森川智之プライベート・コレクション

「セイント・ビースト4thパーティ」


「セイント・ビースト4thパーティ」
日時: 2007年3月25日(日) 1回目:14:15〜16:10/2回目:18:00〜20:00
場所:YOKOHAMA BLITZ
出演: 森川智之、櫻井孝宏、宮田幸季、吉野裕行、杉田智和、鈴村健一、鳥海浩輔、福山潤

構成と全体の印象
構成は基本的に1回目と2回目は同じ。
全体の進行を森川、各コーナーの進行を、櫻井・宮田・吉野でそれぞれ担当。 森川さんは、このメンバーではやっぱり兄貴的存在だからか、 櫻井くんや吉野くんがコーナーを仕切っているときにも、 ときどき森川さんに確認しながら進めることも。 特に森川さんが牛耳っているというわけではなく、確かめるように、 「ね」「うん」というだけのやりとりだが、頼られている感じがする。 その点、宮田くんはとてもマイペースだ(笑)。

このメンバーだとしかたないのかもしれないが、森川さんは、 全体的に口数が少なかった印象を受けた。声を発している、という意味では、 全体の進行を担当していたこともあるから、そうでもないのだが、 そういう進行を離れた言葉はほとんどなかった感じ。会話には参加して、 ときどきは口をはさむのだが、森川さん中心の話にはならず、 あまり印象に残る発言はなかった。キャストどうし、仲のいい人や、 特性をわかっている人が多かったからか、けっこう面白い話はあったんだけど。 まったくフリーなトークのコーナーがなかったことも、敗因(?)のひとつかも。

グダグダなトークも、微妙な間も、なれたメンバーだから面白い、という感じ。 四聖獣以外の4人が、飛ばすこと、飛ばすこと。ダラダラだが面白いので、 誰も止めず、思いっきりやらせて、 4人の自己紹介(それも役名と名前を言うだけ)で5分近くかかったり。
出演メンバーが好きで、そういうのを楽しめる人には、 なかなか楽しいイベントだっただろう。 もともと、「セイント・ビースト」のイベントに、 かっちりとした構成を期待している人はいないかもしれないけど。

四聖獣だけのときの立ち位置は、舞台下手から、宮田、櫻井、森川、吉野。 他の4人が出てくると、四聖獣はそのまま上手側に移動、 下手側に、福山、鳥海、鈴村、杉田の順で並ぶ。
椅子が出てくるコーナーがあるのだが、中央のスクリーンの両脇に、4席ずつ。 そのときの順番は、舞台下手から、下手側が、福山、鳥海、鈴村、杉田。 上手側は、森川、櫻井、宮田、吉野。下手側に椅子がないときも同じ。

森川さんの衣装
1回目・2回目とも、服の着方は同じ。黒のTシャツにスリムパンツ、 足首とふくらはぎの間ぐらいの長さの黒の編み上げブーツで、 パンツの裾は中に入れている。Tシャツの裾はパンツに入れ、 ベルトはバックルが目立つタイプ。 ジップアップタイプでスタントカラーのショートブルゾン、前は開けている。 ペンダントも2回とも同じ。シルバーで、トップはオーバルタイプの大きめの黒い石に、 シルバーの縁取りが付いている。
1回目:
黒のスリムジーンズ、ベルトのバックルは黒で、 エンブレム型の回りと中央のクロスがシルバー。 ショートブルゾンはブラックデニム、スタンドカラーで、両手首にもジッパー付き。 濃い茶色のサングラスをずっとかけっぱなし。
「炎の十字架〜ブラッディ・クロス〜」のときだけ、ペンダントが違う。 赤のクリアな石が全体にはめ込まれてキラキラ光る、クロスのトップ。 まさに「炎の十字架」。 クロスの両側から何重にも細いチェーンが下がっている、ゴージャスなデザイン。
2回目:
黒に薄いストライプが入った生地のスリムパンツ、脇にライン入り、 両太ももにポケット口はあるが、ポケットはないみたい。 ベルトのバックルは、シルバーの透かし模様のオーバル型。 黒の、左胸などにプリントのあるショートブルゾン。 右手首に、細いシルバーチェーンが何重にもなったブレスレット。 「ROCKET☆PUNCH」ライヴで途中ではずしたやつかも。
2回目もサングラスをずっとかけていた(ゲームコーナーでは、 時間つぶしのときにちょっとはずしたりしていた)が、 シャッフルトークのあたりだったか、はずして頭に乗せたりしていた後、 そのままはずして、ペンダントにひっかける。 ビデオメッセージで引っ込むまでそのまま。 歌で登場したときには、またかけていた。 サングラス自体は、黒の四角いので、1回目とは違ったのではないか(自信なし)。

オープニング(挨拶)
幕の後ろからひと言ずつ、キャラクターで台詞を言った後に、幕が上がる。 舞台にいるのは四聖獣のみ。

ひとりずつ、森川、櫻井、宮田、吉野の順で挨拶する。
1回目:
「みなさん、こんにちは。久しぶり。今日は雨の中、よく来ていただきました。 これから楽しんでいきますので、よろしくお願いします。」
2回目:
「こんばんは。久しぶりです。頑張っていきたいと思います。 よろしくお願いします。」

ビデオメッセージ
セイント・ビーストで印象的なのは、ビデオメッセージ。 派手に印象的な人から、細かいところで笑いを取る人まで、いろいろ。 森川さん的に印象的だったのは、杉田くんの、お風呂の中に消えていくもの、とか。

上手に椅子が出てきて、みんな座ってメッセージを観る。 石田彰と緑川光からのメッセージ。 このふたりは、ひとりずつでも強力だが、ふたり一緒だと、倍増どころの話でない。 そのすごさは言葉では伝えられないので、DVDに収録されるのを祈ってて。
ポイントは、1回目は、緑川さんの「肩のもの」と、 用意周到な緑川さんにちょっと引きつつも、しっかり乗っかって相手をする石田さん。 2回目は、緑川さんの「肩のもの」を石田くんが抱え、緑川さんはピンクの帽子。

他メンバーの登場
メッセージ終了後、影マイクで声がかかり、他の4人が下手袖から登場。 1回目はてれてれと登場しただけだったが、2回目は、 前の人の肩に手をかけてつらなって、上手に抜けていく。 舞台上の4人もその後ろにつらなり、全員上手にハケてしまう。楽しそうだ(笑)。 もちろんすぐ戻ってきたけど。
杉田、鈴村、鳥海、福山の順で挨拶。

「光陰叙事詩天使譚」放映直前トークコーナー
進行担当は櫻井くん。まずは、収録のこぼれ話など。
2回目では、鈴村くんが差し入れで持ってきた、8個で1500円の高級たこ焼きの話。 普通のと両方持ってきて、食べ比べて、みんな1500円のほうがおいしいと言ったのに、 唯一宮田くんだけ、普通ののほうがおいしいと言ったらしい。
画面にキャラの首がいっぱい並んだ絵が出て、各キャラの話をひととおり。 それに続いて、プロモーション映像を観る。勝手にいろんなツッコミを口々に。

ライヴドラマ
マイクがセットされる。立ち位置は、椅子に座るときと同じ。 椅子の前あたりにマイクスタンドが並べられた感じ。
1回目:「ケダモノたちの手乗りサイズ」
2回目:「ケダモノたちのスパイ大作戦」
どちらも、女神の鏡に付いていた小箱から出る煙にまかれると、 ミニチュアサイズになってしまうことによって起こる、悲喜こもごも(?)な話。
森川「久しぶりにこういうドラマをやって、なつかしい感じがしました。」

ゲーム「ドボンはだーれだ」
進行は宮田くん。
森川チーム・宮田チームに4人ずつ分かれ、20人のキャラクターから、 それぞれのチームごとにドボンキャラを決め、 そのキャラを当てないようにするゲーム。
「当てない」ことが勝つポイントのため、簡単には決着が付かず、 勝つためにはできるだけ時間をかけないといけないので、盛り上がりに欠ける。 さらに、ルールが微妙に難しすぎて(馴染みがないこともあって)、 やるほうもどうやったら面白くなるかわからず、 ポイントがわかった頃には終わりだった。 最初は3回やる予定だったのだが、時間がかかりすぎて、1回しかできなかった。

チーム分けは、その場で箱から籤を引いて決め、森川チームは下手、 宮田チームは上手に並ぶ。下手から、吉野、櫻井、鳥海、森川、宮田、鈴村、杉田、 福山。ドボンキャラは、森川チームがゴウ、宮田チームがパール。

答えを言う前に、ひとつずつ、Yes/Noクエスチョンを会場に投げかけるのだが、 ピンポイントに攻める質問と範囲を狭めていく質問とで、 人によってアプローチが違うのも面白い。 ピンポイントの質問は、当たればその場で答えがわかってしまう。 ずいぶん進んでからだが、櫻井くんの「肩に乗ってるか」という質問が、 宮田チームの「パール」にど真ん中。会場の「Yes」の答えに気をよくした森川さん、 「肩に乗ってますか」「イエー」を綺麗なシャウトと最高のノリで披露してくれた。
そんな感じで、両チームとも途中で答えがわかってしまい、 順番のみでの決戦になったので、ジャンケンで決着を付けることに。 スズとよっちんがジャンケンをするが、よっちんが勝ったため、 宮田チームが罰ゲーム。

罰ゲームは、栄養ドリンク一気飲みと、「敗北に最も貢献した人」をチーム内で選び、 桜の花が付いたピンクアフロを次のコーナーでかぶる、というもの。 ピンクアフロは、ジャンケンに負けた鈴村くんに自動的に決定。

森川さん、栄養ドリンクがうらやましそう。さりげなく開けている。 というか、最初から8本用意されてるのって、こういう展開を予測してた?
鈴村「兄者が開けた。」
森川「中盤に差し掛かってるし。」
結局、森川チームも全員が飲むことに。が、なんと、森川さんは一口飲んで、 ちゃっかり戻している。そのときには他のメンバーは全部飲んだ後。
森川「お前、全部飲んだの?」
鳥海「(一口しか飲んでいない瓶を指して)兄者!!」
結局森川さんも、全部一気飲みを余儀なくされる。

2回目は、ルールはほぼそのままで、そのキャラを当てる、というのに変わっている。 ちょっとはマシになった、かな。
鈴村「お客さんも、昼間いた人は、そうだろうね、と思ってるよ。」
チーム分けは、1回目とほとんど変わらず。鳥海くんと福山くんが入れ替わっただけ。 下手から、吉野、櫻井、福山、森川、宮田、鈴村、杉田、鳥海。
ドボンキャラは、両チームともカサンドラ。 自分のチームと同じとは思わなかったらしく、けっこう手間取ったが、 結局森川チームの負け。 ピンクアフロは、会場からのリクエストで、ジュンジュンに(年功序列?)。

聖獣封印記念シャッフルトークコーナー
進行担当は吉野くん。まずは、ドラマCD(全15枚)の内容を簡単に紹介。
1回目はそれぞれきちんと紹介していたが、2回目は、ものすごい速さですっ飛ばす。 確かに、既に聴いているファンには冗長だし、 聴いていない人にわかるほどの説明でもないし、 たくさん出ているということがわかるだけで、 省略しても問題ないパートではあった。

「セイント・スイッチ」というものが登場する。単なるボタンだと思うのだが。 ルーレットのように画像が変わっているときに、そのスイッチを押すと、 どこかで止まり、そのシーンをその場で再現する、という趣向。

1回目:
杉田くんがキラのパートを。キラとマヤの他に、村人を鳥海・福山、そして、 馬:櫻井、犬:森川、猫:宮田、というラインナップ。吉野くんはナレーション。
櫻井くんも森川さんも宮田くんも、ここぞとばかりに大喜びで演じる。 もともとは、ちょっとおどろおどろしい感じのシーンだったはずだが、 馬と犬と猫が最初から最後まで鳴きっぱなしの、 えらく騒がしいシーンになってしまった(笑)。
続いて鳥海くんが引き当てたのは、シヴァとパンドラのシーン。

2回目:
吉野くんの提案で、「シャッフルトーク」という名前なので、ということで、 役をチェンジする。誰がどの役をやるかは、その場の自己申告。

鈴村くんが引き当てたマヤのシーンは、四聖獣と放浪天使が全員登場する。 自己申告により決まったキャストは、以下のとおり。
ゴウ:宮田
シン:福山
レイ:杉田
ガイ:鈴村
キラ:鳥海
マヤ:森川
ナレーション:吉野
SE:櫻井
みんな、自分の声の特性と、キャラとのギャップがよくわかっているらしく、 素晴らしいキャスティングになった。特に、兄者に宮田くんが名乗りを上げたときの、 会場だけでなく舞台の上のどよめきは、期待に満ちあふれていた(?)。 森川さんは、「SEやろうかなと思ったんだけど」マヤに立候補。
結果は、みんなの期待を裏切らないほど、いろんな意味で素晴らしい出来。 終わった後、森川さんは開口一番、「俺、宮田にゴウあげる。負けた。」

続いて、福山が引き当てたシーンは、パンドラとシヴァのふたりだけ。 ここでは、会場の希望もあり、 前のシーンで役を持たなかった櫻井くんと吉野くんのふたりが演じる。 これまた会場の希望で、櫻井くんのシヴァは声高め、吉野くんのパンドラは声低め。

CD完結記念ビデオメッセージ
またまた、石田・緑川のコンビからのビデオメッセージ。1回目と2回目は同じ。
ビデオ開始とともに、ステージ上のメンバーは全員引っ込む。

ライヴコーナー
選曲等は不明。なんとなくバランスはよくなかったけど、森川ファンとしては、 昼夜とも歌ってうれたので、すごくうれしかった。

1回目:
「炎の十字架〜ブラッディクロス〜」森川智之
「悠久の旅路」鈴村健一
「虹の橋を越えて」吉野裕行
2回目:
「永久(とわ)のいましめ」鳥海浩輔
「終わらない夢のひととき」森川智之

「炎の十字架」は、出トチリ、歌詞忘れ、伴奏と合わなかったりでボロボロ(笑)。 音程も取りにくい、難しい曲だからしかたないけど。ディナーショーでは、 オープニングだったのに、もっとちゃんと歌えていたのは、生バンドだったから? でも、ピュアなオールドロック、しかもハイトーンシャウト付きの歌なので、 ステージで歌ってくれるとうれしい。
「終わらない夢のひととき」は、それに比べるとずいぶん歌いやすいだろう。 スロースターターが1日の最後に歌った、ということもあってか、 かなり余裕があったように見えた。

エンディング(挨拶と告知)
最後に歌った人はステージに残り、他のみんなが出てきて、エンディング。 櫻井、宮田、吉野、杉田、鈴村、鳥海、福山、森川、の順で、ひとりずつ、 告知(セイント・ビースト関係)と挨拶をする。

1回目:
「兄者です。今回、みなさんと久しぶりに会えて、うれしかったです。 今日は本当にありがとうございました。セイント・ビーストは、 来週からテレビアニメも始まりますので、ご覧になって、応援してください。 またどこかでお会いしましょう。」
2回目:
「兄者です。シャッフルトークやったときに、 セイント・ビーストのパーティの面白さはこれだ、と、思い出しました。 みんなで相談しながら、面白くやっていこうよ、みたいな気持ちがひとつになると、 いろんなものが生まれるね。 セイント・ビーストは、違うタイトルの作品から生まれてきたもので、 まさかこんなに大きくなるとは思っていませんでした。 応援してくれたみなさんのおかげです。今日はありがとうございました。」

2回目のみ、サインボールをいくつかずつ、会場に投げ込んで終わり。 アンコールも何もない、あっさりした終わり方だった。

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