRANRODEOの流れで、ジョニー飯塚もワンフレーズ参戦!! いつもコーラスはやっているから、声は聴いているけど、ソロを聴くのは珍しい。

やっぱり30分は短い。本当にあっという間に終わってしまう。MCも短いし。
GRANRODEOは飯塚さんの希望でトップバッター。生バンドは初めてで初々しい小野くん、 舞台慣れしてるけどちょっとアウェイな雰囲気の直純くん、 相変わらず盛り上げ上手なみっちゃん、締めくくりは我らが2HEARTS。 みんなかなり時間厳守で、まとまりよく構成し、始まる前に懸念した、 4時間ライヴになることはなかった。 万一の危険性を考えてか、早い時間に始まったし、スタンディングでなかったので、 間の時間でもひと息つけた。朝は早くてたいへんだったけど。
しかし、これだけ音楽性がバラバラな組み合わせも珍しいと思えるジョイントだった。 バラエティに富んでいて、意外に楽しいけれど、でもやっぱり5曲30分は物足りない。 盛り上がってきたな、と思ったら、「最後の曲です」。どのバンドのファンも、 もうちょっと、と思ったことだろう。ジョイントだとしても、もうちょっと、と。 今後どっちの方向に進むのかわからないけれど、とりあえずはソロライヴ!!


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