森川智之プライベート・コレクション

森川智之「歌」(1995年)レヴュー

(2000/7/30現在)

1995年

ブレイブアップ!!ファイヤージェイデッカー [00.07.09掲載]

作詞横山武
作曲岩崎文紀
編曲岩崎文紀
共演古澤徹 (デュエット)
曲調ミディアムテンポ、シリアス、低めの声
収録 1995/1/1 勇者警察ジェイデッカー オリジナル・サウンド・トラックII BRAVE HEART, FOREVER
備考「勇者警察ジェイデッカー」のデュークとしての曲。

森川さん、わざと古澤徹の声に似せてたり…しないよね。
かなり抑えた低めの声を使っています。 きっとデュークがこういう声だったんでしょうね(観たことない(爆))。 それでも、声を張るときとかに、森川さんらしく上に抜けて広がろうとするのですが、 意識してそれを抑えている感じ。 シンプルなリズムで、あまり歌い上げるのに適したメロディラインではないのですが、 なんというか、拳を握りしめて「力強く」歌うのが合っている感じ、かな。
サビがデュエットになっているのですが、ユニゾンではなく、 森川さんが綺麗にコーラスを担当しています。コーラスパートは少し高めなので、 よく聴いていると、いつもの森川さんらしい、伸びる感じが聞こえます。
意識しないでさらっと聴くと、森川さんだと気付かないかもしれないので、 聞き分けに自信のない人は、注意して聴きましょう。細かいところが森川さんです。


天翔 [99.11.28掲載]

作詞森川智之
作曲中島優貴
編曲中島優貴
曲調アップテンポ、シリアス、中音域、ハードロック調
収録 1995/3/1 天翔/DREAM OF YOU (CDSingle)
1995/3/1 天翔/DREAM OF YOU (off vocal version) (CDSingle)
1995/4/26 黄龍の耳 〜美那の章〜前編 (ショートバージョン、OVAオープニング) (LD)
1995/6/1 黄龍の耳 〜美那の章〜後編 (ショートバージョン、OVAオープニング) (LD)
1995/9/1 黄龍の耳 OVA&ステレオドラマ オリジナルサウンドトラック (ビデオサイズ・バージョン)
1995/9/1 黄龍の耳 OVA&ステレオドラマ オリジナルサウンドトラック (ビデオサイズ・バージョン2)
1996/4/25 黄龍の耳 ヴォーカルベストコレクション (リミックスヴァージョン)
1997/3/1 GARDEN OF EDEN (リミックスヴァージョン)
備考「黄龍の耳」の棗希郎衛門としての曲。

この曲は、アニメ版「黄龍の耳」のオープニング。この作品(「黄龍の耳」)の音楽には、 ラジオドラマの曲も含めて、森川さんの音楽性が大きく反映されています。 リミックスバージョンは、森川さんのベストアルバムにも収録されています。
とってもドライヴ感のある曲です。 どんな感じのドライヴ感かというと、70年代の古き良きハードロックをご存知の方は、 Deep Purpleの「Highway Star」などを思い浮かべていただければ。 知らない方も、「えー、そんな古くさいの?」などとは思わないでね。(爆)
「黄龍の耳」で森川さんが演じた主人公・棗希郎衛門は、普通の人にはない、 代々受け継いだ黄龍の力(?)を持った、弱冠20歳の男の子なのだけれど、 とにかく人間離れしています。ああいうのが、男の人の理想なのかなあ。
おっと、そういう話じゃなくて、そういう力を持った人なので、 いざというときには、こう、ぐるぐるぐるーっと、周りが渦を巻くようになって、 背後にはででーんと黄龍かなんかが力強く構えていて、 というような感じのドライヴ感です。 アニメにそういうシーンがあった、とかいう話じゃありません(覚えてない(爆))。 そういうイメージの曲、ということです。却ってわかりにくかったかな。(苦笑)
ヴォーカルも力強い歌い方です。音域はあんまり高くはなくて、 高いところはどちらかというとシャウト系になってしまうので、 「高音の伸び」というのもと違うけれど、 でも、力強いドライヴ感に酔うには最適だと思います。


Blue Blue my love lullaby [99.08.22掲載]

作詞島エリナ
作曲中村裕介
編曲西岡治彦
共演林原めぐみ (デュエット)
曲調スローテンポ、ブルース、かなりの低音、渋い!!
収録 1995/5/24 宇宙の騎士テッカマンブレードII See you… (Aki & D-Boy Version)
1993/2/5 宇宙の騎士テッカマンブレード Blue Blue my love lullaby [歌:中村裕介、三松亜美]
備考「宇宙の騎士テッカマンブレード」のD-Boyとしての曲。曲が発表されたのは「I」のときだが、「Aki & D-Boy Version」は「II」のとき。

これも、もともとは作曲者の中村裕介と、三松亜美の歌でしたが、 それを恋人・Aki役の林原めぐみとのデュエットでカバーしています。
これは、森川さんの歌声を知っている人でも(人は?)びっくり!! 最初何気なく聴くと、森川さんだ、と気づかないこともあるのではないかと思います。 森川さんだ、ということがわかっても、いつもの歌声とのあまりの違いに、 「本当に森川さん?」と、いつもの特徴を探すために耳をすました人も多いかも。 あとはただただ、「森川さんってスゴイ」と感嘆の声をあげるばかり。
ものすごくシブい。カッコいい。セクシー。 「ギルティー」とかの高音の色っぽさとは違う、 落ち着いた大人の魅力(爆)、というか。 あまりに声を抑えて、低く歌っているので、伸びが感じられないのが少しだけ残念。 ハイトーン好きには、ちょっと物足りないんだけどね。 低音の好きな人はたまらないと思います。
林原めぐみも、さすがに歌がうまいと認められているだけあって、 アンニュイな色気のある(でもどこか毅然としている)歌声は、 森川さんの渋さと相俟って、この曲の魅力を最大限に引き出しています。
とにかく、一度聴いておいて損はしない曲です。


TRUE [99.10.17掲載]

作詞森川智之
作曲中島優貴
編曲中島優貴
曲調アップテンポ、シリアス、ハイトーン、テクノ風(?)ポップス
収録 1995/6/1 黄龍の耳VOL.1
1995/8/2 黄龍の耳VOL.2 (ラジオサイズ・バージョン)
1995/9/1 黄龍の耳 OVA&ステレオドラマ オリジナルサウンドトラック
1995/10/1 黄龍の耳VOL.3 「ガイアの雫」編 (ラジオサイズ・バージョン)
1995/12/1 黄龍の耳VOL.4 「黒い馬ドラド」編 (ラジオサイズ・バージョン)
1995/12/21 黄龍の耳 ステレオドラマ オリジナルサウンドトラック2 (ラジオサイズ・バージョン)
1996/2/1 黄龍の耳VOL.5 「セシル」編 (ラジオサイズ・バージョン)
1996/4/1 黄龍の耳VOL.6 「ムルロア死闘」編 (ラジオサイズ・バージョン)
1996/4/25 黄龍の耳 ヴォーカルベストコレクション (リミックスヴァージョン)
1997/3/1 GARDEN OF EDEN (リミックスヴァージョン)
備考「黄龍の耳」の棗希郎衛門としての曲。

初めて「GARDEN OF EDEN」で聴いたとき、 友だちに「AXSみたいな曲」って言ったのを思い出した。(笑)
「黄龍の耳」は、アニメ及びオーディオドラマで森川さんが主人公・棗希郎衛門を演じ、 主題歌やキャラクターソングも歌った作品。森川さん自身の希望で、 曲の制作段階からかかわったため、森川さんの音楽性が反映されています。
この曲は、ラジオドラマのオープニング(?)に使われたもの。リミックスバージョンは、 森川さんのベストアルバムにも収録されています。
なんでAXSと思ったか、というと…なんでだろう。 ちょっと宇宙っぽさを感じさせる曲調とアレンジと歌詞(韻)、というか。 歌謡曲っぽい泥臭さを持ったテクノポップスだから、かもしれません。
森川さんの高音も綺麗に伸びて、貴水博之のようなキンキンのハイトーンじゃないけど、 澄んだ、かなり高い声が聴けます。 歌詞は、とても力強くて、「未来」とか「希望」とかが無条件に信じられそう。 なのに、ちょっとせつなさも感じさせるのは、やっぱり高音の響きのせいかな。


魔性の赤 [00.07.30掲載]

作詞川崎ヒロユキ
作曲池毅
編曲戸塚修
曲調アップテンポ、コミカル、高音域、けっこうフラメンコ
収録 1995/7/1 十二戦支爆烈エトレンジャー ヒット曲集
備考「十二戦支爆烈エトレンジャー」のホルスとしての曲。

「エトレンジャー」は、十二支になぞった戦士たちで、ホルスは、「牛(丑)」。
牛といえば、連想するのは、もちろん闘牛ですね。 スパニッシュな香りがいっぱいの曲調です。 フラメンコギターを駆使するあたり、けっこう本格的かもしれない。
歌詞は終始コミカル。あまりの馬鹿馬鹿しさに笑ってしまう、という、 コミックソングの域に入ってしまうぐらいの歌詞です。
森川さんの声は、全体的にちょっと高めの声を使っています。といっても、 かなりおちゃらけた感じの声なので、声の伸び、とかいう問題ではありません。 森川さんの声の魅力を聴きたければ、コーラスパートを聴くのがいいかも(笑)。
随所にかけ声が入るのですが、それがなかなかナイス。 気持ちよさそうに叫んでいらっしゃいます。(笑)
聴いてるほうも、けっこう気持ちいい。


サムライDOG [00.07.23掲載]

作詞川崎ヒロユキ
作曲池毅
編曲戸塚修
曲調アップテンポ、コミカル、中音域ちょっと高め、けっこうロック
収録 1995/7/1 十二戦支爆烈エトレンジャー ヒット曲集
備考「十二戦支爆烈エトレンジャー」のポチ郎としての曲。

「エトレンジャー」は、十二支になぞった戦士たちで、ポチ郎は、「犬(戌)」。
「サムライ」なんていうので、候(そうろう)言葉などを使った歌詞ですが、 これがどうしてどうして、けっこうリードギターを聞かせたりして、面白い作り。 純和風にしなかったのが、成功している感じ。 鼓の音で日本的な感じは出していますが、ロックです。
でも、何が面白いって、やっぱり歌詞。 そういう候言葉とかを、ことごとく「英語リフレイン」みたいに作ってあるんです。 もちろん、意味は通らなくて、音だけ似せてあるだけなんですけどね。 「掘った芋いじるな」系というか。(違う?(笑))
歌は、あまり聞かせどころのない曲なので、森川さんの歌を聴きたい立場としては、 ちょっと物足りないかもしれません。森川さんの巻き舌はちょっと聴けますけど。
歌よりもイントロのギターのほうが気になるのは、ロック好きの血だろうか。(爆)


エトレンジャーマーチ [00.07.16掲載]

作詞千秋ひとし
作曲池毅
編曲戸塚修
共演坂本千夏、星野光昭、氷上恭子、納谷六朗、山野井仁、長嶝高士、宮村優子、亀井芳子、川村万梨阿、沢海陽子 (合唱)
曲調ミディアムテンポ、シリアスなんだと思う、楽しい
収録 1995/7/1 十二戦支爆烈エトレンジャー ヒット曲集
備考「十二戦支爆烈エトレンジャー」のホルス/ポチ郎としての曲。

正式なクレジットは「坂本千夏&エトレンジャー」となっていることからしても、 主に歌っているのは坂本千夏。 森川さん演じるホルスやポチ郎を含む他のエトレンジャーたちは、コーラス担当。 サビで一緒に歌ったりしてはいるが、そこで森川さんの声を聞き分けられたら、 それは大したものかもしれない。 途中でそれぞれのキャラが自分の干支を叫ぶところがあるので、 唯一エトレンジャー内で2役を兼役している森川さんは2回聴けるのがラッキーかも。
曲調はとても覚えやすく、ノリがいい。 1回聴いただけでほとんど一緒に歌えるぐらいになってしまった。 とても簡単なメロディと歌詞を何回も繰り返しているからだろうなあ。 いかにも楽しいアニメソング、という感じ。気持ちがいい。楽しい。 サビは一緒に叫ぶと、さらに気持ちよく聴けるよ。(笑)


夢の翼 〜ワルター・ワルザックの大冒険のテーマ [99.10.31掲載]

作詞川崎ヒロユキ
作曲荒川敏行
編曲荒川敏行
曲調ミディアムテンポ、コミカルっぽい、中音域、エラそう
収録 1995/9/21 ワルター・ワルザックの大冒険 (ショートバージョン)
1995/11/22 黄金勇者ゴルドラン オリジナル・サウンドトラック2
1996/10/23 声優ソング・コレクション (ショートバージョン)
備考「黄金勇者ゴルドラン」のワルター・ワルザックとしての曲。

ワルター・ワルザックは、「宇宙の騎士テッカマンブレード」のD.Boyで、 「暗いヤツ」というレッテルを貼られた森川さんが、新境地を開いた役。
この曲は、「ワルター・ワルザックの大冒険」の「オープニングテーマ」として、 ショートバージョンが収録されています。 後に、サウンドトラックにフルコーラスバージョンが収録されました。
終始偉そうに威張った感じの声で、曲調もそれにふさわしい、ちょっとゆったりした、 余裕を感じさせるものです。こういう曲を聴くと、 森川さんってキャラクターソングを歌うのがうまい、って思います。 キャラクターソングって、時には自分の声や歌い方を抑えて、 キャラクターになって歌わないといけない。 曲が難しいとなかなかそういうわけにはいかないんでしょうけれど。 声の質自体を変えて演技する人にとっては、「その声で」歌う、 ということは、なかなかたいへんなことなんだろうな、と思うのですが、 この曲はシンプルな曲でリズムもテンポも音程も難しくないからか、 なりきっている、という感じがします。
別に笑える歌詞だとかコミカルなリズムだ、というわけでは全然ないけど、 とっても楽しい曲です。


午前0時のアドベンチャー [00.01.30掲載]

作詞川崎ヒロユキ
作曲荒川敏行
編曲荒川敏行
曲調アップテンポ、軽快、中音域、かわいい
収録 1995/9/21 ワルター・ワルザックの大冒険 (ショートバージョン)
1995/11/22 黄金勇者ゴルドラン オリジナル・サウンドトラック2
備考「黄金勇者ゴルドラン」のワルター・ワルザックとしての曲。

ワルター・ワルザックが主役のCDドラマのエンディング曲。 オープニングは「夢の翼」だが、 「エラそう」な曲調と歌い方のオープニングと違って、 軽快でポップで、とてもかわいい曲。
ワルター・ワルザックがどういうキャラクターか、話でしか聞いたことがないのだが、 少なくとも彼自身が一般的に見せようとしているのは、 オープニングのほうのイメージなんだろう、と思う。 歌詞を読んでも、どうしてもワルターとつながらないんだけど、 もしかしたら彼の本質は、こういうカワイイ人なのかもしれない。
そういう意味で、もし知らないで聴いていたら、 キャラクターソングだなんて思わないかもしれない。 間違ってもワルター・ワルザックだとは思わないだろうと思う。
曲も可愛らしければ歌詞もキュート。ウブな高校生みたいな歌詞で(というか、 今時は中学生でもこんなこと言わないか(爆))、とっても微笑ましい。 歌い方もそれに合わせて、とってもかわいい。
2番の歌詞が微笑ましすぎて思わず顔がほころんでしまうほどなので、 できればフルコーラス・バージョンをお勧めします。


ダイヤモンド・ファシスト [00.01.09掲載]

作詞北川みゆき
作曲新井理生
編曲羽毛田丈史
曲調アップテンポ、シリアス、中音域、ちょっとロックっぽいアイドルポップス
収録 1995/9/26 亜未!ノンストップ2 プレイバック
備考「亜未!ノンストップ」の美堂望としての曲。

美堂望はダーウィンという男の子2人組のアイドルグループのヴォーカリストで、 この曲もダーウィンの持ち歌、という設定。 収録されているCDでは、歌謡祭のノミネート曲発表、という形で紹介されます。 同じCDに収録の「罪の一秒」よりも、 ちょっとハードボイルド(?)な、 男の子っぽい曲(決して「男っぽい」ではないところが(笑))。 アイドル曲には違いはないんだけれど、アレンジもリードギターを効かせたもので、 ずいぶんロックっぽい作りです。
歌詞も前向きで、がんばりやで自信満々な美堂望らしい、のかな。 原作読んでないので、美堂望の性格付けをはっきりとは把握していないのだけれど。
曲調のロックぽさに、ちょっと硬質なよく響く森川さんの声がマッチして、 なかなかの佳作にできあがっています。 甘さはあまりないけれど、若さにあふれた、限りない可能性と意気込みを感じさせる曲。 サビの部分にかかるコーラスが、とてもナイス。もしかしたら、森川さんの重ね録り? ちょっと違うような気もするんだけど、もし別の人だとしたら、 かなり声質の似た人ですね。綺麗なハーモニーです。


罪の一秒 [99.06.13掲載]

作詞北川みゆき
作曲山本健司
編曲山本健司
曲調アップテンポ、シリアス、中音域、アイドルポップス
収録 1995/9/26 亜未!ノンストップ2 プレイバック
備考「亜未!ノンストップ」の美堂望としての曲。

「亜未!ノンストップ」は、陵亜未というアイドルの女の子と、 ダーウィンという男の子2人組のアイドルグループのヴォーカリスト美堂望との、 ラブロマンスのお話。収録されている歌も、亜未やダーウィンが歌っている、 という設定で作られたものばかりです。
なので、そのままKinki Kidsとかが歌ってもいいような、 本当にアイドルアイドルした曲。だからといって、作りがお子さま向け、 というわけでは全然なくて、アイドルの曲に佳作が多い、 という事実は否定できないわけで、この曲も、聴いていて心地よく、 胸ときめく感じで、かなりナイスな出来です。リズムもアレンジもなかなかよい。 森川さんの声も、「カッコいい男の子」の上手なヴォーカルで、ドキドキもの。
ただ、「アイドル」と言ってしまうには、森川さんが歌うとカッコよすぎるかな。 ちょっと売れセンのバンドの雰囲気にもなってしまうかも。


ふらふらロマンス [99.08.08掲載]

作詞川崎ヒロユキ
作曲西脇達弥
編曲西脇達弥
共演麻見順子 (デュエット)
曲調アップテンポ、コミカル、ハイトーン、ちょっとかわいい
収録 1995/11/22 黄金勇者ゴルドラン オリジナル・サウンドトラック2
備考「黄金勇者ゴルドラン」のワルター・ワルザックとしての曲。

「ゴルドラン」は観たことないんだけど、 このあいだのトークライヴでシャランラの話を初めて聞いたので、 これにしてみよう。
シャランラに一途に言い寄られて、嫌がっていているようでも、 まんざらじゃないワルターがかわいい。 ワルターがどういうキャラクターか詳しいことは知らないけれど、 強がっているけど根はやさしい人なんじゃないかなー、と思いました。 シャランラに向けたこの歌を聴いた限りでは、ですけどね。 しかし、さすがにシャランラは強かだ。(笑)
歌だ、歌。
コミックソングかなー、と思って、あまり期待せずに聴き始めたら、これがけっこう、 なかなか面白い音程のデュエットだったりして、かなり印象に残っています。 麻見順子の声も、あまりクセがなくて、さらっと聴けてしまうんだけれど、 どことなく落ち着かなさを感じさせる(狙ってやっていると思う)デュエット部分が、 いちばんお勧め。
そうそう、 「黄金勇者ゴルドラン」は勇者シリーズで唯一、地球を救っていないんだとか?


どうしようもない [99.09.05掲載]

作詞陶山智恵子
作曲浅田直
編曲SYSミュージシャンズ
曲調スローテンポ、バラッド、ハイトーン、歌謡曲、やわらかムード
収録 1995/12/1 プリティ・プリティ・ガール
備考「プリティ・プリティ・ガール」の林健也としての曲。

作品の素性はわかりません(爆)。偶然店頭で見かけて手に取ったら、 歌が入っていてびっくり、ラッキー、だったのです。 あまり他では聞かないタイトルで、他のメインキャストは女性ばっかりだけど、 女性声優に疎い鈴でも名前ぐらいは知っている人がほとんどです。
林健也は、主人公の女の子たちの憧れの先輩…だったっけ、校医…あれ…? すまん。一緒に入っているドラマはよく聴いていないのだ。 確かけっこう、女たらしのキザな二枚目だったと思う(笑)。
この曲は…どうしてどうして。なぜこんなところにこんな曲が、と思うような、 掘り出し物。べたべたしないムード歌謡(!?って、どんなんや)。 初めて聴いたとき、思わず「いいもん見つけた」とつぶやいてしまいました。
歌詞も、ドラマの内容とは関係ないみたいで、 ちょっと気弱な、でもケナゲで一途な男の子の気持ちを歌っています。 でもそれで歌謡曲、ってのが、やっぱりなんかアンバランスでアヤシイけど(笑)、 でも、ホント、聴きやすくて歌詞もすんなり入って来るし、いい曲です。


Last Telephone call/Dear… [99.05.23掲載]

作詞森川智之
作曲230
編曲230
曲調アップテンポ、シリアス、ハイトーン、ポップス調
収録 1995/12/1 アニメニューDJスペシャル 森川智之Vol.1
1995/?/? Adam (MUSIC CLIP) (VIDEO)
1997/3/1 GARDEN OF EDEN (オリジナルヴァージョン)
2007/8/8 森川智之ディナーショー 冬の陽の暖かさに包まれて in 赤坂プリンスホテル (ライヴ・バージョン) (DVD)

たぶん、「森川さんの歌ではこれがいちばん好き」という人、多いと思う。 その気持ちは、とてもわかる。鈴の「いちばん」は実はこれじゃないんだけど、 「いちばん」に近い大好きな曲たちのひとつであることは確かです。
ポップ調なのでとても聴きやすいけれど、歌詞をちゃんと聴くと、 胸が締め付けられるような感じがします。 森川さん自身が、自分の経験から作詞した、と、 最初に収録された「アニメニューDJスペシャル」で話しています。 トーク部分で触れた、「Dear」の後の「…」の意味など、このアルバムはとても、 「ミュージシャン・森川智之」を感じさせられます。
「Adam」収録のMUSIC CLIPの音は、「アニメニューDJスペシャル」と同じもの。 「GARDEN OF EDEN」収録のものは、 「オリジナルヴァージョン」と謳っているだけあって(?)、 歌詞とメロディが微妙に違います。こちらが最初に作られたものだったんだろうか? 聞き慣れてしまったからか、 こっちのほうがなんとなく垢抜けているような気がするんだけど。


Remember〜永遠に続く道〜 [00.07.02掲載]

作詞甲斐ケンジ
作曲中島優貴
編曲中島優貴
共演久川綾 (デュエット)
曲調アップテンポ、シリアス、ハイトーン、映画の主題歌風
収録 1995/12/21 黄龍の耳 ステレオドラマ オリジナルサウンドトラック2
1996/4/25 黄龍の耳 ヴォーカルベストコレクション
備考「黄龍の耳」の棗希郎衛門としての曲。

ものすごくキーが高い。久川綾のキーに合わせたからなのかなあ。 けど、これだけのハイトーンを、ひっくり返らずに歌ってしまうのも、 森川さんならでは、なのではないかと思う。さすがにちょっとキツそうだけど。
「黄龍の耳」の曲は、森川さんの歌っている曲はかなりロックテイストが強くて、 パワフルなヴォーカルが堪能できるのだが、この曲は印象が全然違う。 と思ったら、久川綾の曲たちがどちらかというとこういう感じなんだ。 もともとプロデューサがそういうつもりだったのか、 森川さんの歌う曲は森川さん自身が製作にかかわったために、 森川さん好みの音になったのか、そのあたりは不明だけれど。
アレンジもメロディラインも歌詞も大人っぽいけど、でも乙女チック。 デュエットで、男声パートは男性の一人称を使っているし、 ふたりで歌い上げるサビだけれど、やっぱり女性の歌だなあ、と思ってしまうのは、 久川綾テイストだからだろうか?
ひと言で言えば「青春冒険映画のヒロインが歌うテーマソング」?(なんだ、それ)


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