| 作詞 | 森川智之 |
|---|---|
| 作曲 | 広瀬充寿 |
| 編曲 | 広瀬充寿 |
| 曲調 | スローテンポ、シリアス、中音域高め、バラッド |
| 収録 |
2007/1/28 アクセルとボクのおしゃべりBOX 2007/8/8 森川智之ディナーショー 冬の陽の暖かさに包まれて in 赤坂プリンスホテル (ライヴ・バージョン) (DVD) |
この曲を聴いたときに受ける感動は、この曲自体の魅力はもとより、
この曲がそのために書かれた、
「20周年記念ディナーショー」を思い出すことによるものが大きいだろう。
森川さんがずっと支えてきてくれたファンのことを思いつつ書いた、
という曲で(描かれた個々のシーンは、森川智之とそのファンの構図としては、
思い当たるというか、容易に想像できるシチュエイションばかり)、
ディナーショーのステージでの彼の笑顔や、この曲を歌っているときの生真面目な表情、
感極まって声を詰まらせたときなどを思い出すと、
曲とオーバーラップして、感動がぐぐっと胸元にこみ上げてくるわけである。
そういう付随的なものを抜きにして聴くのは、
ディナーショーを経験したファンである身としてはかなり困難な作業ではある(笑)が、
挑戦してみる。
歌詞は、メッセージ性が強いというよりも、心情の吐露といった感じの、
とても素朴なもの。やわらかくてやさしくて静かだが、心の中には強い想いがあって、
おだやかに見えながらも、実はその安らかさを大切に思う熱い気持ちが見え隠れする。
歌詞としては、器用ではないが、飾り気のない言葉でつづられている。
「冬の陽の暖かさに包まれて」というサブタイトルに合わせたこともあるのだろうが、
ほんのりとやわらかい日射しと、おだやかなあたたかさを感じさせてくれる。
子供の頃の、幼馴染みとの淡い恋の思い出を歌っているようだが、
比喩的に社会に出て成長していく自分自身を投影することもできる。
「君」との時間は、美しい思い出とも思えるし、今も続いているとも思える。
はっきりとしたストーリーがあるではなく、心あたたまる心象風景を歌ったもので、
それが過去のことでも今のことでも、聴いた人の聴いたときの気持ち次第。
「思い出」を歌う形になっていることもあるだろうが、メロディやアレンジも、
全体的に「なつかしさ」を強く感じさせる。イントロでの、
水音やピチャンという雫の音の清冽な響きも、思い出の清らかさの表れのようだ。
たぶんいろんな負の気持ちもあっただろうに、そういうことはすべて忘れて、
豊かに満たされた気持ちになる。それもたぶん、この曲の持っているやさしさのひとつ。
サビは歌い上げるメロディなのだが、気負った感じがない。あくまでもおだやか。
でも、エンディングのスキャットは、満たされて余裕があるようにみえた、
そんな心の内からあふれ出たような勢いがある。
ロックを歌うときの突き抜けるようなハイトーンとも違う、
高めだが広がりのある声は、裏声との境界あたりで歌いにくいかもしれないが、
たぶん若い頃の真っ直ぐな歌い方では表現しきれなかった、艶と余裕が感じられる。
こういうところが「20周年」の価値なのかも。(笑)
広瀬さんの特徴なのか森川さんの好みか、徹頭徹尾やわらかくやさしいアレンジと曲調。
メロディラインも技巧に走ったものではなく、素朴だが、しっとりと落ち着く。
冒険はしないで安心して聴いていられるアレンジも、あたたかく心地よい。
余談だが、自分の持っているアレンジャーのイメージをひと言で言うと、
広瀬さんはジェントル、中嶋さんはゴージャス、飯塚さんはソリッド、
西岡さんはスタイリッシュ、という感じ。
なんとなく思い付いただけなので、いろいろ広く聴くと違うのかもしれないけど。
みんな、本当にいろいろなタイプの曲を書いている人ばかりだから。
……自分の挑戦が成功した気がしない…(がっくり)。
| 作詞 | 速水奨 |
|---|---|
| 作曲 | 清水永之 |
| 編曲 | 清水永之 |
| 共演 | 速水奨、松本保典、檜山修之、堀内賢雄、関俊彦、千葉進歩、福山潤 (合唱) |
| 曲調 | ミディアムテンポ、シリアス、ずいぶん原曲と印象が変わってしまった… |
| 収録 |
2007/2/14 S.S.D.S. 秋の大診察会 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2008/3/14 S.S.D.S. 2007秋の診察会 2007 (ライヴ・バージョン) (DVD) 2003/9/26 Super Stylish Doctors Story 愛の解体新書I ドラマアルバム [歌:速水奨、高橋直純] 2005/12/25 S.S.D.S. 御名刺代わり (ライヴ・バージョン) [歌:速水奨、高橋直純] (DVD) |
| 備考 | 「Super Stylish Doctors Story」のミヒャエル・シューマイヤーとしての曲。 |
もともとは、ドクターの速水奨と、新田和人役の高橋直純の曲。
速水さんのキーなので、直純くんはずいぶん低い声で歌っている。
ライヴでも基本的に、生きているのはヴォーカルマイクのみで、
歌のパートを担当する人たちの声しか聞こえないのだが、
2007/10/1「秋の大診察会」のライヴ・バージョンは、直純くんが欠席で、
誰を代理に立てるといったことはなく、速水さんの他はなんとなくみんなで歌っている。
みんなのマイクが生きていたようで、そこここで声は聞こえるが、
特にパートがあったわけではない。
曲自体はそんなに熱いわけではない。独特の特徴のある速水ボイスと、
そのキーに合わせた直純くんの、彼自身からはイメージできない色っぽい歌い方で、
どっちかというとちょっと雰囲気出し過ぎなのでは、という感じなのだが、
いつの間にやら「拳を突き上げて叫ぶ」合いの手が入るようになり、
一緒にこの作品に出演している檜山さんなどは、
それに命を賭けているような叫びよう(笑)。森川さんもそれに合わせて、
とても楽しそうに声を張り上げている。まあいえば、ロボットアニメのイベントで、
男性ファンに混ざって「うおーっ」とか叫ぶような、
そんな熱さを感じさせる曲になってしまった。
ダンサーの振りをみんなで真似たりして、一体感がとても感じられる、
そんなところが魅力の曲。……って、森川さんの歌の魅力じゃないなあ(爆)。
でも、シューマイくんもいつも楽しそうなので、一緒に楽しむのがいいのでは。
| 作詞 | Tommy Page,訳詞:小寺陽子 |
|---|---|
| 作曲 | Tommy Page |
| 編曲 | Tommy Page |
| 曲調 | スローテンポ、シリアス、高めでかわいい、バラッド |
| 収録 |
2007/7/13 フルハウス フィフス・シーズンコレクターズ・ボックス (DVD) |
| 備考 | 海外ドラマ「フルハウス」ゲスト出演のトミー・ペイジとしての曲。 |
「フルハウス」の第110話「ステフ、10歳の日に/Crushed」(第5シーズン第16話)が、
日本で最初に放送されたのは、1995/6/14。12年後にやっと、
DVD-BOXとして映像メディアに収録された。なので、実際に歌ったのは、12年前。
本来なら作品中の歌はカウントしないのだが(鼻歌程度とかはきりがないし、
すべての作品をチェックするわけにもいかない)、この曲は明らかに、
演技の一環とは別に歌だけ収録された感じだし(台詞のかぶらないテイクがある)、
曲として独立しているので、「挿入歌」的な扱いにしてもいいのでは、と判断した。
そして何よりも、あまりにもキュートなので、是非ともリストに加えたかった、
という、個人的な想いもある。でも、メディア化されていなかったので、
テレビでの再放送を待つしかなかったのだが、やっとDVD化されたことで、
晴れてコレクションに加えることができた、わけである。
(実はもう1曲、海外ドラマで、きちんと歌っている曲があることを知っているのだが、
そっちはまだDVD化されていない(たぶん)。
しかも、ちょっと難しい歌なので…ごにょごにょ。)
トミー・ペイジはアメリカのアイドル歌手(?)だが、自分で曲作りもする。
ドラマには本人役として登場し、タナー家の娘、
ステファニーへのバースデイプレゼントとして、この曲を披露する、という役どころ。
サービス精神旺盛で、求められれば女の子たちに甘い言葉をささやく、
天然なのやら計算づくなのやらわからない、でもキュートで魅力的な登場人物である。
(実際のトミー・ペイジがそうなのかは知らない。)
そんなトミーを演じる森川さんは、終始かわいらしい。
本人が「天使の声」と称したくなるのもわかるような(笑)、高めで甘い、
でも凛としたノーブルな声で演じている。そして、そのままの声で歌っている。
アイドルポップスの甘いバラッドなのだが、当時の森川さんの持ち歌を伺わせるような、
舌足らずに聞こえる巻き舌も、そこここで聴かれる。
決して上手いとは言えないかもしれない。「今」聴くと、
最近歌っている他の曲とどうしても比べてしまうのだが、この曲を歌ったのは12年前、
森川さんが20代後半の頃。そう思って聴くとさらに、かわいらしさに拍車がかかる。
歌詞も、愛を告白する甘いものなので、ちょっと甘えたようなかわいい声が好きなら、
聴いてみることをお勧めしたい。ワンコーラスだけのためにDVD-BOXは、
というのはあるかもしれないけれど、レンタルもあるようなので、是非。
吹き替えはもちろん、トミー・ペイジの原曲も、ドラマのために作った曲らしく、
CDには収録されていないようだ。彼の公式サイトで公開しているが、
それもドラマで放送したときの音の模様。トミーの声もとってもかわいらしい。