森川智之プライベート・コレクション

「末廣商店街」看板娘決戦大会


新DRACON'99「末廣商店街」看板娘決戦大会
日時: 1999年8月29日(日) 16:00〜19:00
場所: 東京・九段会館
主催: 学研アニメディア編集部・ワンダーファーム
出演: 林延年(司会)・森川智之(オーディション相手役)・うさぎ組(トークショウ)、 最終審査出場者、審査員、他

今回のイベントは、 「アニメディア」1999/5月号での全員プレゼントCDがそのまま課題CDになった、 ゲーム「末廣商店街」の声優オーディションの最終選考である。 「アニメディア」1999/7月号に会場審査員にご招待の案内が載り、 それに応募した人が招待券を入手している。
課題CDでも、相手役となる主人公を演じた森川さんが、 この公開審査でも相手役を担当する、ということは、 「アニメディア」の案内にも掲載され、「HEAVEN'S DOOR」の会報でも紹介された。

タイムテーブルは記録していたわけではないので、「だいたい」です。

オープニング(16:00)
司会の林延年は、タキシードを着て、オーディション決戦大会の司会者そのもの、 という感じ。舞台下手袖に設えられた演台で進行する様は、往年の宝田明を… おっと。知らないよ、知らない。ミス・インターナショナル日本代表選考会なんて。
今回のイベントの内容説明に続いて、主催者側から挨拶と、「末廣商店街」の世界観、 登場キャラクターの説明。オーディションの審査項目と審査員を紹介する。

最終審査出場者入場(16:15)
審査するキャラクター(「末廣商店街」のヒロイン、看板娘たち)は、月島靖子、 火取里香、水沢かすみ、木村志穂、金子文絵、土屋恵美、日下ちはる、の7人。 それぞれに3人ずつが最終審査に残っているので、出場者は計21人。

第1次審査:台本朗読による演技審査(16:20)
まずは、最終審査用に書き下ろされたオリジナル台本での演技審査。 相手役となる主人公(プレイヤー)を、課題CDでも演じた森川智之が担当する。

司会の林延年に呼び出されて、森川さん登場。
胸に「99」のプリントのある黒のブルゾン、前は上のほうまでとめている。 中には黒のTシャツ(襟元だけ見える)。黒い光沢のあるパンツ、黒い厚底靴。 髪はやっぱり青(でも1週間前よりちょっと落ちたかな)、眼鏡はかけていない。
森川「や、久しぶりだね、延年(えんねん)。」
林「(ランディのようなさわやか声で)やあ、さっき会ったばかりだね。 今日はこんな格好してこんなところに立ってますけど。」
森川「決まってますよ。」
林「ありがとうございます。森川さんも素晴らしい頭で。」
森川「緊張して頭が真っ青になりまして。」
林「俺は緊張しちゃって、頭の中、真っ赤。」
森川「あたま、頭じゃない…」
林「少々かみ気味ですが、がんばりましょう。さて、そちらにいる出場者のみなさんに、 やさしくアドバイスを、ひとつふたつみっつよっついつつむっつ… 時間の許す限りお願いします。」
森川「みみみみみみみみみ…」
林「わざとらしいですね。」
森川「(二枚目声で)みんな、がんばって。」
林「出場者よりもなぜか私のほうが腰砕けになった、という。」
森川「どういう意味?」
林「『好き』ってことかな。」

何だかわけのわからないトークで、多少は緊張がほぐれた(?)出場者たちが、 各キャラクターごとに、それぞれドラマを演じる。ひとりの担当は1分ちょっと。 3人が全体で4〜5分程度になるドラマを分担して演じることになる。
同じ台本ではなく、話の流れの一部なので、どのような台詞を演じるかは、 それぞれ違う。台本によって、多少印象が変わったところもあったかなあ。 それにしても、さすがに最終選考まで残っただけあって、みんなうまい。
森川さんは入れ替わり立ち替わり出場者を相手に、ちょっと頼りないけど、 でもやっぱりどう考えても女ったらし(笑)の主人公を演じている。

声の演技中の声優を見る、という機会は多くはないが、 演技に合わせて身体が動いてしまう、という話はよく耳にする。
森川さんは、ちょっと身体を反らしたり、相手をのぞき込むようにしたり、と、 姿勢は微妙に変わるがそれもあまり大きな動きではない。 一度呼びかけるときに手を振っていたけれど、 あれは観客を意識したパフォーマンスだったと思うなあ。 でなければ、相手役に対するアピール。
その代わり、というか、当たり前なんだろうけれど、表情は台詞に応じて多彩に変わる。 本当にくるくる変わる。やっぱ役者だ。でも、重い物を持ったときの演技で、 直立不動で顔だけしかめていたのには、ちょっとびっくり。 あれであんな動きを感じさせる台詞を言えるなんて。

林「森川さん、いかがでしたか。21人、ずらーっとやってしまいましたね。」
森川「はい、ごちそうさまでした(場内爆笑)。でも、本当にすごいですね。」
林「そうですね。みんな堂々として。」
森川「これだけたくさん、お客さんや審査員の前で、みなさん堂々と演技してる、 っていうのが。僕らが新人の頃なんて、絶対できないよね。」
林「僕は今でもおどおどしています。」
森川「この後、まだいろいろあるんでしょ?」
林「あるんですよ。また、がんばりましょう。」
林延年に送られて、森川さん退場。今日の森川さんの出番はここまで。

第2次審査:歌審査(16:55)
21人が自分の得意な歌を1フレーズ(2分程度)ずつ。

第3次審査:リズム・ダンス審査(17:45)
全員が、コリオグラファーの振り付けを、その場で踊る。 ジャズダンスの基礎とも言えないぐらいの基本的なステップだが、 振り写しから見ていると、「コーラスライン」のオーディションシーンみたい。 いや、そりゃ、ステップのレベルは全然違いますけどね。(爆)

審査用紙提出(17:55)
会場に招待された観客は、「会場審査員」としての役割を持っている。 審査を見て、自分の推す出場者にマークしたマークシートを提出するのである。 最終審査は、その集計結果も加味して行なわれるらしい。
会場のキャパシティは1000人以上だが、結局入場者は何人ぐらいだったんだろう。 明らかに林延年ファンと思われる女性もかなり多かったので、 審査結果に何か影響が出たのだろうか?

トークショウ(18:00)
審査結果が出るまで、2年前にも同様のオーディションにより「センチメンタル・ グラフィティ」の声優となった、「うさぎ組」5人によるトークショウ。 聞き役は総合プロデューサ、窪田正義氏。

最終審査合格者発表(18:20)
各キャラクターひとりずつ、計7人の合格者が発表される。
表彰状授与、総評を経て、閉会。18:45頃。

会場を出ると、ものすごい雷雨。昼は日差しが痛いぐらいに晴れていたので、 傘を持っていなくて、駅まで濡れながら走る人が続出でした。
今年の夏も、終わりなんですねえ。


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